第303回目は第51回日本テレビ盃勝ち馬、南関東二冠馬"ナイキアディライト"です。

通算成績43戦14勝。重賞は日本テレビ盃、かしわ記念(統一GI格上げ前)等、地方重賞を含む12勝を挙げた船橋競馬、南関東競馬を代表する馬でした。

並居る地方、中央の強豪馬たちを相手にデビューから30戦近くコンビを組んできた船橋の名手・石崎隆之騎手と共に、一歩引かず逃げ続けた走りに魅せられたファンも多かったハズです。数々の重賞レースを制した馬ですが、私的に一番の走りは勝ったレースではなく、南関三冠がかかったジャパンダートダービーです。中央の雄二頭にがっちりとマークされながらも大井の長い直線で最後まで諦めず走り抜いた姿は今でも熱いものが込み上げてきます。

そんな南関の雄・アディライトに会いに行きました。

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おー、いたいた南関の英雄が...。

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おっ、動いた。アディライト、こっちだよー。

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初めまして、アディライト。ありがとうね、挨拶に来てくれて。

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アナタは凛々しい顔しているねー。元気にしていたかい?

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そんなに笑顔全開にしてくれて。そうか、そうか、元気になんだねー(笑)、それは良かったよ。

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それにしても、無邪気で若々しい顔しているねー、アナタは...。

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こうして、会えるのもパパとしても頑張っているからだもんね。これからも頑張るんだよ。


現役を引退後、種牡馬となり初年度こそ二桁の種付け数を集めていたものの、二年目以降は2,3頭のみとなってしまいました。そんな少ない産駒からOP勝ち馬を誕生させ、現在も中央競馬にて活躍馬を誕生させています。父は日本競馬にも馴染み深い種牡馬・Devil's Bagの血を引く悲運の種牡馬・ディアブロ。母父・スリルショーも日本競馬に馴染みがあった馬あり、母系にはEl CentauroGallant Man等の馬も連なる地味ながら魅力的な血統の馬です。それだけにもう少し種付け数が伸びる事を期待したいモノです。

日本競馬縁の血を繋ぐ種牡馬・アディライト。君は種付け数に恵まれない中、しっかりと種馬としての存在意義を示している種牡馬だ。君は現役時代、あらゆる逆境の中でも自身の走りを貫き通し勝ち続けた偉大な馬だった。だから今の厳しい状況下でも決して諦める事はないだろう。悲運の死を遂げた父の数少ない後継馬として、南関の英雄として何とか頑張っておくれ。

船橋競馬が生んだ歓喜の名馬・ナイキアディライト。その走りをいつまでも心に刻み、そしてその辿り着けなかったG1の夢を産駒に託そう。この先に馬生に最上の喜びである事を祈っているよ。


放牧地で何かを訴え続けながらも理解されず、ソッポ向くアディライトをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2016-09-27 18:00 | 馬名・ナ~ | Comments(0)

第302回目はセプテンバーS勝ち馬、「偉大なる母」"アドマイヤラピス"です。

通算成績32戦7勝、重賞勝ちこそないものの、中長距離のOP特別(指摘には嵐山S勝ちがたまりません!)を2勝もしたタフネス牝馬でした。

現役時も牝馬としては非凡な能力をみせていた馬でしたが、真の意味でこの馬の能力が発揮されたのは母馬となってからでしょう。その血筋に何頭もの重賞馬を誕生させ、名繫殖馬としての地位を現在に築き上げました。近年でもTOPクラスの名牝だと私は思っています。

そんな偉大な母馬である大好きなラピスに会いに行きました。
(これらの写真は主が牧場の方の特別なお許しを得て撮影させて頂いたものです。決して許可なく、この様な撮影を行わないで下さい!)

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初めまして、ラピス。こんなところから大変失礼するよ。

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エッ!ナニ、何ナノ?」って、従業員さんと一緒にいるとはいえ、そりゃあ、警戒するよね。

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それにしてもラピス、噂に違わないカワイイお顔だねー。

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えっ、私の何処が?」って、いやー、ただ単にそういうところだと思うよ(笑)、それにしても可愛すぎるなー。

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どういうところかしらーーー?」って思いっきり寄られても...困るよ、その全部なんだから...。

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仲良しのナッカちゃんと一緒にいれて良かったね。身体に気をつけて長生きするんだよ。


フレグモーネを患いながらも痛々しい表情もみせず、愛らしい笑顔を沢山振り撒いてくれた優しい仔でした。

現在は産まれ故郷にて功労馬として穏やかな日々を送っています。

現役を引退後、繁殖牝馬となり12頭もの産駒を産み出しました。その産駒たちの顔ぶれがフジコスモスホープ、そしてロイヤルカード。誕生した産駒がどれも粒ぞろいの馬ばかり、重賞勝ちはおろか、G1勝ちも誕生させ、その偉大な血は孫仔にまで繋がれ枝葉を広げています。

幾つもの結晶を産み出した鉱石・アドマイヤラピス。その血に流れる偉大なる父・Be My Guest、そして異系が連なる母系の血を存分に活かし、何頭もの名馬を誕生させ今ではその血が孫にまで繋がっている、貴女は本当に素晴らしい名牝だね。このままで行けば、あと数年後、十数年後には偉大な母系となっているやも知れない。そんな事を考えると今から嬉しくなってしまうね。

自身を越える産駒を幾頭も誕生させた偉大なお母さん・ラピス。君の仕事の役目はもう十二分に果たしたから、後はのんびりゆっくりと過ごすんだよ。痛い脚で大変だろうけど、偉大なお母さんとして一日でも長生きしておくれ。
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# by HakodateMagosaku | 2016-09-21 18:00 | 馬名・ア~ | Comments(0)

今一度だけ、忠告致します。

ようやく、北の地も長梅雨の様だった夏が過ぎ去り、牧場巡りにうってつけの季節になりました。秋の行楽シーズンと合わせてこちらに馬巡りに訪れる方もいらっしゃると思われます。

再三に渡りこのブログで忠告しているのですが未だに牧場見学マナーが改善されていないとのことなので、今一度だけ忠告いたします。

当ブログの記事や写真を観て牧場巡りの参考となさる方がおられる様ですが、当ブログで書かれている記事、出来事を参考にしないで下さい。これらの写真や記事に書かれいる出来事は私が伺った際の出来事です。その際に関係者様に特別な許可を得て撮影しているものも多数有、現在では全く状況が変わってしまっているものが多々あります。ですので、当ブログの出来事は全くアテになりません。

何よりも正しい最新情報は"競走馬のふるさと案内所"さんと"現地の施設の方"のおっしゃる事です。その事が守れない人は、当ブログでは一切の責任を負いません。


何度もこの様な注意書きを書いてしまいましたが、人馬にとってトラブルを避ける事となると考慮し記しました。

最後に、当ブログの主旨は引退馬の現況をお伝えしたいという想いのみで続けております。ですので、もうこの様な忠告は致しません。これ以上、何らかのトラブルを関係者様等から伺った際は当ブログをファン限定もしくは非公開とさせて頂きます。

その様な事にならない様、訪問の際は是非ともルールを守り、見学して下さい。
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# by HakodateMagosaku | 2016-09-08 18:00 | 当ブログを初めての方へ | Comments(0)

第301回目は第46回札幌2歳S勝ち馬、「雄大なる馬」"グランデッツァ"です。

通算成績19戦5勝、重賞勝利数はG2を含む3勝。
強豪犇めく皐月賞にて1番人気にもなったほどの実力馬であり人気馬でもありました。

デビュー戦こそ2着と敗れたものの、二戦目は2着馬に8馬身差をつける圧勝劇。3戦目の札幌2歳Sでは後のクラシック二冠馬に勝利、その後暮れのラジオNIKKEIでは3着と敗れたものの、明け3歳となったスプリングSでは後のダービー馬に勝利し、一躍世代のTOPとして注目された馬でした。本番のクラシック2戦では敗れ、その後故障等により思う様な走りが出来ない時期が続く中、レコード勝ちを収めた都大路S、そして久しぶりの重賞勝ちとなった七夕賞の復活走は今でも記憶に残っています。

その良家のお坊ちゃま然とした美しい風貌に魅せられたファンはただ多かった様に思えます。そんな貴公子・グランデッツァ に会いに行きました。

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おっ、いたいた其処にいるのは王子様では...。

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デッツァ、久しぶり。新馬戦以来ですねー、あのパドックを周回していた時から、正かこんな形で再会するとはね。

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アレ?デッツァ、何か、私が思っていた君のイメージが違うんだけど...。

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えっ、何処が?」。アレ?、そうだね、いつもの王子様顔だった、なーんだ、私の勘違いだったようだよ、ゴメンね。

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アレ?まただ!やっぱりさー、偶にちょっと怖い顔になるんだねー。でも、意外な顔がみれて嬉しいんだけど...。

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でもデッツァ、やっぱり最後はキミらしい美しい姿で終わろうか。ホントに美しい姿形の仔だねー。


見学中も終始、愛嬌満点に気品漂う姿でいてくれた優しい仔でした。

現在はブリーダーズSSにて種牡馬として繫養されています。

現役を引退後、本年から種牡馬となり第二の馬生が始まりました。父は栗毛の光速貴公子・アグネスタキオン、母・マルバイユは仏G1勝ち馬、そして半姉には桜花賞馬・マルセリーナがいる良血馬です。それ程の血筋を持つ当馬だけに種牡馬としての需要も多いだろうと思いましたが、タキオン後継馬の不振ぶりが危惧されてか、初年度種付け数は三十頭も集まらない厳しい船出となっています。数少ない産駒にはぜひ、頑張って欲しいものです。

名牝一家出身の王子様・グランデッツァ 。現役時はクラシック級の逸材と騒がれ、君の馬生には必ずや最高の勲章が齎されるものだと信じていたファンが多かった。しかし、故障等の不運に見舞われ思う様な走りが出来なくなってしまい、その夢は泡沫と消え去ってしまった。それでも君の能力を信じ応援し続けたファンは君の復活劇に歓喜し、涙を流した事だろう。スター街道から離脱し、イチから這い上がり重賞勝ちを収めた君の不屈の精神は何よりも素晴らしいと私も思っている。種馬として出足は後手を踏んでしまったけど、それは君のデビュー戦と同じでそれ程気に掛ける事ではないよ。君の血に流れる能力を一歩一歩着実に受け継がせる事が出来れば必ずや、道は開けるハズだからね。

光速の粒子と容姿を受け継ぐ貴公子・グランデッツァ。君の産駒たちから父が成し遂げれなかった最高の勲章を齎す偉大な産駒の誕生を祈っているよ。

馬房にて愛らしい表情で迎えてくれるグランデッツァをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2016-08-31 18:00 | 馬名・ク~ | Comments(0)

第300回目は第45回北九州記念勝ち馬、「女大司祭」"メリッサ"です。

通算成績35戦6勝、重賞勝ちは北九州記念の1勝のみですが、長きに渡り走り続けた夏競馬には欠かせない牝馬でした。

3歳新馬でデビュー、初勝利まで8戦を要しその後も連戦連勝といかずともゆっくりと着実に勝ち仕上がっていった馬でした。その後、転機となった夏の小倉競馬の北九州短距離Sを勝ち上がりOP入り、その1年後には悲願である重賞制覇を果たした根性娘でした。

そんな夏競馬の短距離娘、メリッサに会いに行きました。
(これらの写真は私が訪れた際の状況です。メリッサは現役の繁殖馬ですので必ずしも常時見学出来るとは限りませんのでくれぐれもご注意下さい!)

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初めまして、メリッサ。まさか、こんな時期にアナタと会えるとは思ってなかったよ。

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ホント、嬉しいなーって...、メリッサ、会って直ぐなのに何でそんなブサ顔しているの?

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おー、元気そうで良かった、お腹もポッコリしてすっかり、身体もお母さんになったんだねー。

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そっか、さっきの変顔はお腹が空いているってアピールだったんだね。

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ゴメンね、今日は私が来るからいつもの場所じゃないところで放牧されてたんだもんね。

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美味しいかい、メリッサ?沢山食べて良い仔を産むんだよね。

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今日はありがとうね、さあ、これからはいつもの場所に戻って一杯食べるんだよ。


現在は産まれ故郷にて繁殖馬として頑張っています。見学中、終始草を頬張り食欲旺盛だったメリッサでした。今年は何とオルフェーヴル!との仔がお腹の中にいるとの事なので楽しみな限りです。

現役を引退後、母となりこれまで4頭の産駒を産み出してきました。1頭の仔が亡くなってしまいましたのは悲しくい限りですが、産駒の中にはもう既に中央で2勝も挙げている産駒もいるだけにこれからの産駒にも大いに期待が持てそうです。父は数々の名馬を誕生させた名種牡馬・ホワイトマズル。そして母系にはオーナーが大事に血を繋いでいる日本古来の名牝・サンキストの血が流れる血統です。それだけに必ずや大きなタイトルを齎す産駒が必ずや誕生すると思っています。

夏の小倉の短距離女王・メリッサ。君は多くの勝利を得る事は出来なかったけど、常に安定した走りを続け、着実に一歩一歩勝ち上がっていった頑張り屋さんだったね。その努力の先に重賞の王冠が待っていた事は何と素晴らしいんだろうか。現役時は数々の苦渋を舐めてきただけに、仔供たちは多くの蜜を得れると嬉しいね。

働き蜂の様な走りを魅せてくれた夏の女王蜂・メリッサ。君のこれからの馬生に多くの勲章が齎され、いつの日か君の牝系が築き上げられる事を祈っているよ。
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# by HakodateMagosaku | 2016-08-18 18:00 | 馬名・メ~ | Comments(0)