第313回目は有馬記念連覇馬、「漆黒の帝王」"シンボリクリスエス"です。

通算成績15戦8勝、G1勝利は二年連続での天皇賞・秋有馬記念
日欧米のTOPジョッキーを背に走ったレース全て掲示板を外さなかった名馬でした。

クラシックのタイトルこそ逃したものの、三歳秋には天皇賞・秋そして有馬記念を制覇。良くも悪くもまさに名門・藤沢和雄厩舎らしいローテションで大仕事を成し遂げた名馬でした。古馬となってからは思う様なローテションを組めなかった中で二年連続の偉業を成し遂げ引退レースでは現役最強誇示する圧巻のレースを魅せ付けた名馬でした。JCこそ勝てませんでしたが、あの最後の有馬記念を観る限り正に帝王という異名が相応しい馬だと思います。

そんなシンボリ軍団の黒き帝王に会いに行きました。

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おっ、いつもはここで放牧されているのか...名オーナーの、近年の最高傑作馬だったなー。

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ハーイ、クリスエス、NICE TO MEET YOU!

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うわぁ、急にこんな処に...。初めまして、そしてありがとうね、クリスエス。

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嬉しいなー、君と間近にこうして向き合えるなんて。

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元気してたかい?今年で17歳かー、パパとしても、もうベテランだねー。

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帝王とか呼ばれていたからもっとクールな仔かなーと思っていたけど、中々チャーミングなところあるんだね。

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まだまだ、老け込む歳じゃないからね、まだまだ良い仔を沢山誕生させてね。


現役を引退後、種牡馬となり初年度から多い時には200頭越え、平均でも150頭以上の肌馬を集めて来ました。本年から繫養先が変わった事と自身の有望後継産駒がスタッドインした影響を受けた為か、今年の種付け数は60頭強となってしまいましたが、毎年の様に優良な産駒を送りだしてきた馬だけに今後もまだまだ期待したいものです。父は米の名種牡馬・Kris S.、母・Tee Kayは父系こそ米の名種牡馬の血が連なりますが、母系は決して主流とはいえない血筋だけに主流であるサンデー、ミスプロ、ノーザンダンサー系にも配合が出来るのも利点です。

晩秋の大舞台を愛した黒王・シンボリクリスエス。君は名オーナーが停滞していた空白の期間を埋め、そのオーナーと共に王者として再臨した名馬だった。勲章の数では、さきの帝王に及ばずとも成し遂げた功績は決して遜色はないと思っている。中々自身級の産駒に恵まれなかったけど、到頭とんでもない産駒を誕生させたね、私は本当に嬉しいよ。あれだけの名馬を誕生させたのだから、まだまだ息子たちに遠慮はいらない。もっと王者を誕生させておくれ。

名オーナー子息が送り出した米からの帝王・シンボリクリスエス。そんな海外競馬を先取っていた名オーナー一族から誕生した二頭の帝王馬がRoyal Chargerを血を継いでいるのは何か只なるぬ縁を感じてしまうね。そのシンボリの歴史に連なる血統を活かし、いつの日にか第三の帝王の誕生を夢みてるよ。

馬房から顔を覗かせるクリスエスをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2016-12-22 18:00 | 馬名・シ~ | Comments(0)

第312回目は第62回朝日杯FS勝ち馬、「マイル界の親分」"グランプリボス"です。

通算成績28戦6勝、重賞勝利はG1、2勝を5勝。

2歳8月デビューから6歳12月まで長きに渡り走り続け、引退年以外は毎年重賞を勝ち続けた短距離界のエース馬でした。現役最終年の年でさえG1二着、三着があるだけに常に能力は一線級のモノがあったと思います。2歳チャンピオンが3歳マイルチャンピオンとなり、負けはしたものの欧州の3歳マイル最強牡馬決定戦へ挑んだ姿勢にどれ程のファンが思いを馳せたでしょうか...少なからず私はその壮大な夢に魅せられた一人でした。

そんな王者でありながらも常に挑戦者だったボスに会いに行きました。

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オーイ、ボス会いに来たよ。初めまして...そっち側にいるのか...。

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お水を飲んでいるのか...今日は暑いからねー、タップリ飲むんだよ。それにしても、今日の天気ならこちら側に顔を出すことはないかなー。

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それなら裏側に回ってみるか...って、やっとお顔が観れたよ、改めましてこんにちはボス。元気していたかい?

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うーん、ここからでは遠いからボスの顔を上手に撮れないやー。でも顔をみせてくれてありがとうね。パパとして頑張るんだよ。


現役を引退後、種牡馬となり初年度、2年目で100頭以上の肌馬を集め、新種牡馬としては上々のスタートをきりました。母・ロージーミストはサンデー系牝馬ですが、母系には米の伝説馬・Secretariatの血が流れる魅力溢れる血統です。何といってもこの種馬の大きな武器は父である日本競馬界屈指のスプリンター・サクラバクシンオーの直系である事でしょう。父以上の距離適性を持つこの馬の産駒に今から期待してしまいます。

日本マイル界のドン・グランプリボス。君はその名に恥じる事なく幾多の大賞を掴み獲ってきた馬だった。それだけでなく父が成し遂げれなかったマイル王の称号まで獲得してくれてたね。偉大な父の産駒代表として、真の意味での父内国産馬の代表馬として牙城を守り続けた君に私は感謝しかないよ。これからは自身が成し遂げらなかった古馬マイル王の称号、そして志半ばだった海の向こうのG1制覇を成し遂げれる産駒の誕生を願っているよ。

純父内国産の最終砦・グランプリボス。父内国産という言葉が皆無となっている現代競馬界で君は異端な馬だった。その偉大な血の重責を背負い、祖父である・サクラユタカオーから繋がる壮大な浪漫を...そして偉大な内国産の血の系譜を後世まで繋いでおくれ。
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# by HakodateMagosaku | 2016-12-14 18:00 | 馬名・ク~ | Comments(0)

第311回目は第13回JCダート勝ち馬、「私達の馬」"ニホンピロアワーズ"です。

通算成績42戦13勝、重賞勝利数7勝。地方、中央問わず砂の中長距離戦線で活躍した馬でした。

数多くの重賞を勝利したアワーズの唯一のG1勝ちである第13回JCダートは、ダート界の偉大な先輩馬、そして後にダート界を牽引する後輩馬が揃ったレースでした。そんな猛者たちを相手にレコード勝ちで人馬共ににG1初勝利、そして名物オーナーに久しぶりのビッグタイトルを齎したレースでした。その後はG1勝利こそ無かったものの重賞戦線ではほぼ掲示板を外さない堅実馬ぶりでダート界を長きに渡り牽引した馬でした。

そんなダート界の功労馬・アワーズに会いに行きました。

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初めまして、アワーズ!もう、お顔を出してくれていたんだね。

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どうした?アワーズ、そんな元気のない顔して...ナニナニ?「種牡馬として実績を上げれるか、不安だよー」ってなーんだ、そんな事か君はまだ種馬としては新米だからね。

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そんなカワイイ顔しているんだから、悩んだりしないんだよ。これからも元気でね。


現役を引退後、本年から種牡馬となり、初年度である今年は20頭弱の肌馬を集めました。父は史上最高馬と称される名馬・ダンシングブレーヴの数少ない血を引く種牡馬・ホワイトマズル。母・ニホンピロルピナスは未勝利馬ながら、その母系に流れる貴重な血が魅力な血統を持つ種馬です。それだけにサンデーの血を持つ馬でありながらも、サンデー系牝馬に配合出来るのも魅力な種牡馬です。決して多い数とはいえませんが、父系に流れる偉大な血と母系に流れる良血を活かせば自信を凌ぐ産駒の誕生も夢ではありません。

砂の名優・アワーズ。少し引退する時期がズレてしまった感があるけど種牡馬入り出来たので安堵したよ。多くの重賞を勝利しながらも、常に挑戦者の様に直向きに力強く駆け抜けた君の走りはこれからも語り継がれるだろう。君の仔供たちにも君の不屈の精神が継がれれば必ず名馬が誕生するはずだからね。

小林オーナーの、酒井騎手の、そして私たちのニホンピロアワーズ。この先、君の馬生が実りある豊かな時間である事を祈っているよ。

馬房から顔を覗かせるアワーズをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2016-12-01 18:00 | 馬名・ニ~ | Comments(0)

第310回目は秋古馬三冠馬、「善の英雄」"ゼンノロブロイ"です。

通算成績20戦7勝、JRA史上二頭しかいない秋古馬三冠馬の一頭です。

期待されながらもクシック戦線、4歳春戦線では結果を出せずG2勝ち止まりで終わっていた馬が、秋を迎えこれまでの鬱憤を晴らすが如く3連勝で古馬のチャンピオン馬へ。その後は海外G1を含むレースに挑んだものの勝ち星に恵まれず引退。それでも未だに4歳秋の3戦のインパクトは未だに忘れる事が出来ません。

初めてのG1勝利である天皇賞・秋、バルク以下を置き去りにしたJC、そしてレコードを叩き出した有馬記念等、どのレースも印象深いレースですが、私的には早世してしまった電気死刑執行人にあと一歩で敗れたインターナショナルSのレースが思い起こさせます。

そんな秋競馬の英雄・ロブロイに会いに行きました。

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おっ、そこにいるのはあのロブロイでは...。

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初めまして、ロブロイ。おっと、失礼、お食事中でしたか...。

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って、急にきた!ありがとうね、何も気を使わなくていいのにー...。

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ロブロイ、調子はどうだい?って...何か機嫌良さそうだねー、それは良かった。

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今度はお外ですか?それにしても君に会う前はもっとクールな仔なのかなーと思っていたんだけど、茶目っ気がある仔だったんだねー。

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エっ、何か言った?」。いや、何でもないよ、ただね君はもっとカッコ、キメキメな仔なのかなーと思ってたって事。

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うんうん、そんな感じ。やっぱり君はカッコイイねー、これからも長生きして頑張るんだよ。


見学中、神経質な面をみせながらも愛想を振り撒いてくれたON・OFFが出来る賢い馬でした。

現役を引退後、種牡馬となり10年連続して三桁の種付け数(時には200頭以上)を集めてきましたが、牝馬に活躍馬が多い事や牡馬の大物馬が誕生していない為か今年は残念ながら50頭を切ってしまいました。それでもクラシック戦線、中距離戦線の活躍馬を初年度からコンスタントに輩出し続けている種牡馬ですのでまだまだ楽しみな種馬だと思います。父・サンデーサイレンスは主流血統ですが、母・ローミンレイチェルに流れる母系の血は日本ではかなり異端な系統なのでその特性を活かした産駒が誕生すれば大物の誕生も夢ではないと思います。

晩秋の競馬界に彩りを添えた王道古馬・ロブロイ。今年も君が輝きを放ったシーズンが始まっている。君の偉大なる秋の蹄跡のあとを辿る王道馬は暫く現れていない、だからこそ君の成し遂げた功績は未だ色褪せてはいない。多くの産駒や活躍馬を出し、少ないながら後継馬も誕生させた君だけど、欲をいえば君の能力を完全に受け継ぐ牡馬の誕生をみてみたい。大器晩成の君の事だからそろそろなんだろう?だってヒーロー(英雄)はいつだって少し遅れて登場するものだからね。

日本競馬界に現れた義賊馬・ゼンノロブロイ。君の走りは正に英雄そのものだった。その走りを受け継ぐ仔で英国に忘れた勲章を取り戻しに行こう、いつの日か。私はその日を今か今かと待っているよ。

放牧地で草を頬張るロブロイをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2016-11-23 18:00 | 馬名・セ~ | Comments(0)

第309回目は第30回マイルCS勝ち馬、「太陽神」"トーセンラー"です。

生涯成績25戦4勝、重賞勝ちはG1、G2、G3と3勝。勝ち星全てが京都コースという淀巧者でした。

デビューは2歳11月、鞍上に後の才女の相棒・武豊を乗せ勝利。4戦目にして重賞勝利を果たしたもののクラシック戦線では秋まで活躍出来ず、古馬となった4歳も未勝利で終えます。この馬の真価は5歳になり鞍上を武豊に戻した時から始まります。京都記念にて2年ぶりの勝利。それ以降、距離を問わず特化して京都コースを使われれ好走を繰り返し、迎えたマイルCSに勝利し悲願のG1馬入り。怪我により低迷していた鞍上にG1、100勝目のタイトルを齎しました。京都なら俺に任しておけ!と言い放った様な会心の勝利が今でも記憶に新しい馬です。

そんな淀の愛好家・ラーに会いに行きました。

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おー、そこにいるのはトーセンの王子様ラーではないですか?

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初めまして、ラー。元気してたかい?

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ねぇ、聞いてる?ラーって...もしかしてその構えは...

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やっぱりねー、グイッポだ!そんなに好きなのかい?

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まあね」って...好きなのは分かるけど、あんまりやり過ぎないんだよ。

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最後に顔を出してお見送りしてくれてありがとうね。元気で頑張るんだよ。


これらの写真は以前いた種牡馬場で撮影されたものです。


見学中終始、グイッポを嗜んでいたラーでした。とても愛嬌があるカワイイ仔でした。

現役を引退後、種牡馬となり本年で種馬2年目を迎えました。初年度の種付け数は64頭、今年は数を減らしましたがまずまずのスタートを果たした思います。

父は今や種牡馬としても不動の地位を確立したディープインパクト。母・プリンセスオリビアの産駒にはトラヴァーズSの勝ち馬であり米二冠馬を産み出したFlower Alleyや天皇賞・秋勝ちのスピルバーグがいる良質の血統です。ディープ産駒種牡馬が飽和状態になりかけ初めている中でもこの血統背景を活かし確実に良い産駒を誕生させてくれると思います。

距離不問の淀巧者・ラー。京都にもっとG1があれば君にどれ程タイトルが増えていただろうか。淀だったらどの条件でも本当に良く走ったね。それだけに君の産駒からはどんな適正を備えた仔が誕生するのか今から興味深いよ。ただ、その産駒はもう少し雨に強くて、他のコースもこなしてくれるこだった良いよね。

淀を愛し、雨を嫌った太陽神・トーセンラー。この先、君の流れる偉大な母の血を広め、君が得られなかったタイトルを獲得する産駒の誕生を願っているよ。その時はまた武ちゃんが乗ってくれるといいね。

馬房にてグイッポを嗜むラーをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2016-11-16 18:00 | 馬名・ト~ | Comments(0)