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第239回目は北関東競馬後期の大物、「栃木の怪物」"ブライアンズロマン"です。

本年3月14日(土)に10年ぶりに復活する宇都宮競馬場での催し、うつけいナイト
今回はそんな奇跡の一夜に相応しい名馬を紹介したいと思います。

通算成績63戦43勝。主に北関東にて活躍した名馬です。
宇都宮競馬と云えば高崎、足利と並ぶ、今は無き北関東競馬の舞台。この馬はその三場の他に上山競馬場で活躍した北関東競馬の怪物と呼ばれた名馬です。

その異名の所以は何といっても宇都宮競馬を代表する名レース・とちぎ大賞典を4連覇!している事でしょう。その他にJRAとの交流戦であった、さくらんぼ記念も制覇しており北関東では無類の強さを誇りました。新馬戦からほぼコンビを組み続けた北関東競馬の顔ともいえる名手・内田利雄ジョッキーと戦い続けたレースは今でも北関ファンには忘れる事は出来ないハズです。

そんな北関東を代表する名馬に会いに行く事が出来ました。(掲載されている写真は数年前のモノです...)

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ブラ様を代表する、あの名馬がそこにいるのか...。

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ロマン会いに来たよーって、お食事中だったんだね。

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その馬衣暖かそうだねー、大事にされていて、元気そうで何よりです。

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おっ、動いた!もしかして近づいてきてくれるのかなー。

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あともう少し...っていいか。君が今元気にしているならそれだけでいいんだ...。

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それにしてもブライアン(タイム)の浪漫とは...。本当に名前通り素晴らしいロマンを与えた名馬だったね。


引退後、数年は種馬として頑張っていましたが、あまりにも秀逸かつ主流の血統背景故に種付け数を伸ばす事が出来ず、少数の産駒しか残す事が出来ませんでした。

現在は荒木克己育成牧場さんにて功労馬して繫養されています。

奇しくも父である偉大な種牡馬ブライアンズタイムの初年度産駒であった「中央の怪物」ナリタブライアンと同じ年に生を受けたロマン。方や中央のエースとして頭角を現し競馬界を席巻したブライアン。そしてロマンは地方(北関東)で最強馬となり、舞台は違えど「怪物」という途轍もない異名を与えられた両馬です。

中央の怪物は引退後、早世してしまい産駒を多く残す事は出来ませんでした。確かに産駒数と意味ではロマンも無念が残るやも知れません。しかし、中央で活躍して引退後もアクセク働かされるよりも現在こうして愛する人に支えられ、大事にされながらノンビリと暮らすロマンを観ていると、こちらの方が馬自身には良かった気がします。本当にロマンは素晴らしい馬生を授かったものだと感じます。

「栃木の怪物」とまで云われた、ブライアンズロマン。確かに君の現役時の走りを観ていたファンはその圧倒的な強さ故にそんな言葉を発してしまっていたんだろう。でも今の君を知る私は君が怪物?なんて思えないんだ。何故なら今の君はとても穏やかで優しい仔だから。君はそれだけ今の生活に満足し、愛されている実感があるからだね。この先は「長寿の怪物」と云われる事を目標にしようか?これからも君の馬生が穏やかなものである事を祈っているよ。

今は無き北関東競馬の怪物よ、その思い出の地が消えても、君の走りはファンの胸に刻まれている。いつまでもいつまでも、君の蹄跡は語り継がれるだろう。
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by hakodatemagosaku | 2015-02-25 17:59 | 馬名・フ~ | Comments(6)

第128回目は第22回フェブラリーS勝ち馬"メイショウボーラー"part2です。

通算成績29戦7勝、日本競馬界屈指の短距離王である父タイキシャトル譲りのスピードとパワーを活かし芝・ダート問わず重賞5勝もした名馬です。

前回の記事でも中々の個性と愛嬌をみせてくれたボーラーに二年ぶりに会いに行きました。

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おっ、いたいた、かっこいいプレート越しに...。

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ボーラー、久しぶり会いに来たよ。って今日はけっこう遠いなー。

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今日は遠くから見守ろうとするか...ってこっちに気付いた!

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やっぱりキタキタ、また来てくれるのかい?

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どうも、どうも。いつもすまないねー、挨拶してくれて。

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相変わらず、凄い格好で食べてるねー、首とか痛くならないのかい(笑)?

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あと前と同じ、いやそれ以上に近過ぎるよー(笑)。相変わらず君は人懐っこいねー。


見学中いつもながら寄り添ってくれ、愛嬌を振りまいてくれ過ぎました(笑)。本当に人馴れしたとても愛らしい仔です。

現在もイーストスタッドにて種牡馬として繋養されています。

種付け数は120頭前後(多い年は180頭!)を毎年キープしています。この数字は決して驚きではなく、産駒の活躍を考えれば納得出来るものです。何といってもこの仔の種牡馬としての利点はサンデー系肌馬にに配合出来、尚且つ母系の名血統が魅力だからでしょう。これだけの産駒数とコンスタントに活躍馬を獲得出来ているので中央G1のタイトルも獲得する日も近いかも知れません。この先も目が離せない種牡馬です。

偉大な父の血を繋ぐ芝・ダート兼用の後継馬・メイショウボーラー。君の種牡馬としての評価はこれからもっと高くなる一方だろう。今でも素晴らしい種牡馬成績だけど、もう少しだけ我儘を云わせてもらいたい。現状に甘んじることなく、より多くの産駒そして次は君の後継馬も輩出してもらいたい。そうする事で父から続く短距離王の称号を繋いで欲しい。それが出来る能力を持つ君だからそう思うんだ。

愛くるしく、愛おしい、甘えん坊なボーラー、この先も素晴らしいオーナーさんや浦河の牧場さんに愛されご奉公が出来る事を祈っているよ。いつまでも元気で。
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by HakodateMagosaku | 2015-02-19 18:00 | 馬名・メ~ | Comments(2)

第127回目は名牝アンティックヴァリューのラストクロップ"マックロウ"part2です。

父は名種牡馬トニービン、母アンティックヴァリュー。この仔は日本競馬界に燦然と輝く一等星・名牝ベガの全弟となります。

ベガの全弟としてこの世に生を受けた時から、この仔への期待はただならぬものがあったと思います。しかし、その期待を感じながらも、この血統に付き纏う体調(質)面での影響から思う様なローテーションを組むことが出来ませんでした。そんな危うい体調面と何とか折り合いが付きながら獲得出来たタイトルがこの仔の唯一の重賞、京都記念でした。

その後は重賞勝利はおろか勝ち星すらなかったマックロウですが、第94回京都記念の出走メンバー、ダービー馬・フライト、菊花賞馬・トップロード、ジョービッグバン、ヤマニンリスペクト、サイレントハンター等の重賞常連組に勝利出来た事は、やはりこの馬が並の馬ではなかったと感じさせます。

そんな良血馬、マックロウに二年ぶりに会いに行きました。

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この血統で3勝しか出来なかったとは改めて想像し難いものがあるね。

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マックロウ、お久しぶり。また会いに来たよ...。

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お食事してたんだろう?そんな慌てて来てくれなくてもいいいんだよ。

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直ぐにこっちに来てくれるんなんて、相変わらず君は優しいんだね

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それに相変わらず、カワイイ顔してるね...って、それにしてもマックロウ、ちょっと寄り過ぎだよ(笑)。

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そりゃ、私だって遊びたいのは山々だけど、どうする事も出来ないんだよ。君は大事なお馬さんだから大切にされているんだよ。


見学中、口にモノが入りながらも相手をしてくれた優しい仔でした。

現在もノーザンホースパークさんにて乗馬(競技馬)として頑張っています。

現役時、体調面から思う様な活躍が出来ず、種牡馬となってからも受胎率や体質面で一年で引退となってしまった仔ですが、私は今となれば早め早めの引退が功を奏していると思います。何故なら、この仔の体質面を考慮すれば過酷な戦場で争い続ければこの仔の寿命はそう長くは無かった様に思えるのです。なので血を残す事は出来ずとも、この仔の事を一番に考えれば私は現状がベストな状態に思えます。

偉大なる全姉を持つ、マックロウ。姉が偉大で過ぎるが故に比較され、否な想いや苦労もあったろう。しかし、君は能力の片鱗だけで強力なメンバーが集まった重賞を勝つ事が出来たのだから君も姉に負けない位の素質馬だったと思っている。

マックロウ、奇しくも今年の京都記念に君の母の血を継ぐものが参戦する。彼女は君の姉同様にこれからの競馬界を背負って行く名牝だと思う。これから女傑となりえるだろう彼女の古馬初の重賞戦を応援してあげてね。

日本競馬界の財産とも血を背景に持つマックロウ、この先も君の一族のドラマは続いてゆくはずだ。その生き証人として、これからも姉の分、甥っ子の分まで長生きしてね。
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by HakodateMagosaku | 2015-02-11 17:00 | 馬名・マ~ | Comments(5)

第101回目は第47回きさらぎ賞勝ち馬"アサクサキングス"part2です。

通算成績23戦6勝。重賞4勝も制覇した馬が初めて勝った重賞がきさらぎ賞でした。
この馬といえば四位騎手のイメージが強いですが、この時の鞍上は武幸四郎騎手。クラシック前の中距離重賞を制覇した馬だっただけに幸四郎とともに春のクラシック戦線を勝ち上がっていって欲しいと期待した一頭でした。その後、クラシック制覇は成し遂げたものの、四位騎手との秋の大一番・菊花賞となったのが皮肉なものです。

血統が血統だけに古馬となってから本格化するものと思っていましたが、完全復活を果たした京都記念~阪神大賞典で一度能力の片鱗を魅せたものの馬体のダメージが抜け切れず、古馬となってから獲得する事が出来ませんでした。

同世代の牝馬が旺盛を極める中、必死に立ち向かおうとしていたキングスにもう一度ビッグタイトルを獲得して欲しいものでした。

そんなキングスに二年ぶりに会いに行きました。


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今回は放牧地で会えるんだね、待っててねキングス。

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おー、いたいた。キングス、久しぶりー会いに来たよ。

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相変わらず、カワイイ顔したいるねー。でも今日は寄って来てくれなそうだね。前回たくさんアップで会わせてもらったから今日はいいよ。のんびりと過ごしてね。


現在もブリーダーズ・スタリオン・ステーションさんにて種牡馬として繫養されています。

種付け数は初年度から50頭前後を集めていましたが昨年は21頭と半減してしまいました。やはり母系にあるサンデーの血がネックとなってしまっているのでしょうか...。しかし、その母系が何といっても魅力かつ優秀な種牡馬だと思います。産駒がデビューして数年経てばこの仔の血の裏付けがきっと立証されると信じています。

大名馬ダンシングブレーヴの血を繋ぐ種牡馬アサクサキングス。現役時は同期の歴史的名牝に挟まれ思う存分自身の力を発揮出来なかったろう?現役時はライバルたちの後塵を排していたけど、これからは次世代での勝負だ。素晴らしい血統背景を武器にライバルたちに負けない産駒を多く誕生させておくれ。偉大な叔父が次世代に血を繋げなかった分、君が次世代に優秀な血を繋いでくれる事を願っているよ。

ハンサム顔の愛らしい天然お坊ちゃま、キングス。また会いに行くよ、これからも元気でね。
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by HakodateMagosaku | 2015-02-03 18:00 | 馬名・ア~ | Comments(2)