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第301回目は第46回札幌2歳S勝ち馬、「雄大なる馬」"グランデッツァ"です。

通算成績19戦5勝、重賞勝利数はG2を含む3勝。
強豪犇めく皐月賞にて1番人気にもなったほどの実力馬であり人気馬でもありました。

デビュー戦こそ2着と敗れたものの、二戦目は2着馬に8馬身差をつける圧勝劇。3戦目の札幌2歳Sでは後のクラシック二冠馬に勝利、その後暮れのラジオNIKKEIでは3着と敗れたものの、明け3歳となったスプリングSでは後のダービー馬に勝利し、一躍世代のTOPとして注目された馬でした。本番のクラシック2戦では敗れ、その後故障等により思う様な走りが出来ない時期が続く中、レコード勝ちを収めた都大路S、そして久しぶりの重賞勝ちとなった七夕賞の復活走は今でも記憶に残っています。

その良家のお坊ちゃま然とした美しい風貌に魅せられたファンはただ多かった様に思えます。そんな貴公子・グランデッツァ に会いに行きました。

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おっ、いたいた其処にいるのは王子様では...。

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デッツァ、久しぶり。新馬戦以来ですねー、あのパドックを周回していた時から、正かこんな形で再会するとはね。

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アレ?デッツァ、何か、私が思っていた君のイメージが違うんだけど...。

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えっ、何処が?」。アレ?、そうだね、いつもの王子様顔だった、なーんだ、私の勘違いだったようだよ、ゴメンね。

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アレ?まただ!やっぱりさー、偶にちょっと怖い顔になるんだねー。でも、意外な顔がみれて嬉しいんだけど...。

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でもデッツァ、やっぱり最後はキミらしい美しい姿で終わろうか。ホントに美しい姿形の仔だねー。


見学中も終始、愛嬌満点に気品漂う姿でいてくれた優しい仔でした。

現在はブリーダーズSSにて種牡馬として繫養されています。

現役を引退後、本年から種牡馬となり第二の馬生が始まりました。父は栗毛の光速貴公子・アグネスタキオン、母・マルバイユは仏G1勝ち馬、そして半姉には桜花賞馬・マルセリーナがいる良血馬です。それ程の血筋を持つ当馬だけに種牡馬としての需要も多いだろうと思いましたが、タキオン後継馬の不振ぶりが危惧されてか、初年度種付け数は三十頭も集まらない厳しい船出となっています。数少ない産駒にはぜひ、頑張って欲しいものです。

名牝一家出身の王子様・グランデッツァ 。現役時はクラシック級の逸材と騒がれ、君の馬生には必ずや最高の勲章が齎されるものだと信じていたファンが多かった。しかし、故障等の不運に見舞われ思う様な走りが出来なくなってしまい、その夢は泡沫と消え去ってしまった。それでも君の能力を信じ応援し続けたファンは君の復活劇に歓喜し、涙を流した事だろう。スター街道から離脱し、イチから這い上がり重賞勝ちを収めた君の不屈の精神は何よりも素晴らしいと私も思っている。種馬として出足は後手を踏んでしまったけど、それは君のデビュー戦と同じでそれ程気に掛ける事ではないよ。君の血に流れる能力を一歩一歩着実に受け継がせる事が出来れば必ずや、道は開けるハズだからね。

光速の粒子と容姿を受け継ぐ貴公子・グランデッツァ。君の産駒たちから父が成し遂げれなかった最高の勲章を齎す偉大な産駒の誕生を祈っているよ。

馬房にて愛らしい表情で迎えてくれるグランデッツァをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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by HakodateMagosaku | 2016-08-31 18:00 | 馬名・ク~ | Comments(0)

第300回目は第45回北九州記念勝ち馬、「女大司祭」"メリッサ"です。

通算成績35戦6勝、重賞勝ちは北九州記念の1勝のみですが、長きに渡り走り続けた夏競馬には欠かせない牝馬でした。

3歳新馬でデビュー、初勝利まで8戦を要しその後も連戦連勝といかずともゆっくりと着実に勝ち仕上がっていった馬でした。その後、転機となった夏の小倉競馬の北九州短距離Sを勝ち上がりOP入り、その1年後には悲願である重賞制覇を果たした根性娘でした。

そんな夏競馬の短距離娘、メリッサに会いに行きました。
(これらの写真は私が訪れた際の状況です。メリッサは現役の繁殖馬ですので必ずしも常時見学出来るとは限りませんのでくれぐれもご注意下さい!)

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初めまして、メリッサ。まさか、こんな時期にアナタと会えるとは思ってなかったよ。

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ホント、嬉しいなーって...、メリッサ、会って直ぐなのに何でそんなブサ顔しているの?

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おー、元気そうで良かった、お腹もポッコリしてすっかり、身体もお母さんになったんだねー。

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そっか、さっきの変顔はお腹が空いているってアピールだったんだね。

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ゴメンね、今日は私が来るからいつもの場所じゃないところで放牧されてたんだもんね。

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美味しいかい、メリッサ?沢山食べて良い仔を産むんだよね。

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今日はありがとうね、さあ、これからはいつもの場所に戻って一杯食べるんだよ。


現在は産まれ故郷にて繁殖馬として頑張っています。見学中、終始草を頬張り食欲旺盛だったメリッサでした。今年は何とオルフェーヴル!との仔がお腹の中にいるとの事なので楽しみな限りです。

現役を引退後、母となりこれまで4頭の産駒を産み出してきました。1頭の仔が亡くなってしまいましたのは悲しくい限りですが、産駒の中にはもう既に中央で2勝も挙げている産駒もいるだけにこれからの産駒にも大いに期待が持てそうです。父は数々の名馬を誕生させた名種牡馬・ホワイトマズル。そして母系にはオーナーが大事に血を繋いでいる日本古来の名牝・サンキストの血が流れる血統です。それだけに必ずや大きなタイトルを齎す産駒が必ずや誕生すると思っています。

夏の小倉の短距離女王・メリッサ。君は多くの勝利を得る事は出来なかったけど、常に安定した走りを続け、着実に一歩一歩勝ち上がっていった頑張り屋さんだったね。その努力の先に重賞の王冠が待っていた事は何と素晴らしいんだろうか。現役時は数々の苦渋を舐めてきただけに、仔供たちは多くの蜜を得れると嬉しいね。

働き蜂の様な走りを魅せてくれた夏の女王蜂・メリッサ。君のこれからの馬生に多くの勲章が齎され、いつの日か君の牝系が築き上げられる事を祈っているよ。
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by HakodateMagosaku | 2016-08-18 18:00 | 馬名・メ~ | Comments(0)

第299回目はブリーダーズGC連覇馬、「南北戦争」"シビルウォー"です。

通算成績51戦11勝、地方交流重賞を5勝もした名馬です。

勝ち鞍の殆どがダート2000m以上、交流重賞には滅法強い(地方の深い砂が向いていたのでしょう?)馬でビッグタイトルこそ獲得出来ませんでしたが、砂の中距離重賞には欠かせない馬でした。良血馬でありながら、大きな怪我も無く50戦以上走った頑張り屋だった彼を私は好きでした。

そんな直向きなダート中距離界の立役者に会いに行きました。

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おっ、其処にいるのは愛しのシビルウォーでは...姿形も良かったが名前もカッコイイ馬だったなー。

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元気そうでなにより、それにしても種牡馬入り出来て本当に良かったねー。

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長く走っていたから、もしかしたら種牡馬入り出来ないんじゃないか?と本当に心配していたんだよ。君の血は貴重だからさ...ってシビル、聞いている?

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おっ、ちょっとこっち向いた!話聞いてくれてたのかなー?

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聞こえているよ!うるさいなー、今食事中だから少し黙ってて!」。そ、そうかゴメンね、

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でも、君が元気そうで何より良かった。沢山食べて第二のお仕事頑張るんだよ、また会いに来るからね。


現在はブリーダーズ・スタリオン・ステーションさんにて種牡馬として繫養されています。

初年度から60頭以上の種付け数を集め、種牡馬として順調なスタートを切りました。実績のみを考慮すればそれ程、種付け数を集めるタイプの馬ではないですが、この馬が人気を得ているのはSS系に配合出来る事が大きいからでしょう。父は米二冠馬・War Emblem、母・チケットトゥダンスには大種牡馬・Sadler's Wells、そしてRivermanが連ねる血統。父はミスプロ系ですが、三代前なのでそれ程の近親配合になりずらく、母系は日本ではまだそれ程主流血統ではないところが買われているのだと思います。何よりも魅力は遺伝能力には長けていたが繁殖能力に難があったミステリアスな名馬・War Emblemの唯一の後継馬という点でしょう。父の貴重な血を是非とも繋いで欲しいものです。

砂の中距離巧者馬・シビルウォー。君の第一の争いは終戦したけれど、第二の内戦は始まったばかりだ。国内外で砂の中距離重賞が姿を消してゆく時代だけに君の特徴を余り活かしにくくなってしまっている。しかし、君はそんな中でも実績を残しこうして種牡馬となった不屈の馬だ。その偉大な父の血を繋ぎ自身の成し遂げれなかった一番の勲章を齎す産駒を誕生させおくれ。

偉大なる米の象徴馬の夢の懸け橋馬・シビルウォー。いつの日か君の血を引く馬が偉大な父の祖国のG1を制覇する日を夢にみているよ。
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by HakodateMagosaku | 2016-08-10 18:00 | 馬名・シ~ | Comments(0)

第298回目は最年少種牡馬、「聖人ALEX」"セイントアレックス"です。

米国産まれのマル外馬として持ち込まれ、デビュー前に故障を発生し未出走(2歳時)のまま種牡馬登録を行った異端の種牡馬です。

海外では未出走馬や2歳時に故障により引退をし、種牡馬入りする馬は稀にいます。そんな例外馬は余程の良血馬か2歳戦にて強烈な印象を与えた馬のみですが、日本競馬において、まして未出走で種牡馬登録をするという行為は関係者様が余程この馬の能力をかっていたのでしょう。

そんな未知の能力を持つ、聖人アレックスに会いに行きました。

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ここにミステリアスな種牡馬アレックスがいるのか...名前の感じもカッコイイね。

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おっ、いたいた。あんな遠くにいたら、こっちに気付かないよね。

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それに帰国子女だから、少し難しい面とかあるんだろうし...ってアレ、もしかしてこっちに来る?

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うわぁ、きた!どうも、初めまして、アレックス君。

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こんな近くに来てくれて、尚且つこんなドアップなお顔まで...ありがとう。それにしても端整な顔立ちしてますね、それにキレイで澄んだ瞳だ...。

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きっと君はクールなんだろ.う..な...って、アレ?もしかして...

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ナ、ナニ、何どうしたの...?」って、そ、そのー、もしかして君は甘えん坊さんなの?

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そ、それが何?問題なの?」っていや全然問題はないんだけど、ただちょっとイメージがねー。でも、そんな君が大好きだよ。

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マイナー、マイナーって云われるのはもう嫌だろう?じゃあ、最後に良いお顔でもう一回自己紹介してみようかー。「僕の名前はセイントアレックス!だーい!」。良く出来ました!


現在もブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて種牡馬として繫養されています。

一昨年、私が見学した際にはこの仔の前に立ち止まるファンの方が全くいなく、私だけがこの仔を貸し切り状態にしていまいた。とても人懐っこく、愛嬌満点のカワイイ仔なので、この先この仔前に立ち止まるファンが少しでも増えるとアレックス君も喜ぶハズです。

父は米クラシック二冠馬・Afleet Alex。日本競馬にもお馴染みの名種牡馬・Afleetの血を繋ぐ正当後継馬。そして何といっても魅力は母・フェスティバルでしょう。ホッカイドウ競馬でデビューし、北の2歳チャンピオンに輝きその後、南関競馬に移籍。低迷期が長く続いたものの晩期には何と米競馬界へ移籍。そして米にてダート重賞を制覇した真の異端名牝です。この仔の異端の系譜は母から受け継がれたものでしょう。

異端種馬として種牡馬入りしたものの種付け数は集めれれず、初年度、2年目は所有者のグランドさんの肌馬に数頭に種付けしただけでした。そんな少ない頭数ながらデビューした産駒が地方ながら全て勝ち上がり、現在では地方重賞などでも活躍しています。そんな活躍を知ってか一時は30頭ほどの肌馬を集め、昨年からは一桁に落ちてしまいまたが、産駒の活躍次第ではまだまだ楽しみな種馬に思えます。

米と日本の懸け橋馬・セイントアレックス。君の事を地味だとか、マイナー種牡馬だとか、いう人がいるけど私は決してそうは思わないよ。だって君の血統背景や父や母の生い立ち、生産者の想いを知れば知る程君程の魅力を持つ馬はそういるものではないからね。君は米国産まれだけど、血統柱をみていると何故だかとても親しみを感じてしまう。だってアフリートアサティスホークスタークラウンドプリンスだもん...ホント日本競馬に貢献してくれた馬たちばかりだね。だから、今では日本馬よりも余計に親近感が湧いてしまうよ。

早咲きのミステリアス種牡馬・セイントアレックス。君は偉大な曾祖父と生産者の夢を繋ぐ貴重な種牡馬だ。これから臆することなく多くの活躍馬を誕生させ、志半ばで去ったアフリートの夢の続きを叶えておくれ。
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by HakodateMagosaku | 2016-08-04 18:00 | 馬名・セ~ | Comments(0)