第317回目は第21回共同通信杯4歳S勝ち馬”マイネルダビテ”です。

通算成績24戦4勝、重賞勝利数1勝。

クラシック前哨戦までは重賞でも活躍していたものの本番のクラシックでは実力を発揮する事が出来ず、ローカル路線に転向。 その後は福島をメインに走り続け、福島競馬の名OPレース・福島民友Cを2連覇している福島巧者の馬でした。

そんな福島好きのダビテに会いに行きました。

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この時代にデュールの直仔に、まだ会えるとは...。

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初めまして、ダビテさん、こんにちは。

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御歳33歳!とは思えない食欲だねー、良い事だ。

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(牧場の方のご厚意により外で見せて貰えましたが決して常時ではありません!お間違いなく!)
ゴメンね、わざわざ外にまで...。それにしても、可愛らしい顔だねー。

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確かに背中は垂れてきてるけど、馬体と毛づやの良さは際立っているねー。余程ケアが素晴らしいんだろうね。

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君は牧場の守り神なんだから、もっとズーーと長生きするんだよ。また会いに行くからね。


見学中、終始笑顔を振りまいてくれた仔でした。現在、歯は無くなってしまったとの事でしたが、食欲は旺盛で飼葉をすり潰しながらも食べている状態です。これだけの食欲があれば一先ず安心です。

現役を引退後、現役時のオーナーさんの牧場の下で長きに渡り功労馬としてのんびり過ごしています。

父は日本競馬に名馬を送り出した・デュール 。母・ニホンピロチャイナ にはチャイナロックダイオライト月城等の血が連なる、日本競馬古来の血統です。今日、現存している競走馬の中でこの様な歴史ある血統背景を持つ馬に出会えることは稀な事だけにダビテの競走馬としての価値も確かなものがあると思います。

名オーナーブリーダ―の思い出馬・ダビテ。君は縁あって若き時代の名オーナーと出会い、その創成期を代表する馬として走り続けた仔なんだよね。今では数々の名馬を誕生させ続けている名オーナーが、これ程溺愛しているなんて何と幸せなんだろうか...、それ程君に馳せる思いがあるんだろうね。競走馬として生を受けその血を残す事は出来ずとも、今こうして穏やかな日々を送れる事は最大の幸せだろう。

わたしの王・マイネルダビテ。これからもオーナーの、牧場の方の支えとして、長生きしておくれ。また君の愛らしい姿と笑顔に会いたくなったら会いに行くからね。さあタビテ王よ、いざ行かん、長寿の王へ
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# by HakodateMagosaku | 2017-02-08 18:00 | 馬名・マ~ | Comments(2)

第316回目は第65回東京新聞杯勝ち馬,「仏の森の王子」"ヴァンセンヌ"です。

通算成績16戦6勝、重賞勝利数1勝。

日本競馬界の傑作馬と快速名牝の産駒としてデビュー前から期待されていたものの、体質面、怪我等の影響に順調に走る事が出来なかった馬でした。そんなヴァンセンヌの唯一の充実期に獲得したタイトルが東京新聞杯。重賞勝利はこの一勝のみでしたが、その後のG2二着、そして後のマイル王、最強馬となる王者・モーリスに肉薄したレースを繰り広げる事が出来た馬だっただけに、タイトル以上の実力があった馬だったと思います。

そんな非凡な良血馬・ヴァンセンヌに会いに行きました。

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初めまして、ヴァンセンヌ王子、やっぱりお坊ちゃま顔だね。

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会って急にどうしたの?そんなションボリして...?

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ボク、種牡馬入り出来たのは良いんだけど...実績がないからお嫁さん集める事出来るかな...?」、だって?プっ、ぷ、ゴメン、ごめん、君が悩んでるのに笑ってしまって...。

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だってね、確かに君は競走馬としては重賞1勝と実績は乏しいかも知れないよ、でもね、君にはそれを補えるだけの血の背景があるじゃない?それこそが君の武器だよ、だからね自身を持って。


現役を引退後、昨年から種牡馬となりました。

初年度の種付け数は60頭を集め、新種牡馬としては上々のデビューを果たしました。父・ディープインパクト、そしてこの馬の最大の魅力は日本屈指のスプリント女王・フラワーパーク が母である事でしょう。母父に流れる伝説の短距離王・ニホンピロウイナー、そして母系に流れるノーザンテースト Herbagerセントクレスピン等の名種牡馬の奥深い血が流れているのも魅力な種牡馬です。

日本スプリント界屈指の血を繋ぐ馬・ヴァンセンヌ。現役時はその溢れんばかりの能力を十二分に発揮出来なくて歯痒かっただろう。しかし、君のファンたちは君のその血統背景や走りに大きな夢を抱いただろう。種馬となれた事によりその偉大な血を次世代に繋ぐ機会を得たのだから、遠慮せずその非凡たるスピードを産駒に遺伝させ、短距離王を誕生させて欲しい。その日が来るのを心待ちにしているからね。

馬房でリラックスするヴァンセンヌをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2017-02-02 18:00 | 馬名・イ~ | Comments(0)

第315回目は第15回根岸S勝ち馬、「砂の無事是名馬」”ノボトゥルー”です。

通算成績88戦11勝、第18回フェブラリーS勝利馬。

中央、地方、問わず将又ドバイまで、2歳から12歳まで走るも走った88戦。流石に10歳を越えてからは成績は伴わなくなったものの、砂の1200m~1600mまでの距離では抜群の成績(特に1400mの成績は突出) を残した名馬でした。G1勝ちこそ一勝ですが、現代の様に砂の重賞レースが整理されていたら、もう一つ、二つのビッグタイトルは楽に手中に収めていたハズでしょう。重賞勝利数だけでも名馬と呼ばれる馬ですが、その最大の功績は63戦連続重賞競走で走り抜けた事と、10年以上も大きな怪我なく走り抜けた事でしょう。地方競馬では稀にいますが中央競馬の一線級馬として、この先この馬ほど長きに渡り走り続ける馬はもう現れる事は無いでしょう。

そんなダート短距離界の伝説馬に会いに行きました。

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おっ、そこに居られるのは砂の英雄・トゥルー様では...。

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アレアレ、もしかして?そちらからお越しになってくれるのでしょうか?

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初めまして、トゥルー、君に会えて嬉しいよ。

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御歳、21歳!とは思えない勇ましい姿だね。それにしてもさー、いくら君が丈夫とはいえもう少し休ませながらさー、走らせてくれたらねー、でもそんな中で成績をあげ続けた君って...やっぱり生ける伝説馬だよなー。

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そうかなー、そんな大袈裟なものではないと思うんだけど...(照)。」イヤイヤ、ご謙遜なさらず...。それ位の功績をあげた馬ですよ、アナタは。

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何だか照れ臭いから、もう行くね。また来てね。」あれ、せっかく会えたのにもう行っちゃうのかい?寂しいなー。でも元気にしている様で安心したよ。


長~い競走生活を終えた後、種牡馬となり一昨年まで少数ながら産駒を輩出させ、現在は功労馬として暮らしています。

父・Broad Brushはヒムヤー系の代表馬で日米でも活躍馬を誕生させている名種牡馬。母・Nastiqueに流れる血はLe Fabuleuxこそ見掛けるものの、その他は日本ではほぼみかけない異系の血が流れる牝馬です。それ故にサンデー系やミスプロ系にも配合出来る貴重な種馬だっただけに今更ながら種牡馬引退が悔やまれ馬です。自身級の産駒は未だ誕生していないものの、数少ない産駒が中央で勝利しているだけに種付け数さえ集める事が出来ていたら重賞馬も誕生させる事が出来たかも知れません。

砂の紛いなき真の名馬・ノボトゥルー。砂なら場所、条件、時代を問わず本当に長きに渡り砂の猛者として走り続けたね。君の強靭さはどんなG1勝利数を誇る名馬より優れていただろう。現代の交流重賞の隆盛を築けたのも君の様な仔がいてくれたお陰だと思う。種牡馬として君の血をあまり残せないのは悲しいけど、この先も君の功績は決して色褪せる事はない。それだけに、これからはその満身創痍な身体を休めておくれ。

ダート界の超馬・ノボトゥルー。君のこれからの馬生が健やかで穏やかなものである事を心から祈っているよ。
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# by HakodateMagosaku | 2017-01-26 18:00 | 馬名・ノ~ | Comments(0)

第314回目は第42回AJCC勝ち馬、「米国産の首領」”アメリカンボス”です。

通算成績41戦8勝、重賞勝利はG2二勝を含む4勝。

曲者ベテランジョッキー・江田照男騎手とデビューから一貫してコンビを組み、数々の重賞勝利、そして暮れの有馬記念ではアッと言わせる演出をした人馬でした。輸送競馬がこなせれば適正的に2200mの宝塚記念が向いていただけに、出走が叶わなかったことが非常に悔やまれます。常に安定した成績を残すタイプの馬ではありませんでしたが、関東の重賞戦線では圧倒的な存在感を放つ重馬場巧者の中距離馬でした。

そんな魅惑なアメリカンなボスに会いに行きました。

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おっ、そこにいるのは不運の外国産馬・アメリカンボスでは?

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どうもお初にお目にかかります、ボス様。

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ボス、わざわざご足労恐縮致します、それに挨拶までして頂きまして...。

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元気していましたか?それにしても御歳22歳!とは思えぬ若々しい姿ですね。

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えっ、何々?「もう、ボクの事なんて競馬ファンは忘れちゃったんでしょ?」だって!何馬鹿な事言ってんの!?重賞を4勝も勝っていて、有馬では度胆を抜かされた競馬ファンは君の事忘れる訳ないじゃん!

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それにね、苦楽を共にした江田騎手はまだ現役で頑張っているんだよ、だから君も種牡馬として、あと一踏ん張りしてね。


現役を引退後、種牡馬となり少数ながらも産駒を輩出しています。

現在まで中央では重賞馬は誕生させていないものの、地方では数頭の重賞馬を誕生させています。父は日本でもお馴染みの世界的名種牡馬・Kingmambo。母・Redeemerには近年ブルードメアサイアーとして再評価されている・Dixieland Bandと貴重な系統であるインテント系を継ぐIn Realityが流れる魅力な血統背景を持つ種牡馬です。父の血は主流となっているため種付けしづらい面もありますが、母系統の貴重な血を活かす事が出来ればまだまだ魅力な配合の可能性もあり、かつ母父となってからの可能性も考えられる種牡馬だと思います。それだけに、あと一踏ん張りして欲しいものです。

アメリカの地が産み出した米の血の継ぐ馬・アメリカンボス。現役時から強力なライバルの存在で中々機会に恵まれず大舞台で暴れる事が出来ず仕舞いだったね。悲しいかな種牡馬となった後もまるで現役時代を感じさせる役割の様に思えてしまう。しかし、君の成し遂げた功績、そして君に流れるアメリカ競馬史を感じさせる魅惑な血統は、いつかの日かこの地にて開花するだろう。その時の鞍上が相棒のエダテルだったらどんなにドラマティックだろうか。米仕込の壮大な夢の続きを心待ちにしているよ。

放牧地にてのんびり過ごすボスをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2017-01-19 18:00 | 馬名・ア~ | Comments(0)

第313回目は有馬記念連覇馬、「漆黒の帝王」"シンボリクリスエス"です。

通算成績15戦8勝、G1勝利は二年連続での天皇賞・秋有馬記念
日欧米のTOPジョッキーを背に走ったレース全て掲示板を外さなかった名馬でした。

クラシックのタイトルこそ逃したものの、三歳秋には天皇賞・秋そして有馬記念を制覇。良くも悪くもまさに名門・藤沢和雄厩舎らしいローテションで大仕事を成し遂げた名馬でした。古馬となってからは思う様なローテションを組めなかった中で二年連続の偉業を成し遂げ引退レースでは現役最強誇示する圧巻のレースを魅せ付けた名馬でした。JCこそ勝てませんでしたが、あの最後の有馬記念を観る限り正に帝王という異名が相応しい馬だと思います。

そんなシンボリ軍団の黒き帝王に会いに行きました。

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おっ、いつもはここで放牧されているのか...名オーナーの、近年の最高傑作馬だったなー。

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ハーイ、クリスエス、NICE TO MEET YOU!

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うわぁ、急にこんな処に...。初めまして、そしてありがとうね、クリスエス。

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嬉しいなー、君と間近にこうして向き合えるなんて。

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元気してたかい?今年で17歳かー、パパとしても、もうベテランだねー。

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帝王とか呼ばれていたからもっとクールな仔かなーと思っていたけど、中々チャーミングなところあるんだね。

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まだまだ、老け込む歳じゃないからね、まだまだ良い仔を沢山誕生させてね。


現役を引退後、種牡馬となり初年度から多い時には200頭越え、平均でも150頭以上の肌馬を集めて来ました。本年から繫養先が変わった事と自身の有望後継産駒がスタッドインした影響を受けた為か、今年の種付け数は60頭強となってしまいましたが、毎年の様に優良な産駒を送りだしてきた馬だけに今後もまだまだ期待したいものです。父は米の名種牡馬・Kris S.、母・Tee Kayは父系こそ米の名種牡馬の血が連なりますが、母系は決して主流とはいえない血筋だけに主流であるサンデー、ミスプロ、ノーザンダンサー系にも配合が出来るのも利点です。

晩秋の大舞台を愛した黒王・シンボリクリスエス。君は名オーナーが停滞していた空白の期間を埋め、そのオーナーと共に王者として再臨した名馬だった。勲章の数では、さきの帝王に及ばずとも成し遂げた功績は決して遜色はないと思っている。中々自身級の産駒に恵まれなかったけど、到頭とんでもない産駒を誕生させたね、私は本当に嬉しいよ。あれだけの名馬を誕生させたのだから、まだまだ息子たちに遠慮はいらない。もっと王者を誕生させておくれ。

名オーナー子息が送り出した米からの帝王・シンボリクリスエス。そんな海外競馬を先取っていた名オーナー一族から誕生した二頭の帝王馬がRoyal Chargerを血を継いでいるのは何か只なるぬ縁を感じてしまうね。そのシンボリの歴史に連なる血統を活かし、いつの日にか第三の帝王の誕生を夢みてるよ。

馬房から顔を覗かせるクリスエスをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2016-12-22 18:00 | 馬名・シ~ | Comments(0)