第328回目は第59回京王杯SC勝ち馬、「赤き剣」"レッドスパーダ"です。

通算成績27戦7勝、重賞勝利は東京新聞杯関屋記念を含む3勝。

2歳から8歳まで長きに渡り短距離戦線の名脇役馬として活躍した馬でした。500キロを優に超える雄大な馬体とチャームポイントの流星に魅せられ応援し続けたファンも多かった様に思えます。

そんな愛らしき大型馬・スパーダに会いに行きました。

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おーい、スパーダ会いに来たよ...て、オヤスミ中でしたか。

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どうも、どうも初めまして、お顔を出して挨拶してくれたんだね、ありがとう。

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えっ、どうした?ソワソワして、「顔みせたから、もう戻っていい?」って。

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ゴメン、ゴメン。まだ休みたかったんだね、今日は会えて嬉しかったよ。


現役を引退後、一昨年から種牡馬となりました。

父は日本競馬界が誇る世界の短距離馬・タイキシャトル。母・バービキャット
の父は米競馬界の最高峰種牡馬・Storm Cat。そして母系の近親馬には米の名馬・Curlinがいる世界的にも素晴らしい血統背景を持つ種馬です。初年度は30頭前後、昨年度は20頭前後と中々数を伸ばせていませんがこれ程の血を持つ馬だけに数少ない産駒から大物が誕生しても可笑しくありません。

シャトルの血を繋ぐ馬・レッドスパーダ。現役時は父譲りの雄大な馬体を活かし長きに渡り短距離戦線を駆け抜けたね。あと一歩のところでビッグタイトルは得る事が出来なかったけど、その夢の続きは君の産駒に託す事にしよう。その内に秘めた能力と愛らしさが十二分に遺伝された産駒の誕生を期待しているよ。
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# by HakodateMagosaku | 2017-05-10 18:00 | 馬名・レ~ | Comments(0)

第327回目は第58回京都新聞杯勝ち馬、"ゲシュタルト"です。

通算成績(中央、地方含め)46戦3勝。

重賞勝利はG2を1勝のみですが、長きに渡りOPクラスのレースに走り善戦し続けた馬でした。三歳戦~五歳戦までは安定した成績を維持していたものの、その後は二桁着順を繰り返す事が多くなり中央競馬から名古屋競馬移籍。移籍初戦レースを快勝し第二の競走馬生活を始めたものの僅か二戦で引退となってしまいました。派手さはないものの堅実に直向きに走り続けるこの馬に魅せられ応援していたファンは多かった様に思われます。

そんな中距離戦線の名バイプレイヤー・ゲシュタルトに会いに行きました。

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勝利数は多くないけれど、重賞2、3着は多かったよね。

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ゲシュ、会いに来たよ。今日もお勤めご苦労様でした。

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今日も大変だったろう?一杯食べるんだよってこっちに気付いてないか...。

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なになに?「聞こえているよ!」って。ゴメン、ゴメン、お食事中に邪魔したね。

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今の内に君のカワイイお顔を!って、あー、ブレちゃった...。

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まあ、その顔が観られたからいいや。今日はありがとうね、ゆっくり休むんだよ。


現在は乗馬馬として第三の馬生を送っています。

父は名馬・マンハッタンカフェ、母・エンドレスウェルズの母系には世界の大種牡馬・Sadler's Wellsと名牝・クリスザレディーの血が流れる血統です。種牡馬となっていればマンハッタンの血が貴重となった現代に面白い配合が出来る馬だった様に思えます。

知覚現象を齎す馬・ゲシュタルト。君の直向きな走りは競馬ファンの知覚に影響を与えただけでなく心にも印象を残した。幾度もライバルたちの後塵を排しながらも食らい付き走り続けたその姿に多くのファンが感銘を受けただろう。君のその強靭な精神は何処からくるのだろうか?並の馬なら一度でも精神的、体力的に限界を感じた瞬間から崩壊してしまうだろう。そう考えると君は本当に凄い馬だね。血を残す事は出来ずとも、君のその健気で生真面目な性格は新しい馬生に向いている事だろう。
君の新しき馬生の形態が良きものである事を祈っているよ。

一仕事終えてから、馬房にてカイバを頬張るゲシュタルトをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2017-05-03 18:00 | 馬名・ケ~ | Comments(0)

第326回目は第45回読売マイラーズC勝ち馬、「世界のエース」"ワールドエース"です。

通算成績17戦4勝、重賞勝利はマイラーズCの他に、きさらぎ賞の2勝。

デビュー戦を勝ち切り一戦挟んだものの、その後はクラシック前哨戦を危なげなく連勝、一躍クラシック筆頭馬となりました。そして迎えたクラシック第一戦・皐月賞、そのタイトルを手中に収めるモノだと確信していましたが不運も重なり2着と敗れます。仕切り直して迎えたクラシック二戦目・日本ダービーでは一番人気となり制覇の期待がかかりましたが、ここでも最速タイムの上がりをみせたものの結果はまさかの4着...。その後、故障により長期の休養を余儀なくされました。
次にエースがターフに戻って来たのは約1年8ヶ月後、初戦こそ敗れたものの、二戦目の重賞にてコースレコードにて勝利し完全復活か!と思われましたが、その後は精彩を欠き復調出来ないまま引退となってしまいました。

クラシック前にはあの社台グループの総帥いや日本競馬界の首領である吉田勝己オーナーが絶賛するほどの馬だったと記憶しています。確かに古馬となってからは体型などの点でマイラー度が強くなっていたかも知れませんが、私的には三歳春の時点では人気実力を兼ねた世代の中でも間違いなく一番完成度が高かった馬だった今でも思っています。それだけに春クラシックの二冠を二つとも逃す事は想像し難いモノでした。兎に角、あらゆる意味で運が悪かったとしか言えない悲運の名馬だったと思います。

そんなの幻のクラシック馬・ワールドエースに会いに行きました。

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おっ、そこに見えるのは、あのエースでは...?

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えっ、もう登場してくれるのかい?初めましてエース、君に会えて嬉しいよ。

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んっ、どうしたの?そんな顔をして...。

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なになに、「G1勝ちない僕なんて興味なんかあるの?」だって...?

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何を馬鹿げた事を言ってるの?たとえ君にG1の勝ち鞍がなくっても、大丈夫!君の実力は競馬ファンなら誰しも知っているよ。

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ただね、君はちょっとした運が無かっただけなんだ...。だからその悔しさは父として晴らそうね、頑張るんだよ。


現役を引退後、昨年から種牡馬となりました。

初年度の種付け数は131頭と大台に早くものせ、種牡馬として最高のスタートを切る事が出来ました。その初年度の種付け数が物語っている様に生産界からの期待も窺えます。父は今や日本競馬界の絶対的エース種牡馬・ディープインパクト。そして母・マンデラは名馬・Manduroの異父兄弟という良血馬。その血には今流行りの独血統を背景に持つ魅力溢れる系統です。私的には必ずや名馬が誕生するものだと思っています。

名に託された夢を継ぐ馬・ワールドエース。君は現役時は度重なる不運や故障により満足なレースが出来なかったね。君程の実力馬が長きに渡り走る事が出来なかった事はとても辛かっただろう。それでも一度きりといえ、その能力の片鱗を再度魅せつける事が出来て本当に良かった。これからはその非凡な能力を内に秘めるのではなく外に解放して良いんだからね。

幻の世界牽引馬、ワールドエース。私は願っているよ、その壮大な夢の続きは第二章へ...。

馬房からカワイイ顔を覗かせるエースをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2017-04-20 18:00 | 馬名・ワ~ | Comments(0)

第325回目は第68回皐月賞勝ち馬、葦毛の良血馬"キャプテントゥーレ"です。

通算成績20戦5勝。
重賞勝利は朝日CC連覇を含む4勝、芝中距離戦線で活躍した馬でした。

日本競馬界にて長きに渡り貢献した良血女系一族が産み出したクラシック馬。一族のトレードマークである毛色と能力を受け継ぎ走り抜けた馬でした。この馬は母、叔父、姉の悲願だけではなく父の夢をも叶えさせた馬でした。それだけに皐月賞を親仔制覇成し遂げた後の故障が悔やまれます。もし、無事に走ることさえ出来ていればタイトルがもっと増えていたハズだと思います。

そんな葦毛の良血馬・キャプテントゥーレに会いに行きました。

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こんにちはトゥーレ、初めまして。

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ビックリさせてゴメンね、わざわざ挨拶しにきてくれたのかい?

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ありがとうね、嬉しいなー、私は君の一族のファンだからこうして間近に会う事が出来て嬉しいよ。

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ウワサには聞いていたけど、それにしてもカワイイ顔しているねー。

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本当に穏やかな顔しているなー、やっぱり君は良家の御坊ちゃまだね。

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なっ、何と!そんな顔しちゃって!そんな顔されたらイチコロになってしまうよ。

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良家の御坊ちゃま、これからも身体に気をつけて長生きして下さいね。


これらの写真は種牡馬場にいた頃のモノです。

現役を引退後、種牡馬となり5年程種牡馬として繫養されたいましたが、昨年種馬を引退し現在は産まれ故郷にて功労馬として過ごしています。

種付け数は初年度は90頭弱、それから三年間は50頭前後の数を集めていたものの昨年は10頭強となってしまいました。産駒がデビューしたものの勝ち上がり率が良くなく活躍馬が誕生しない事が要因となってしまったのでしょう。現代はあらゆる意味でスピードが求められる時代だけにその事に順応出来なかったのが種馬引退という結果を産んでしまいました。

父は栗毛の高速馬・アグネスタキオン、母・エアトゥーレ、祖母・スキーパラダイスは日本競馬界の名牝で知られる一族。現代にこの馬ほど日本競馬界に長きに夢を与え、父母、祖父、祖母どのラインにも馴染み深い馬柱を確認出来る種牡馬はいるものではありません。私的にはロイヤルスキーのクロスが効いているのが溜まりません。それだけにもう少し種馬を続けて欲しかった思いがあります。とにかく今は残された産駒に期待したいものです。

葦毛の快速馬・トゥーレ。現役時は父の夢、そして一族の悲願を叶えさてくれて本当にありがとう。怪我にも負けず果敢に走り抜ける姿に魅せらたファンは少なくなかっただろう。その在り回る良血を武器に種牡馬として大暴れしてくれるものだと思っていたけど中々厳しいものだったね。それでも君は良血一族の代表として十分役割を果たしてくれた。だから後はゆっくり休むんだよ。

葦毛一族の終着馬・キャプテントゥーレ。君の旅は夢半ばで途絶えてしまったけど、君の一族の壮大な旅はまだ終わっていない。いつの日か君の血、一族の血を引く馬が祖母や叔父が戦っていた異国の戦場で夢を叶えてくれる事を祈っているよ。

馬房にて愛らしい姿をみせるトゥーレをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2017-04-13 18:00 | 馬名・キ~ | Comments(6)

第324回目は第48回産経大阪杯勝ち馬、二冠馬"ネオユニヴァース"です。

通算成績13戦7勝、皐月賞日本ダービーを含めた重賞を5勝もした名馬です。

デビュー戦からその非凡たる能力を発揮し二戦目こそ3着と敗れたものの5連勝で春二冠を制覇し世代のTOPに立ちました。ダービー後はまさかの宝塚記念出走、三歳馬としての出走自体が稀な事ですが当代の二冠馬が出走した事は正に衝撃でした。結果は敗れたものの関係者のそのチャレンジ精神に感服しました。その後、三冠を目指したものの距離や条件が合わず勝ち切れないレースが続き、早熟系統の血なのかと思われ始めた矢先に古馬初戦として迎えた、大阪杯にて59キロの重ハンデを背負いながら快勝、二冠馬の底力を魅せ付けたレースでした。その後は故障により早期に引退となってしまいましたが、怪我さえなければ中距離戦線の中心馬として活躍していたと思います。

そんな新時代の二冠馬・ネオに会いに行きました。

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おーい、ネオ会いに来たよ...ってお休み中でしたか。

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おっ、ネオこっちに来てくれたんだ。ありがとうね。

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わざわざお顔まで出してくれて...って関係者さんが来たからだね。

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ネオってこんな顔してたんだねー、可愛いなー。

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余りにもカワイイ顔だから動揺してしまってピントがズレてしまったよ(笑)。


現役を引退後、種牡馬として繫養されています。

父は日本近代競馬の祖と呼ばれる大種牡馬・サンデーサイレンス。母・ポインテッドパスは競走馬としては活躍出来ませんでしたが、繁殖馬となってからは優秀な産駒を産み出している名牝です。現代競馬では希薄となって来ているAtan系、Sicambre等の古来血統背景を持つ奥深い血がサンデーの血と相まって素晴らしい産駒を産み出したのでしょう。その魅力溢れる血がネオに受け継がれた事により優秀な種牡馬としての地位を確立しています。種付け数こそ全盛期の半分いや四分の一程となってしまいましたが、まだまだ素晴らしい産駒が誕生しています。

芝・砂不問、距離不問、早期から晩年まで走れる産駒まで揃っているだけに、私的には現代でもTOPクラスの種牡馬だと思っています。近年で種牡馬キャリア10年を越してこれ程安定した成績を出し続ける種馬は稀です。それだけにネオの種牡馬としての価値は不動だと思います。全盛期級の肌馬を集める事が出来れば今でもTOPクラスの産駒が誕生すると確信しています。

新世紀の種牡馬・ネオユニヴァ―ス。現役時も陽気なイタリアンと共にアッといわせるレースを魅せつけてくれたけど、君の最大のサプライズは種牡馬となってからだろう。正直私はこれ程まで君が種牡馬として活躍出来るものとは思ってもいなかったよ。本当にどれ程非凡な能力を秘めていたんだろうね。自身の良駒たちがスタッドインし始めた事で種付け数が格段に落ちてしまったけど、まだまだ勇退するには早過ぎるよ。これからも異次元の活躍馬の誕生期待しているよ。


新たな宇宙へ誘う馬・ネオユニヴァ―ス。これかも私たち競馬ファンに新たな世界を体感させておくれ。

関係者さんに促されながら馬房から顔を覗かせるネオをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2017-03-30 18:00 | 馬名・ネ~ | Comments(2)