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2015年暮れのご挨拶を兼ねて一言...。

今年も、暑苦しく誤字、脱字がある拙い文にお付き合いしてくれた方々に心より感謝致します。

誤字、脱字については今年書いた記事を見直しても、かなり多かったなーと気づかされます。言い訳をいうつもりではないのですが、今年はここ数年の中でも一番馬の為に使える時間がなく、殆どの記事が移動中等のちょっとした時間に書き殴った状態のまま確認もせず投稿していたので、これまで以上のミスが多くなってしまいました。改めてそんな拙い文を毎回付き合ってくれた方には本当に歯痒い思いをさせてスイマセンでした。

そんな状況下の中だったので毎週の様に記事も書けず放置状態の時期があり、一時はブログ休止も考慮しましたが、こうして年末のシーズンには再開することが出来て本当に良かったです。

ブログに身が入らない理由は時間を割けない事が一番ですが、もう一つの理由はウマ事に対する虚しさを感じた事が要因でした。

ブログ、Twitter等で私の趣旨とは違う囚われ方をする人と関わった事、承諾なしの当ブログ写真の無断使用、そして当ブログ形態、文等の引用等です。

私は第一にブログのアクセス数を伸ばしたい訳ではありませんし、このブログ、動画チャンネル等で一切の報酬を得ていません、このブログは私なりの馬達に対する敬意を示すつもりで続けているものです。その事はここに記されている記事、写真等を観て頂けていたら分かって頂けるハズです。

私が競馬を観始めた頃のテレビの競馬番組は競馬の素晴らしさや血の奥深さ、そして人と馬との絆を重視する良識ある方が伝えてくれていたので、そこから過去の偉大な名馬の蹄跡を教わり、重視して当時の競馬に活かし競馬を観ながら成長してゆく事が出来ました。現在の芸人やアイドルのための番組でなく、競馬というスポーツの素晴らしさを感じられる時代でした。

今日の様に映像や血統を容易に確認出来る時代ではありませんでしたが、その為か競馬ファンが一頭一頭に募らせる想いも一入だったと思います。競馬は知識やデータばかりを知っていても、そこに心や夢、浪漫がなければ空虚で味気ないモノだと思います。

これが私の主観です。
ですので私の競馬、馬に対する情熱、愛情、趣向が合わない方は一切こちらにお越し戴かなくて結構です。もっと良い名馬の写真、文は世に数多あります。ですから、他で写真、文等をお楽しみ下さい。


いつも観て頂いて下さっている方にはこの様な抽象書きを読ませてしまい本当に申し訳ありません。もちろん趣旨を理解して頂いている方、賛同して頂ける方々はこれからも拙いモノですがよろしくお願いします。


最後に毎年の様に書きますが、アナタには会いたい馬がいますか?自身の人生を根底から覆させ、心を掻き乱された様な一頭が...。もしそんな一頭がいるのでしたら、ぜひ会いに行ってあげて下さい。

彼ら、彼女らはあの純粋無垢な澄んだ瞳で、アナタの熱い想いを汲み取り、受け止め、そして愛で包んでくれるでしょう。いつでも会えるさ!は一生会えない事態を産み出します。なのでぜひ、アナタにとっての名馬が存命の内にあってあげて下さい。そしてその歩めぬ、一歩として、当ブログがその手助けになれていれば幸いです。

来年中には何とか300頭目の紹介が出来よう頑張ります。来年もどうぞ暖かい気持ちで拝読して頂ければ何よりです。では...

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ねえねえ、来年はどんな仔や人たちに出会えるんだろうね、今から楽しみだなー!
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by HakodateMagosaku | 2015-12-31 17:00 | 当ブログを初めての方へ | Comments(0)

第284回目は第34回有馬記念・東京大賞典勝ち馬、「南関の豪傑」"イナリワン"です。

この名馬は私にとって、日本競馬界の現存している馬の中で最高峰の名馬であり、最大の貢献馬です。この馬程のスーパーホースはもう誕生する事はないと思っています。

通算成績、地方成績14戦9勝、中央成績11戦3勝。
主な勝ち鞍、天皇賞・春、宝塚記念、有馬記念、そして東京大賞典。

デビューは南関東の大井競馬場、デビューから並外れた実力を発揮したもののアクシデントもあり南関三冠戦は最後の一冠のみでしたが、古馬となり本格化し苦手の重馬場で苦戦しながらも地方競馬の最大レース・東京大賞典にて地方最強の称号を獲得し、翌年度から中央入り、中央デビュー後二戦は体調面や不運が続き実力を発揮出来ませんでした。そして三戦目として迎えた天皇賞・春、気性面に難があったイナリの鞍上に当時、新進気鋭の騎手として注目を集めていた武豊を新たなパートナーとして迎え挑み、見事中央初勝利をG1勝利で収め、勢いそのままに同コンビで宝塚記念も連勝。春シーズンの古馬チャンピオンとなり一躍競馬界のトップに君臨します。秋競馬から名人・柴田政人騎手とコンビを組み、三戦するものの結果を出せず、迎えた暮れの大一番・当年の最強馬決定戦となった有馬記念にて勝利し年度代表馬の称号を獲得、名実ともに最強馬となりました。

というのが、この馬の競走時代の流れですが、この馬の偉大な蹄跡を数語の文字で伝え切る事など愚かな行為です。

真の実力を確認するにはイナリが勝利したレースを1つでも観て下さい。地方最後のレース・東京大賞典(当時・ダート3000m!痺れます、最高です、この距離に戻して欲しい。)でもいいでしょう。中央初勝利レース・天皇賞・春(5馬身差のレコード勝ち、鞍上の武ちゃんの折り合い完璧!)、中央二勝目となった宝塚記念(二着のフレッシュボイスの脚、痺れます!)も最高です。そして一つ下の世代のライバルとの激戦、毎日王冠(オグリとの叩き合いは今でも心が揺さぶられます。)、有馬記念(レコード勝ち、スーパークリークを捻じ伏せる強さ!)、どのレースからでもいい、この馬の実力が知れるのなら。

取り乱してスイマセン、しかし支離滅裂な文を書いてしまう程の名馬でした。

私にとっての最強最高世代のアイドルであり、スーパーホースであるイナリに念願叶い会いに行くことが出来ました(号泣)。

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中央勝利数3勝でありながら、全てがG1まして最高のタイトルとは末恐ろしい。

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おー、そこにいるのはあのイナリ...(もう既に泣いています)。

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初めまして、イナリ、イナリ...会いたかった。本当に会いたかったよ(泣)。

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近くに来てくれたんだね、ありがとう。元気だったかい?

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イナリ...大変だったろう、辛かったろう?。本当に元気で良かった。

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熱い想いを伝えたいから、もう少し近くに来てくれないかい?いやーだよ!」ってアレ?遊んでくれないの?

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だって今は後輩たちの面倒看るので大変何だからさー。

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そうか、そうだよね、いいんだ、いいんだよ。君が元気であればそれだけでいい、それ以上何も望まないから。


現在はあるぷすペンションさんにて功労馬として穏やかに過ごしています。

見学中、同放牧地で離されている1歳馬、2歳馬たちの爺や兼、教育係(笑)?として楽しんでいました。

現役を引退後、種牡馬となり、ツキフクオー、イナリコンコルド、そしてシグナスヒーロー(重賞勝って欲しかった...)等の活躍馬を輩出しましたが、自身の後継馬は産み出せず引退となりました。父は日本競馬界に多大な影響を与えてくれた名種牡馬・ミルジョージ。母テイトヤシマも由緒ある日本根幹血統の神正の血を継いだ牝馬でした。イナリの爆発力と荒い気性は世界屈指の大種牡馬・Mill Reef(私にとって最高の種牡馬です。)のクロスが活きた事が要因だったと思います。

これ程の功績を残した名馬の余生は種牡馬引退後も約束されていると思われるのが普通でしょう。しかし、この馬の馬生は種牡馬引退後からが激動でした。ある名ばかりの心無き新オーナーに引き取られ、各地を転々する流浪生活...現在の住処に辿り着くまで幾多の地を渡り歩かされてきました。

競走馬は果たして何の為に生をうけるのでしょうか?ビジネスのためでしょうか?それともオーナーの地位や名誉を得るだけのツールでしょうか?どんなに走り、功績をあげ、私腹を満たせ、ファンに夢を齎したところでゴール(終生安泰のキップ)を得る事は出来ないのでしょうか?G1や重賞を勝った馬だけが優先に助かれば良いという訳ではありませんが、最低でも何かの指針がなければ生を受け、走り、多くの夢や感動を齎した馬たちが浮かばれません。

名ばかりのオーナー(所有者?)のせいで、現在、イナリの寝食の面倒を看て下さっているあるぷすペンションさんには助成金が一切支払われていません。ぜひとも、今面倒を看て下さっている方に助成金が渡る事を願いたいものです。

平成三強の一角・イナリ。君は偉大な大先輩・ハイセイコーの志を受け継ぎ、先輩が成し遂げれなかった年度代表馬を座を射止めた。良きライバルであったオグリと共に地方出身馬が中央のエリート馬と戦い勝利する姿にどれ程のファンが魅せられ勇気づけられたことだろう。

大井の小さな大巨人イナリワン。君程の名馬の馬生が波乱が潜んでいたなんて当時の競馬ファンの誰が予想していただろう。本当に何度も辛い想いをさせてゴメンね。それでも今こうして、元気な姿をみる事が出来て本当に良かった。盟友だったチヤンピオンスター、オグリ、クリークが去り、ヤエノ、バンブーまで鬼籍に入ってしまった。なので君にはみんなの分までウーンと長く生きて欲しい、そしてこれからの君の余生が穏やかで安らぎがある事を心より願いたい。

幾多の逆境を越え、走り、暮らして来た強靭な名馬・イナリワン。その偉大な蹄跡と感動は未来永劫を語り継がれるだろう。いつまでもいつまでも元気で...。

放牧地で穏やかに過ごすイナリ~後輩とじゃれ合うイナリをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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by HakodateMagosaku | 2015-12-28 18:00 | 馬名・イ~ | Comments(7)

第42回は偉大なる祖父、「ミスターグランプリ」”グラスワンダー”part3です。

当ブログで三度目の登場となりますが、これ程の名馬なので致し方ありません。

通算成績15戦9勝、G14勝のうちグランプリが3勝!という正にグランプリコレクターとも思える馬でした。主戦ジョッキーだった名人・的場 均(元)騎手が惚れ込んだ名馬だっただけに、長期の怪我や体調不良さえ無ければ、並居るライバルがいながらもグランプリ以外のタイトル獲得も夢ではなかったと思わざるおえないほどの馬でした。近年は種牡馬としても見直され、自身の孫たちが偉大なグラスの血を波及してくれています。

そんな名競走馬で名種牡馬のグラスに会いに行きました。
(これからの写真は2014年函館競馬場で行われたイベント時のモノと今年の夏のモノです。)

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有馬~宝塚~有馬ってホント、締めに強すぎるよ。

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おー、きたきた。パドックを回っているのを観るとちょっと前の事に思えるよ。

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キリッとした顔つきだー、やっぱり放牧されている時とは全然違う表情するねー。

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俺はこの後本場馬に入って走るんだ、走りたいんだー!」って顔になってるよ。


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でも、普段のグラスはこんな穏やかな顔しているもんねー。関係者さんからナデナデしてもらってるんだね。

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とにかく君は競馬界の宝なんだから長生きするんだよ、元気でね。


現在もブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて種牡馬として繫養されています。

種付け数は繁忙期ほどではありませんが、今年も60頭越えを果たし、まだまだ直仔での大物の誕生も夢ではありません。しかし、今年で20歳を越えるグラスの体調を考慮するとそろそろ数を減らしてもいいのではないかという想いもあります。まあ、何といっても今は孫たちの活躍が目覚ましいものがありますので、スクリーンヒーローだけでなくアーネストリー、メガワンダーの残された産駒にもぜひ頑張ってもらいいつの日かグラスワンダー系を確立してもらいたいものです。

愛嬌満点の栗毛のプリンス・グラス。現役時から君にはあっと驚かされる事ばかりだったけど、正か引退して一旦小休止してから再度驚かされる事になるとは...君は本当にいつも競馬ファンにワンダーな衝撃を与え続けてくれる名馬だ。少し前まで君程の血を繋げないのでは?と一抹の不安があったがそんな事は今となれば私の杞憂に過ぎなかった。これからは少しスローダウンして競馬界屈指の名馬として、そして偉大な祖父としてゆっくりして長生きしておくれ。

稀代の名馬・グラスワンダー。君の蹄跡、そしてその血は永遠なり。また今年も締めのレースがやってきた。今年はどんなドラマが待ち受けているのだろう。君の様な名馬が誕生する事を願いたい。

函館競馬場で行われたイベント時のパドックの模様をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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by HakodateMagosaku | 2015-12-23 18:00 | 馬名・ク~ | Comments(2)

第283回目は第21回朝日杯3歳S勝ち馬、"東の超特急"「アローエクスプレス」です。

この名馬・名種牡馬の事は一体何から記してゆけばいいのか困惑してしまう位の逸話を持った馬です。残念ながら若輩者である私はこの偉大な名馬の走りを生で観た事は無いのですが、私が競馬を観始めた頃に好きだった馬たちマチカネタンホイザアサカリジェント等からこの名種牡馬を知りました。それ以来勉強を重ね、この馬の偉大さを知りいつの日か...と恋い焦がれていた一頭です。

通算成績14戦7勝、ビッグタイトルこそ朝日杯の一勝とそれ程取り立てる馬ではないと思われる方もいるでしょうが、この馬の産まれは1967年。近代競馬の様に多くの重賞、G1等もなく、施設、環境、待遇面で優遇されている現代とは異なる時代を駆け抜けた馬です。

3歳(現2歳)で東の頂点に辿り着きいざ、クラシックへ!と向かった矢先に終生のライバル・西の横綱二冠馬・タニノムーティエと出会い、幾多の熱戦を繰り広げました。競走時にライバルに勝ち越す事は出来ませんでしたが、種牡馬となってからはライバル以上、いや日本屈指の種牡馬となったこの馬を日本競馬を代表する名馬だと思っています。

この馬でもう一つ重要な逸話として知られるのは柴田政人騎手との話でしょう。後に競馬界屈指の名手と謳われる名ジョッキーの礎となった馬です。本当に名騎手を産み出すのは心ある名オーナーと名調教師、そして名馬の存在がありきで成り立つのだと感じます。

そんな記憶と記録に残る伝説の名馬のお墓参りにいきました。

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お初にお目にかかります。偉大なる名馬・アロー様。

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競馬界屈指の名オーナー・伊達オーナー言葉が胸に染み入ります。

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アロー様、近年の競馬界は貴方様の様に内国の血を伝える事が厳しくなってしまいました。何とも嘆かわしい時代です。天国から残された偉大な名馬の血を繋ぐ仔たちを見守って下さい。


現在はオーナー様、縁の地で安らかに眠っておられます。

父は名種牡馬・Grey Sovereignの血を継ぐスパニッシュイクスプレス、そして何といってもこの名馬といえば母でしょう。母はロマン派の名オーナー・伊達ブランドの象徴である大名牝・ソーダストリーム。この馬が種牡馬となり数々の名馬を誕生させた理由は正に名牝の血が活きていたからこそに思えます。

偉大なる蹄跡を刻み続けた奇跡の名馬アローエクスプレス。悲しいかな、あれ程栄華を極めかけた貴方の血でさえも昨今みかける事は少なくなってきてしまった。しかし、貴方が残した偉大なる蹄跡と功績は現代でも決して色褪せる事はない。いつの日か貴方の忘れ形見や魂がきっと何処かの地で宿り、芽生え、輝きを放つだろう。その時が来るまでいつまでも、いつまででも私は待ち続けるだろう。

日本競馬史に燦然たる輝きを放った巨星よ、その魂と血はいつまでも永遠なり。ありがとう、そして安らかに...。
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by HakodateMagosaku | 2015-12-17 18:00 | 馬名・ア~ | Comments(2)

第233回目は第61回朝日FS勝ち馬、「薔薇王国の王子」"ローズキングダム"です。

今や伝説とまで謳われている新馬戦を快勝し3連勝で2歳の頂点に登り詰め、薔薇一族の悲願を成就させた孝行子孫でした。その後はクラシック戦線で善戦したものの一冠も得らないまま、迎えたJCにてG12勝目を飾りましたが、いわく付きの勝敗に一悶着あった影響かその後はそれまでの輝きを取り戻せないまま引退となってしまったのは無念でありません。

しかし、この2歳時に実力で勝ち取ったタイトルは紛い無き勲章です。G1とは疎遠と云われた名家・薔薇一族にビッグタイトルを齎した功績は今でも色褪せません。

そんな薔薇一族の王子・キングダムに一年ぶりに会いに行きました。

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名は体を表すか...血統からして君は正にバラ王国だね。

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王子、お久しぶりです。元気でしたか?近くに来てくれてありがとうね。

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同じ薔薇一族のロサもそうだけど、相変わらず君は人懐っこいね。

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そうかなー?」って、一度でも君に会ったら、きっとそう思うよ。

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どういうところがー?」って、たぶん、多分だけどね...そういうところがだと思う(笑)。

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何だか良く分からないやー。」って、いいよ、いいんだよ。けどね、君はやっぱり愛される理由がある仔なんだと改めて思ったよ(笑)。これからも元気でね。


現在もブリーダーズ・スタリオン・ステーションさんにて種牡馬として繫養されています。

種付け数は初年度から100頭越え、二年目は三桁キープは出来ませんでしたが、産駒がデビューすればきっとまた種付け数が伸びると思います。

父は日本を代表する名馬であり名種牡馬となったキングカメハメハ、母はローズバドは名牝・ローザネイの血を継ぐ名牝です。父・キンカメの血は素晴らしい後継馬も誕生し、そろそろ安泰になってきたので、この仔にはぜひ名牝の流れを汲む母系の血を何とか繋いで欲しいと思っています。

薔薇一族の期待を一身に受けた御曹司・キングダム。君に流れる偉大な母系の血は競馬史に着実に刻まれてきている。でも牝系、牝系と呼ばれるのは少し嫌な時もあるだろう?だから君の代から偉大な血を更に繋ぎ広め、後には牡系の系統も築き、真のバラ王国を築いてくれたら嬉しい。

バラ王国のプリンス・ローズキングダム。その優雅で華々しい王国の建国の日を今か今かと待っているよ。
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by HakodateMagosaku | 2015-12-16 18:00 | 馬名・ロ~ | Comments(0)

第282回目は第45回朝日CC勝ち馬、名牝・名繁殖馬"ツルマルガール"です。

通算成績14戦5勝。
3(現2)歳新馬デビューし実力がありながらも勝ち切れない状態が4歳春先まで続いていましたが、夏競馬で一変し本来の実力を発揮して重賞馬と上りつめました。その後は長期離脱により一戦しか走れませんでしたが順調に使われていたら幾つものタイトルが増えていた気がします。重賞勝ちは1勝のみですが、強い牝馬世代と呼ばれた中でも世代屈指の実力馬だったと様に思えます。

そんな名競走馬で、お母さんのガールのお墓参りに行きました。

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初めまして、ツルマルガール。それにしても早過ぎる死が惜しまれるね。

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父譲りの毛色が美しい君だった、元気な内に会いたかったものだね。


現在は産まれ故郷にて安らかに眠っています。

現役引退後は繁殖馬となり、5頭の産駒を誕生させ5頭とも中央勝利馬となる名繁殖ぶりをみせた名牝でした。OP級の馬を3頭も産み出し、中でも初年度産駒だったツルマルボーイ は自身の成し遂げれなかったG1のタイトルを齎す孝行息子となってくれました。競走馬時代も優秀ですが、繁殖となってからがこの仔の真の実力を魅せつけた気がします。それだけに早過ぎる死がやはり惜しまれます。残された産駒からこの名牝の血を繋ぐ産駒の誕生を願うばかりです。

名門・濵本牧場の天才少女・ガール。君は偉大な父の毛色と末脚を受け継ぎ、偉大な母から繁殖力を受け継いだ希有な競走馬かつ名繁殖馬だった。現役時と引退後に共に輝いた君の様な馬を真の名牝といえるだろう。数々の優秀な産駒を産み出し、これからという時に去ってしまったのは非常に悲しい事だけど残された仔がその偉大な血を繋いでくれる事だろう。

良馬賢母の名牝・ツルマルガール。偉大な父サッカーボーイ、そして偉大なる名牝たちの血を継ぐ君の血統はいつの日かまた必ず輝きを放つ事だろう。その時の産駒はソーダストリームダイハード、そしてサッカーボーイと連なる栃栗毛の産駒だった嬉しい。天国から牧場の繁栄と安全を祈っておくれ、安らかに...。
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by HakodateMagosaku | 2015-12-09 18:00 | 馬名・ツ~ | Comments(0)

第281回目は第8回ジャパンカップダート勝ち馬、「漆黒のダート王」"ヴァーミリアン"です。

通算成績34戦15勝、GI級勝利数最多9勝、正に砂の王者と云われる逸材でした。

良血馬故にデビューから芝レースを使われ王道クラシック戦線を歩むものの結果は出せず(それでも重賞勝ちを収めているところが凄いですが)、兄、姉が実績を残していたダート戦への転向してからは一変しその素質を徐々に開花させ、古馬となりダート重賞勝ちを収めてからは、並居る強豪馬を相手に圧倒的なパフォーマンスで勝利し続け長きに渡り活躍した名馬でした。

そんな良血の砂の王様に会いに行きました。

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おっ、あそこに見えるのは砂の王者・ヴァーミリアンでは?

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えっ、その感じはもしかしてこっちに来てくれるの?

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立ち止まった...。そうだよね、君の様な良血馬がそんなに近くに来て...

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って、いつの間に!初めまして、ヴァーミリアン。近くでお会い出来て光栄です。

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元気していたかい?どうだい、調子の方は?って何、どうしたんだい?

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急に機嫌悪くなったみたいだけど、何か言いたいの?

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何々?「せっかく会いに来てくれたんだからさー、ちょっと遊んでよ!」って。ムリムリ!残念だけど無理なんだよー、ゴメンね。

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ちぇー!」って、あれー行っちゃうのー。でも今日は来てくれてありがとうね。身体にくれぐれも気をつけるんだよ。


見学中、近くに来てくれ甘える何度も素振りをしてくれた優しく人懐っこい仔でした。その仕草をみて益々好きになってしまいました。

現在はブリーダーズ・スタリオン・ステーションさんにて種牡馬として繫養されています。

種付け数はダート実績馬ながら良血をかわれてか初年度から200頭越え、三年目から数を少し落とすものの150頭以上の種付け数を誇る人気種牡馬です。デビューした産駒が中央重賞を制覇し、順当に種牡馬としてのスタートを切っています。父が日本が誇る世界的名馬・エルコンドルパサー、母系は日本が誇る最高峰の牝系ライン・スカーレット一族。これ程の裏付けされた血統背景、そしてこの馬の実績を考えると欲をいえば大物が誕生してもおかしくはないハズです。

父・母譲りの漆黒の馬体を持つ王者・ヴァーミリアン。君がその黒光りした美しい馬体で疾走する姿は正に王者の風格を醸し出していた。君程の実績がある良血馬が長きに渡り走り続けた事は今となれば驚きでしかない。しかし、その走り続ければならない理由は実は「砂の王」であったからだろう。昔程ではないが、今でも日本競馬は芝に趣をもち砂に関しては軽んじている傾向がある。悲しいモノだね、君程の馬でもその様な実態がある位だからね。でもどうだろう?この先、日本馬が世界制覇を成し遂げるには凱旋門賞だけで留まるわけにはいかない、その先にはケンタッキーダービー、そしてブリダーズカップ制覇の偉業が成されなければならないと思う。だから、君にはその概念を覆し、砂の価値を芝と同等に押し上げてくれる礎になってもらいたい、君にはそれだけ血統背景と可能性を秘めていると思う。

朱色の血と世界飛翔の夢を託された王者・ヴァーミリアン。早世してしまった偉大な父・エルコンドルの血、そして壮大な夢を繋ぐのは君の活躍にかかっている。君の産駒でぜひ父が成し遂げただろう夢の世界制覇を成し遂げておくれ。重責を押し付けてすまない、でも君にだからこそ託したい夢なんだ。コンドルの夢よ、血を、意志をどうか繋いでおくれ。

放牧地で草を頬張るヴァーミリオンをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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by HakodateMagosaku | 2015-12-03 18:00 | 馬名・ウ~ | Comments(0)