<   2016年 01月 ( 2 )   > この月の画像一覧

第285回目は第37回AJCC勝ち馬、「稲妻の継承者」"カネツクロス"です。

通算成績28戦9勝、重賞勝利はエプソムC、鳴尾記念、AJCCの3勝。

(旧)4歳新馬でデビュー、ダート戦線で勝ち上がり徐々に力を付けていったもののクラシック戦線には出走できないままシーズンを終了。古馬となってから勝ち進み準OP、OPと連勝し勢いそのままに3連勝で重賞ホースの仲間入りを果たしました。その後、G2を連勝し父にG1のタイトルを齎す事が出来るのかも?と期待しましたが、願いは叶わず引退となってしまいました。

G1戦では頭打ち感が否めない馬でしたが、父タマモクロス同様、古馬となってから急成長した孝行息子です。職人・的場均騎手とのコンビで幾つもの重賞を走り続けた重賞戦線には欠かせない愛すべき名馬でした。


そんな愛すべき名脇役馬・カネツクロスに会いに行きました。

b0234851_16114156.jpg


広大な放牧地にキレイなお花...牧場の方に愛されているねー。

b0234851_16115270.jpg


おー、そこにいるのは愛すべき名馬カネツクロスでは...。

b0234851_16121568.jpg


初めましてカネツクロス。今年で25歳!かー、早いものだねー。

b0234851_1612423.jpg


おーい、こっちだよ。元気していたかい?近くでお話しいたいなー。

b0234851_16122614.jpg


ありがとうー!正かこんなに近くで君と話が出来るとは...嬉しいなー。

b0234851_16123771.jpg


元気そうだねー、安心したよ。ホントに現役時良く頑張ったね。

b0234851_16124714.jpg


本当にタマちゃんの血を継いで頑張り続けてくれた、君には感謝しかない...よ、ってアレ?どうしたの?「チェー、また、父ちゃんの話か...。」なんか機嫌悪くしちゃったかなー。

b0234851_16125735.jpg


お祖父ちゃんやお父さんの話ばかりしてゴメンね、現役時も色んな人達から言われ続けて嫌になっちゃうよね。でも君には稲妻の3代目継承者としての夢を託した人が沢山いた事を忘れないでね。

現役引退後は稲妻の継承者として種牡馬入りの期待がかかりましたが、晩期の成績不振と血の変換期の影響を受ける為か種牡馬入りせず、産まれ故郷のカネツ牧場にて功労馬として穏やかな日々を送っています。

母父は日本競馬に数々の馬を輩出したラッキーソブリン。そして父は言わずもがな白い稲妻二世タマモクロス、という事は父父は白い稲妻、私的最高種牡馬のシービークロス。毛色こそ祖父や父を受け継げなかったものの、晩成型の爆発力は偉大な血の継承者として相応しい一頭だっただけにこの貴重な血をぜひ、次世代に受け継がせて欲しかったものです。

でも、こうして現在の穏やかで愛に包まれた優しい日々を送るカネツクロスを観ていると殺伐とした種馬の世界に身を投じなかった事が良かった様に思えます。

祖父、父から続く、血の系譜を託された稲妻三世・カネツクロス。偉大な父の走りを知り、求めるファンにとって君はその夢を一心に託された競走馬だった。父譲りの成長力を発揮し古馬戦線を駆け上がった時は正に父の全盛期と重ね合わせたものだった。しかし勝ち上がり続け、ビッグタイトルを得る毎に募らされた夢と希望の重圧により、戸惑ってしまったのかな。偉大過ぎる父と比べられると確かに凄みに欠けるかも知れないけど、実は無冠のスターホースだった祖父とは同等なのにね。祖父との違いはただ子孫を残せなかった点だけだね。

愛しき名脇役馬・カネツクロス。偉大な血を受け継ぎ走り続けてくれてありがとう、君が居てくれた事により、稲妻の蹄跡が一時なりとも競馬史に刻む事が出来た。これから血の浪漫をみせてくれた一頭として長生きしておくれ。君のこれから日々が温かく優しいものである事を心から祈っているよ。


放牧地でのんびりと過ごすカネツクロスをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
[PR]
by HakodateMagosaku | 2016-01-21 18:00 | 馬名・カ~ | Comments(2)

第121回目は2000年の万葉Sの勝ち馬"ラスカルスズカ"part3です。

通算成績16戦4勝。
主な勝ち鞍はOP特別の万葉Sのみですが、G1、重賞での掲示板入りは多数あったのでその実力は重賞クラスの能力があったと思います。記録にはそれ程残りませんでしたが、並居る強豪ライバル馬との熱戦は記憶に残る人気馬でした。

そんなラスカルに1年ぶりに会いに行きました。

b0234851_10411780.jpg


おーい、ラスカル!元気してたかい?

b0234851_10413158.jpg


何々、何だって?「ゲンキ、ゲンキ。オレ、元気だよ。それより久しぶりだねー。

b0234851_10414364.jpg


って、私の事を覚えてくれていたの?でもー、まさかねー。

b0234851_10421899.jpg


イヤイヤ...、モグモグ...覚えているよ。」...ってホント?嬉しいいなー。

b0234851_10423595.jpg


それにしても、ラスカル?アナタはいつも本当に若々しいねー。

b0234851_10424840.jpg


エッ、そうかなー、そんな事ないと思うんだけど...モグモグ...。

b0234851_1043149.jpg


とにかく食欲が旺盛で元気そうで何よりです。いつまでも元気でいてね。


見学中、終始近くにいてくれ、愛くるしい姿で色々な話を聞いてくれる優しい仔でした。

現在はモモセライディングファームさんにて乗馬として頑張っています。

引退後、種牡馬となり少ないながら産駒を産み出しました。父は世界最高の名馬・ダンシングブレーヴの血を継ぐ名馬・コマンダーインチーフ。そして母はグレートマザー・ワキア。勝ち鞍は少ないもののその偉大な血統は必ずや種牡馬として活きるものと思われましたが、残念ながら未だ父の越えれなかった重賞の壁を越える産駒(愛息・サンレイレーザーはあと一歩だったのですが...泣)は誕生していません。種牡馬引退後は乗馬となり昨年から現在の施設に移り頑張っています。

悲運の兄の宿命を背負いながら走り続けた・ラスカル。君と出会う前はどこかで兄の面影を期待していた自分がいたけど、君に出会ってから、その事は何て失礼な事だと思ってしまったよ。だって兄は兄で君は君だからね。競走馬時代、種牡馬時代は周囲の重圧が本当に苦しかったろう?種牡馬引退となってしまった時は非常に残念だったけど、今となれば君には競争が激しい種馬の世界よりも、馬を愛する人たちが集う乗馬馬としての役割の方が合っているのかもね。何せ愛くるしい君に出会った人は一目で君の虜になってしまうから。これからもその愛らしさで乗りにくる方に沢山愛されてね。

オーナー、そしてファンに愛され続ける無冠のお坊ちゃま・ラスカルスズカ。君にとってG1、重賞のタイトルなんて大した事ではないよね。だって君には底なしの笑顔と人懐っこさがあるからね。人間も馬も誰にでも愛される人(馬)はそういないからね。

短いですが、馬房で藁を頬張るラスカルをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
[PR]
by HakodateMagosaku | 2016-01-03 18:00 | 馬名・ラ~ | Comments(2)