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第24回はサンデー産駒初期の傑作の一頭。”バブルガムフェロー"part2です。

通算成績13戦7勝、やる気を失った96年のJC以外は四着以下になった事がなく安定した成績の馬でした。何といっても、この馬が競馬界に残した偉大なる功績は3歳(旧4歳)で制覇した天皇賞・秋でしょう。

前回会えた時はまだまだ元気な姿をみせてくれたのですが、それから直ぐに帰らぬ事になるとはあの時は思いもよりませんでした。

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バブル、久しぶり。正かこんな形での再会になるとは思いもよらなかったよ。でも、やっと会えた、居なくなったのは悲しいけど、君の蹄跡は忘れないからね。


現在は最後の繫養先ブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて眠っています。

産駒に後継馬は居ないのが非常に悲しいですが、バブルの母系の血は続いています。

バブル、君の事を天皇賞・秋がきたらいつも思い出すよ。今となれば本当に君はとんでもないメンバーを相手に偉業を成し遂げたものだ。君は故障さえなければどれ程強かったんだろう。今年も君と同じ3歳の若駒が古馬を相手に同じ偉業を成そうとしている。確か強者揃いの古馬の壁を崩すのは厳しいを思うけど、君の勇気と根性を少し分けてくれれば成し遂げれると思う。君の血は絶えても君の功績は語り継がれていく。天国でもこれからの競馬界を見守ってね。安らかに...
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by HakodateMagosaku | 2014-10-31 21:46 | 馬名・ハ~ | Comments(2)

第102回目は第112回天皇賞・秋、勝ち馬"サクラチトセオー"part2です。

ジェニュイン、アイルトンシンボリ、トーヨーリファール、マチカネタンホイザ、アイリッシュダンス、ナリタブライアン、ステージチャンプ、スガノオージ、ホクトベガ、ハシルショウグン等と共に走った天皇賞・秋。確かに今となれば最強馬決定戦と呼ぶことは出来ないかもしれません。それに前述、挙げた馬たちの中で近代競馬のサイアーラインに名を残せている馬は極まれです。しかしながら、私の競馬史の中では燦々と輝く名馬たちばかりです。

そんな好メンバーが揃った天皇賞・秋で悲願のG1制覇を果たしたチトセオーに二年ぶりに会いに行きました。

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チトセオー、元気してたかい?っていきなり凄い食べ方だなー。

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でも、食欲もあって元気そうで安心したよ。

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チト、今回の君はこの前あった時より、若々しくて良いね。

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チト、相変わらず大流星がカッコイイね。それにしても良く食べるねー。

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って、チト、馬房に戻ってもまだ食べてるの?それだけ食欲があれば安心だ。


非常に残念ながら、この写真を撮影した約半年後にチトセオーは天寿を全うしました。

見学中、終始食べ続けていたので体調の心配はそれ程してなかっただけに突然の悲報には驚きました。見学中、食べる事に集中していたチトセオーですが、いつもながらの人懐っこさで近くに寄りながら草を頬張っていました。本当に人が大好きな心優しき名馬でした。

後継馬は残念ながら残すことは出来ませんでしたが、チトが残した素晴らしい蹄跡は色褪せる事はありません。何より、彼に一度でも会った事がある人はその大らかで優しい馬(人)柄に惹きつけられていたハズです。

チト、君の様なのんびり屋さんはそんなに早くそちらに行くことはないだろう?ローレルやエイコウオー、スピードオーたちともっとのんびり過ごせば良かったじゃないかい?君に会えないのは非常に悲しいけど、誰からも愛される君の馬柄なら、そちらでも待っている友達が沢山いるんだろうね。天国ではブーちゃんたちやお母さんたちと仲良く過ごすんだよ。ありがとう、君に会えて良かった。安らかに眠っておくれ。
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by hakodatemagosaku | 2014-10-29 18:00 | 馬名・サ~ | Comments(2)

第225回目は「淀を愛した、孤高のステイヤー。」"ライスシャワー"です。

第53回菊花賞勝ち馬であり、天皇賞・春を2勝もした、言わずもがな最上の孤高の大ステイヤー馬です。「刺客」の異名を持つ馬でもありました。3という数字を嫌った馬、そしてどの馬より淀のターフを愛し過ぎた馬でした。しかし、末路は凄惨たるものだけに私はあのレースを直視する事は未だに出来ない状態です。

当時、私はライスの最大のライバル、ミホノブルボン派でした。ブルボンの走り姿、血統背景、生い立ちに心を奪われ、心底惚れていました。それだけに、正直あの菊花賞は未だに悔しい思いもあります。暴走とも呼べる、キョウエイボーガンの大逃げに苛立ち、恨みすら覚えました。しかし、今となればボーガンは同期の最強馬に勝つためにとった苦肉の策だったのだ、あれ以外勝てる望みがなかった事が分かります。(ゴメンね、ボーガン...許しておくれ。)、当時、「あのボーガンの暴走さえなければ三冠馬だったんだ!」と思っていた位です。しかし、競馬を知れば知るほどそんな私の浅はかな考えは消え去りました。当時最強を誇っていたあのマックにすら勝ってしまった名馬です、そんな名馬にはどんな猪口才な手を使ったところで勝ち負けは決まっていたでしょう、何故ならライスは歴代でも最高峰のステイヤーなのですから...。

それならば彼は何故、あの様な末路を送ったのでしょうか?その背景には、時は長距離路線から短中距離重視路線に向かっていたのです。種牡馬としての路はあった筈のライスが何故引退せず、宝塚記念に向かったのか、その答えは中距離G1のタイトルを獲得し、ステイヤー・一辺倒のイメージを払拭し、晴れて種馬になる事を願ったためではないでしょうか?今となれば、あれだけ隆盛を迎えていたリアルシャダイの血は今では殆ど垣間見る事が出来ない状態だけに種牡馬になっていたところで成功していた確証は無いのですが、私は純粋に彼の仔が走る姿を観たかった、そして菊花賞、天皇賞・春の親仔二代制覇の夢も観たかった...それだけに本当に無念でありません。

そんな思いを胸に念願叶い、彼の眠る場所に会いに行きました。


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あの階段を昇ったところにライスが...

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ライス、ライス...、やっとやっと会えたね...(泣)。

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こうして間近に会うと本当に君が土の中にいるんだね、ライス、起きてきなよ、せっかく会いに来たんだから...(涙)。

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もしかして、君の頭絡かな?小さい身体で君は本当に走ったね、アレ?何だろう、ただ話しているだけなのに目から何かが込み上げてくるよ...オカシイナー、いつもはこんなんじゃないんだ、ホントいつもはさぁ...(大泣)。

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ライス、確かに君の魂は淀とここにあるかも知れないけど、君の蹄跡は私の脳裏に焼き付いている。だから今でも君に会うのは容易いんだ。何時までも私にとって君は最高のステイヤーだからね。


現在は産まれ故郷にて安らかに眠っています。

私はこれまで百ヶ所位の牧場さんに伺っています。その際、自慢ではないのですが殆ど雨というものにうたれた事はありませんでした。しかし、この日は違っていました。牧場さんに伺う直前までは小雨だったのですが、着いた時はゲリラ豪雨の様な雨を喰らいました。まるでライスが泣いている様でした、その後その場を離れると晴れ間さえ窺えただけに強ち、泣いていたというのも迷信ではない様に思えます。

孤高のステイヤー・ライスシャワー。その肉体はこの世に在らずとも、君の蹄跡は輝き続けるだろう。君は王者ではなく、挑戦者だった。君の挑み続ける、その姿勢に心を奪われた者は今でも唯多い。君の仔、君の血を繋ぎたかった。いつの日かまたステイヤーこそが最強馬だという時が来る日を心待ちにしているよ、その時こそ君の偉大さが真に証明される時なのだから...、比類なき孤高の馬よ、安らかに...。
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by HakodateMagosaku | 2014-10-23 18:00 | 馬名・ラ~ | Comments(14)

第224回目は第69回菊花賞勝ち馬"オウケンブルースリ"です。

通算成績27戦5勝、重賞2勝。菊花賞以降は京都大賞典しか勝てなかったのは残念でしたが、女傑ウオッカに惜敗したJCはこの馬の最高のパフォーマンスだと思っています。

現役中は腰の弱さから、その後脚を痛め、本来の力を発揮する事が出来ず勝ち星を重ねる事が出来ませんでした。それでも健気に一生懸命に走る姿を観る度にいつも応援していた思い出の一頭です。

そんな大好きなオウちゃんに念願叶って会いに行くことが出来ました。

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この場所に大好きなオウちゃんがいるのか。

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あの愛らしい姿は愛しのオウちゃんでは?

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わーい!オウちゃんだ、ホントカワイイなー。食べている姿も愛らしい。

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オウちゃ-ん!ってこっち見た!って、お小水中でしたか...これは失礼。

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動いた!、もしかして、こっちに来てくれるのか...。

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おー、オウちゃん、近くに来てくれたのかい?ありがとうね、ホントに大好きなんだよ、それでね、ズ~と.......

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って、おーい。もういっちゃうの?寂しいなー、悲しいなー。でも元気そうで何よりだよ、また会いに来るからね。


現在はイーストスタッドさんにて種牡馬として繫養されています。

今年初産駒が誕生し、種付け数は少ないものの着実に二世に夢を繋いでいっています。

個人的にはその愛らしい風貌とジャングル産駒らしいヤンチャさから、オウチャンブルースリと呼んでいた位、大好きな一頭でした。それだけに産駒にはオウちゃんの無念を晴らして欲しいと思っています。

オウちゃん、腰を痛め、その痛みをかばい走り続け、まともに実力を発揮出来ず歯痒い思いをしていただろう?父譲りの君の実力はそんなものではないだろう?その悔しさを産駒に託してジャングルから続く、親仔三代G1制覇の夢を叶えてくれよ。あと親仔三代JC連対の記録も良いかも知れない、その時の産駒は勿論一着でね。また、会う日時には愛らしい姿で迎えてね、それまで元気でいてね。

放牧地で黙々と草を頬張るオウちゃんの姿を観た方はこちらをどうぞ。
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by HakodateMagosaku | 2014-10-22 18:00 | 馬名・オ~ | Comments(4)

第223回目は第42回京都大賞典勝ち馬、「アンデスの太陽祭」"インティライミ"です。

三歳春までは日本競馬界最強馬に最も近づいていた馬でした。まさかその後、ビッグタイトルを一度も獲得できないまま引退してしまうとは...。

それでも通算成績29戦5勝、その内重賞3勝もした名馬です。先日惜しまれつつ引退した佐藤哲三・騎手、佐々木昌三・調教師との絶妙なトリオも大好きな一頭でした。念願叶って彼に会いに行く事が出来ました。

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ダービーに関しては今でもちょっとした事故だと思うよ。私の中では君が2馬身半差離して勝ったレースにしている(笑)。

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もしかして、これインティのかな?この頭絡欲しいなー、なんて...。

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おー、いたいた。インティ元気してたかい?

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こっち向いた!ホントに会いたかったよ。どうしたのかな?急に来たから、ビックリさせてしまったのかな?

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えっ、「ホントは僕に会いに来たんじゃないでしょう?」ってちょっと言ってる意味が分からないんだけど...

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「えっ、ホント僕に、僕の為に会いに来たの?」って、そうだよー、私は君の事が大好きだからね。

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「だって皆、僕の世代ではディープの事ばかり好きだから...」って、そうかなー、確かにディープは素晴らしい名馬だと思うしファンは多いけど皆がみんなではないと思うんだよ。だから、そんな事は考えず、君が元気でいる事が会いに来る人たちを喜ばせれるからね。


現在はノーザンホースパークさんにて乗馬として繫養されています。

母系が優秀だけに父である名馬スペシャルウィークの血を繋ぐ者として期待していたのですが、5歳秋以降の勝ち星の無さと安定性が無い故に仕方がなかったのでしょう。

会ってみて改めて感じたけどインティ、君の持つ華やかさと独特な愁いがある雰囲気は父譲りだろうか...。競走成績は偉大なる父の比ではないかも知れないけど私はどこか君の醸し出すオーラがスペシャルのオーラと似ている気がするんだ。だから君に後継になって欲しかった...。でも、今は新たな馬生を送れている様なので大変だろうけど頑張ってね。これからも、君に惹きつけられる人達をさらに虜にしてあげてね。身体に気を付けて元気でね。

馬房で微睡むインティライミをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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by HakodateMagosaku | 2014-10-09 18:00 | 馬名・イ~ | Comments(4)

第222回目は第51回凱旋門賞勝ち馬"サンサン"です。

牝馬の凱旋門賞馬として初めて日本へ輸出された馬です。

現代では現役凱旋門賞馬を日本に持ち込んだとしてもそれ程驚きはないかも知れませんが、この馬が持ち込まれた時期は1970年代。当時の競馬好き方でも凱旋門賞というレースの価値も知れ渡っていなかった時代です。

そんな時代に引退したばかりの凱旋門賞勝ち牝馬を買い求めた明和牧場さんの見識の高さには頭が下がります。ひょんなことから日本競馬界に携わる事になった誇り高き名牝サンサン。そんな伝説の名牝の眠る場所に脚を運びました。

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初めまして、名牝サンサン。ここに貴女の御霊が眠っているのですね。

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貴女の様な世界的名牝が日本競馬に携わり貢献してくれた事を心から感謝致します。天国から競馬界の行く末を見守って下さい。安らかに...。


繁殖牝馬として残念ながら自身級の超名馬を送り出せなかったものの、9頭の産駒を残し、その中で2頭の重賞ホースを輩出しました。直結の後継馬はいないですが、二代、三代前の血として、今でも日本競馬にその血を残しています。個人牧場さんの中にはこのサンサンの血に魅せらた方も多く、活躍しなかった産駒でもサンサンの血を繋ぎたい一心で愛馬として繫養なさっている方がいらっしゃいます。それだけに現在唯一といっていい父系の後継種牡馬ネイティヴハートにはぜひこの偉大なる血を繋いで欲しいものです。

名牝サンサン、貴方はで産まれで活躍し、で母となり、やがて祖母となり、土に還っていった。貴方の血が現在日本競馬に根付いていないのは悲しい事だけど貴方の偉大なる血と記憶と記録を何とか繋いでいこうとしている人たちは未だ少なくない。いつの日か貴方の血が日本競馬界、いや世界競馬界で再び燦々と輝く日を私は心待ちにしています。今はただ日本競馬界の礎にただ感謝致します。
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by HakodateMagosaku | 2014-10-04 16:00 | 馬名・サ~ | Comments(7)