カテゴリ:馬名・フ~( 23 )

第293回目は第33回帝王賞勝ち馬、船橋から誕生した地方の王"フリオーソ"です。

通算成績39戦11勝、G1(Jpn1)勝利数6勝。
NARのタイトルを幾つも獲得し長きに渡り地方競馬の王者として君臨し続けた近年での南関東、いや地方競馬において最強であり最高の名馬である事は間違いでしょう。

南関一、いや地方一の異端の名伯楽であった故・川島正行先生が管理した馬でアジュディミツオーと並ぶ傑作馬であり地方競馬を代表する一頭。そんな南関色が強い馬のオーナーがアラブの殿下だった事も面白かった様に思えます。

競走馬時代のフリオーソは連勝を繰り返す馬ではありませんでした。しかし、地方、中央問わず並居る強豪馬を相手に走り続けたその姿に魅せられ、一喜一憂するファンが大勢いたのは、ここぞという締めには勝ってくれた馬だったからだと思います。砂の世界でも中央馬とは雲泥の差が付いてしまっている時代に真っ向勝負で勝負し勝利してくれたフリオーソを私は大好きでした。

そんな魅力溢れる地方競馬の王子様に会いに行きました。
(これらの写真は施設が見学可能だった時のモノです。今現在は見学は行っていないのでご了承下さい。)

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おっ、其処にいるのは、もしかして、あのフリちゃんでは...?

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やっぱりそうだ!フリちゃん、初めまして、会いたかったよ。

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何か眠そうだなー(笑)、それでも顔を出してくれるなんて優しいね。

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良かったねー、スタッフさんからご褒美の人参もらえて...。美味しいかい?

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アレっ?今ボクの事、誰か呼んだかな?」って、うんうん、こっちだよ。

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どっち?これで良い顔撮れるー?」ってバッチリだよー、ありがとうね。

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フリちゃん、今日はありがとうね。君に会えて本当に嬉しかったよ、元気でね。


現在は種牡馬として繫養されています。

種牡馬になってから三年連続で100頭越えの種付け数を誇り、今年デビューした産駒から早くも勝ち馬を輩出しています。この先多くの活躍馬が誕生する事を願っています。

血統は母系が名牝・Trillionの血を継ぐ牝馬・ファーザ。フリちゃんの美しい栗毛の毛並みはこの系統からの遺伝でしょう。そして父は日本競馬に数々の名馬を誕生させた偉大なる種牡馬・ブライアンズタイム。芝・ダート問わず、あれ程素晴らしい産駒を輩出していたブラ様ですが、後継馬となると現在極小なのが悲しいモノです。そんな偉大なる父の後継馬としてフリちゃんにはぜひ、種牡馬として活躍して欲しいものです。

南関・地方ファンの夢を叶えた名馬・フリオーソ。君は地方競馬の看板を背負い、本当に良く走り続け勝ち続けてくれたね。君には感謝しかないよ、本当にありがとう。現役次第からファンの想いを一心に背負い叶えてくれた君にこれ以上望む事はエゴかも知れないが、次に君に頼みたいのは君の成し遂げれなかった中央制覇、そして偉大なる父の血を繋ぐ事なんだ。また厄介な夢を託してゴメンね、でも君ならきっと成し遂げられると思ってお願いするよ。

みる者を熱くさせる魅惑馬・フリオーソ。君の第二の馬生は始まったばかり、次はその強靭な精神と確固たる意志を受け継ぐ君の仔で私を熱狂させておくれ。


馬房から顔を出し、眠くなりながも、必死にファンサービスをしてくれる優しいフリちゃんをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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by HakodateMagosaku | 2016-06-27 18:00 | 馬名・フ~ | Comments(0)

第290回目は第126回ケンタッキーダービー勝ち馬、「黄金の天馬」"フサイチペガサス"です。

通算成績9戦6勝、米の重賞を4勝、米最高峰レースであり世界屈指の大レース・ケンタッキーダービーを日本人馬主としては初めて制覇した名馬です。名手・K.デザーモとのコンビも印象深いものがあります。

米の三冠レース前哨戦であるサンフェリペSウッドメモリアルSを勝利し、一番人気で迎えた米クラシック第一弾ダービーを制覇。その後は、怪我や不運に見舞われ重賞を一勝したのみで引退となってしまいましたが、その偉大な功績をかわれ巨額な取引を得て種牡馬入り。当時のセールで5億円以上の高値で競り落とされた仔馬が引退時には十数倍の価値になるという正にアメリカンドリームを体現させた馬でした。


米にまで会いに行く事は出来ないのでノーザンホースパークさんにある黄金の像で了承下さい。

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正か、日本人がこのRun for the rosesのタイトルを手に入れる事が出来るとは...。

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オーナーがオーナーだっただけに派手なのは分かるが、像まで黄金とは!流石黄金を産み出した名馬だね。

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話題性ばかりが先行してしまった馬に思われているけど、君は真の実力馬だった思っているよ。


現在も米のAshford Studにて種牡馬として繫養されています。

父は言わずもがな大種牡馬・Mr.Prospector、母・Angel Feverも米の良血が多数いる血統。母の血は今となれば日本に所縁のある血統となっています。

種牡馬入り時の驚愕な数値(お金)が表した様に多大な期待を背負ったペガサスでしたが、現在のところ自身級、以上の馬は産み出されていませんが、それでもローマンルーラーを筆頭とする後継馬を輩出している点は能力は並の馬ではない事は証明出来たと思います。しかし欲をいえば、もう一ランク上を望みたいものでもあります。晩期を迎えた種牡馬生活にもう一花咲かせて欲しいものです。

日本人の夢・悲願を成就させた米・ダービー馬・フサイチペガサス。悲しくも君に纏わり付くお金に纏わる話によってその実力を真に評価する人は多くはないけど、私は世界最高峰であるレースを一番人気で勝利した偉大な功績には未だに驚くばかりだよ。君はは本当にとてつもない事を達成したね。

金鉱採掘者から産み出さた探鉱者。その偉大なる血脈が黄金の天馬を産み出したアメリカンホースヒストリー。正に君の血族はゴールドと縁がある一族だね。君の産駒たちからまた金の鉱石を採取する名馬たちの誕生を心待ちしているよ。
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by HakodateMagosaku | 2016-05-05 18:00 | 馬名・フ~ | Comments(0)

第287回目は第59回桜花賞勝ち馬、「ソーダストリームの末裔」"プリモディーネ"です。

通算成績10戦3勝、重賞勝利は桜花賞とファンタジーS。

フサイチエアデールトゥザヴィクトリーウメノファイバーエイシンルーデンススティンガーetc...、スター揃いの強豪犇めく年の桜花賞で直線一気の走りで鞍上に初のG1勝ち、クラシックを勝ち、そして名牝であるソーダストリーム一族に久しぶりのビッグタイトルを齎した名馬でした。脚元の怪我により、満足な走りは出来ませんでしたが、少ないチャンスでビッグタイトルを獲得した非凡な才能は只ならぬモノがありました。もし、脚元が良く万全に走れていればビッグタイトルの数が1つ2つ増えていたかも知れません。

名オーナー伊達ブランドの象徴とも名牝から久方ぶりに誕生した名牝かつクラシックホースに念願叶って会いに行く事が出来ました。

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名は体を表す、君の走りは正に一級品だったね。

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おっ、いたいた、其処におられるのは麗しのお嬢様では...?

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ディーネ、初めまして、お元気ですか?

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顔を上げてくれたんだね、ありがとう。どうだい?久しぶりの日本の生活は慣れたかい?

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何々?「最初は中々慣れなくて少し食欲がなかったけど今は平気...」そうか、そうかそれは良かったよ。

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たぶん最初は時差ボケがあったんだよ、きっと。でもここは君の故郷だからきっと、もっともっと元気になるね。

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それにしても、どうして?そんな困った顔しているんだい?

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何々?「ちょっとアナタと遊びたいんだけど...。」ってそんな事言われてもなー、こっちも君と遊びたいの山々なんだけど、君は牧場さんの宝物だからね、何かあったら大変だから無理なんだよ...ゴメンね。

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じゃあね、ディーネ。これからは故郷でゆっくりのんびり過ごすんだよ。


現在はサンシャイン牧場さんにて功労馬として暮らしています。

競走馬を引退後、米国に渡り、お母さんとして9頭の産駒を誕生させました。現在は繁殖を引退し故郷に戻り穏やかな日々を過ごしています。現在までに自身級の名馬は誕生していませんが、後継馬産駒はいるので偉大な血の歴史は続くので安心です。あと最後の仔であるMonsunとの産駒も期待したいものです。

アフリ-ト、母父マルゼンスキー。この血統背景だけでも感涙してしまう血統ですが、最も魅力なのは母モンパリの系統でしょう。私の大好きな名種牡馬イエローゴッドモンタヴァル。何といっても伊達オーナーの基礎牝馬であるソーダストリームが流れる魅惑な血統。これ程奥深く、オーナーの意志と執念を感じさせる血統は現代では希薄となりました。それだけに何としてでもディーネ、及び産駒たちには頑張って欲しいと思います。

オーナーの熱意とロマン、そして一流の血を継ぐ名牝・プリモディーネ。君は周りの期待と情熱を胸に栄光を勝ち取った名牝だ。確かに即効的に名牝から名牝の誕生する事は望ましい事だと思う。しかし、どうだろうか?君の一族の様に一時的に停滞、凍結された期間を乗り越え、熟成されて、また大輪を咲かせるというのもロマンではないだろうか?確かに今は君から大輪を咲かす華々は誕生していないかも知れない。でも、私は信じているよ。

麗しくも誇り高き名牝・ディーネ。今一度、君の血が表舞台に咲き誇る事を今か今かと待っている...。

放牧地で草を頬張るプリモディーネをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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by HakodateMagosaku | 2016-04-06 18:00 | 馬名・フ~ | Comments(0)

第14回目は第41回共同通信杯勝ち馬”フサイチホウオー”part2です。

通算成績11戦4勝、重賞勝利数3勝。
10月の新馬戦を勝ち上がり、クラシック直結の重賞を3連勝。一躍クラシックの主役として迎えた牡馬クラシック第一戦・皐月賞で豪脚をみせつけたものの僅かに届かずタイトルを逃してしまいます。しかし、負けて強の内容かつ府中の鬼と云われた父を彷彿させる馬だったためかファンは迎えた第二戦・日本ダービーにてホウオーを圧倒的に支持し歴史の瞬間を固唾を呑んで2分半弱のレースを見守りました。皮肉にもそのレースにて歴史は誕生しました。しかし、その歴史に名を刻んだのはホウオーではなく結果は7着、エリート街道を歩んできた彼にとっては大惨敗といわれるものでした。その後秋競馬、古馬戦線にて巻き返しを計ったものの3歳春時のような勢いはなく、燃え尽きた様に引退しました。

一言で早熟だったいう事は容易でしょうが、私的にはこの馬の能力はG1級のものがあったと思っています。脚元と腰の弱さもあったでしょう。ただ私的には父と似た気質の繊細な馬だっただけに皐月賞での敗戦及び期待を一心に背負ったダービーの惨敗が尾を引いた様に思えます。馬はとても繊細で感受性の強い生き物です。きっとこの仔にも何かしらの心的外傷の影響があったと思っています。

種牡馬時代から数年ぶりに彼に会いに行きました。


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ホウオー、お久しぶり。元気していたかい?

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あれ?反応がないなー、もしかして私の事忘れてしまったの?

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覚えているよ!ただ...」って、何、何なの?

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もう、種牡馬でなくなったボクにみんな興味なんかないんでしょう?
だって...(笑)、何てつまらない事言ってるの?君の本当のファンなら君の事を気にかけない人なんていないよ。

現在はモモセライディングファームさんにて乗馬馬として頑張っています。

現役を引退後、一時、乗馬馬となりましたが妹たちの活躍により種牡馬となり4年ほど繫養されていましたが種付け数が伸びず再度、乗馬馬となりました。残された数少ない産駒と、中でもケンブリッジサンに頑張って欲しいものです。

父と酷似する風貌と経歴を兼ねた故の不運の馬・フサイチホウオー。そのクラシックまでの過程が同じ故にどうしても父が輝いた舞台では過剰な期待をかけてしまった。その事で君にただならぬ重圧がかかってしまっていたね。繊細な君の事だからその大いな期待にそえなかった事が辛かったんだろう。種牡馬としての君をもっと見たかった気もあるけど、君は愛嬌満点の優しい仔だから今のお仕事の方が向いているのかもしれないね。君の第四の馬生は始まったばかり、これからもっと優しい人たちに出会えるといいね。応援しているよ。


今回はあまり良い写真を紹介出来なかったのでホウオーの愛くるしさが良く伝わらなかったと思います。なのでホウオーの魅力を確かめたい方は動画の方をお勧めします。

馬房にてカイバを貪るホウオーをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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by HakodateMagosaku | 2016-02-10 18:00 | 馬名・フ~ | Comments(2)

第277回目は京都3歳S勝ち馬、名種牡馬"フィガロ"です。

通算成績3戦2勝、主な勝ち鞍はOP特別のみ。
重賞勝ちはないですが、3戦目のG1で3着となり能力の片鱗を魅せました。この引退レースとなった朝日杯3歳Sは1着が後のGPホース栗毛の怪物・グラスワンダー、2着が名スプリンター・マイネルラヴ、そして4着が後の世界最速王・アグネスワールド。フィガロを除く三頭全てが後にG1ホースとなるハイレベルなレースでの3着となった馬だけに悔やまれる一頭でした。

そんな未完の葦毛プリンス、フィガロに会いに行きました。
(従業員さんが連れて来てくれている写真がありますが、必ずしもこの状態で撮影出来る訳ではありません、その都度、牧場の方の指示に従って下さい。)

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おー、その姿は今では人気名種牡馬・フィガロ、20歳になったんだね。

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落ち着きがあるなー、けっこう大人しい仔なのかなー?

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すっかり色は抜けてきてるけど顔の若々しさは健在だね。

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あれ?急に怖い顔になったけど、どうしたんだい?

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「もう、いーい?」ってそうか、お家に戻りたくなったんだね。ゴメンね。

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ありがとうね、今日は君に会えて感激だよ。これからも身体に気をつけてね。


現在はオーナーの牧場、サンシャイン牧場にて繫養されています。

怪我により早期に引退後、種牡馬となり当初は産駒数が僅少でした。しかし毎年の様に活躍馬を誕生させ、地方競馬、特に南関には多くの名馬を誕生させています。ついには自身の後継種牡馬まで誕生させてしまいました。今となればStorm Catの血を引く馬を日本に持ち込む事は容易な事でしょうが、この馬が日本の地に来たのは20年も前の事です。当時これ程までにStorm Catの血が日本で活躍するとは多くの人が予期していなかったハズです。それだけ故・伊達秀和オーナーの先見の明がいかに素晴らしかったのでしょう。これほどまで血のロマンを永続出来たのはロマン派のオーナーブリーダーさんとフィガロの努力と執念の賜物だと思います。

不遇の葦毛馬・フィガロ。君は現役時、非凡な能力を活かす事が出来ず辛い想いをしただろう。これまでに未完の大器、無冠の王者は数いれど、君程その言葉が当てはまる名馬はそういないだろう。ターフでは僅か3戦しか歴史を刻むことが出来ずともサラブレッドの血の系譜には今や君の血は受け継がれている。これからは少しペースダウンしてゆっくりと余生を暮らしながら、子孫の活躍を見守って欲しい。

次世代に夢と浪漫を繋いだ奇跡の馬・フィガロ。その名の通り、君の作品はまだ、二部作までしか創られ上演されていない、君の三部作の終焉は君の、そして君の息子たちが未だ掴み取っていない大舞台での勝利にて一時幕を閉じるだろう。そして願わくばその先に、名オーナーが見据えていた、夢も観てみたい...。
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by HakodateMagosaku | 2015-11-17 18:00 | 馬名・フ~ | Comments(0)

第261回目は第61回ラジオNIKKEI賞勝ち馬"ファイナルフォーム"です。

通算成績10戦3勝。今を時めく名調教師・堀宣行先生と戸崎圭太騎手のトリオで勝ち獲った重賞でした。

重賞はラジオNIKKEI賞のみでしたがディープ産駒らしい卓越したスピードとしなやかさを持つ馬でした。体調面により思う様な活躍は出来ませんでしたが、直線で魅せる末脚は一級品だったと思います。

富士Sで凌ぎを削ったクラレントが今年の安田記念で健闘しただけにこの仔も無事でいれば府中や京都のマイル戦で大活躍していたかも知れません。

そんな不遇なディープ産駒、ファイナルフォームに会いに行きました。


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ディープ産駒が乗馬馬になるというのは中々感慨深いね。

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初めまして、ファイナルフォーム。元気にしていましたか?

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やっぱりディープ産駒だから、お坊ちゃま気質なのかねー。

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あれ?表情が変わった。何だ警戒してたんだね、それはそれは失礼しました。

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君は私の袖を噛みかみする位、ホントはとても人懐っこいんだもんねー。

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そして、ちょっとお茶目なんだもんねー。ホント、カワイイなー。

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とにかく、体に気を付けて第二の馬生を頑張ってね。


見学中、終始、顔を寄せ付けて来てくれアマガミしてくれたとても人懐っこく優しい仔でした。

現在はモモセライディングファームさんにて乗馬馬として頑張っています。

父は言わずもがなディープインパクト、母ファイナルデスティネーションは新のG1馬という良血馬だけにあとタイトルが一つ、二つあれば種牡馬入りもあったかも知れませんが、体質の悪い仔だけに種牡馬入りで負担がかかるよりは良かったのかも知れません。

度重なる不運に会いながらも偉大な父と母から受け継いだ誇りを捨てず、走り続けたファイナルフォーム。君がターフを駆け抜けたのは僅か10戦だったけど、君の走りに魅了されたファンは少なくなかった。競走馬時代に君の最終形態を垣間見る事は出来なかったけど、焦らずこれからの長き馬生でその域まで辿り着いてくれ。現役時、体調面で悩まされ続けたろうから、これからは元気になって長生きするんだよ。また、会えたら嬉しいね。

未完の大器のディープ産駒ファイナルフォーム。これから向かう最終形を夢見て応援するよ。
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by HakodateMagosaku | 2015-07-01 18:00 | 馬名・フ~ | Comments(2)

第64回目は第53回スプリングS勝ち馬”ブラックタイド”part2です。

父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア。言わずもがな、あの近代日本競馬最強と謳われているディープインパクトの全兄です。余りにも偉大かつ生ける伝説となってしまっている弟がいるため、全兄ながら日陰の存在となってしまっている感もありますが、この兄も非凡な能力を持つ名馬だと思います。

この馬唯一の重賞タイトルとなったスプリングSのレースは今でもスケールを感じさせる圧巻なレースでした。今となれば鞍上の横山典弘騎手との手が合ったのもあったかも知れません。その後は脚と相談しながらの使い方だったので思う様な成績は残せませんでしたが、脚さえ持てばもっと活躍出来た一頭だったと思います。

そんなタイドに数年ぶりに会いに行きました。

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今日はタイド近寄って来てくれるかなー。

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久しぶりー、タイド。ってもう呼ぶ前に来てくれていたの?

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近くに居てくれてありがとうね。いつも感謝しているよ。

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今日は特に近距離だねー(笑)。それにしても、穏やかな表情だ。

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今日はお天気も良いいしー、ホント気持ちいいねー。

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タイドも気持ちいいかい?そういえば何か話す事ない?

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まあいっか、とにかく今、お勉め大変だから体調に気をつけてね。


見学中、ズ~と傍にいてくれた愛嬌の満点心優しき仔でした。

現在もブリーダーズ・スタリオン・ステーションさんにて種牡馬として繫養されています。

種付け数は初年度から150頭前後を常にキープし続けていて今では実績を兼ねた大人気の種牡馬となっています。産駒は毎年の様に重賞クラスを輩出し続けています。産駒の傾向としては全弟のディープと異なり瞬発力勝負の舞台よりは少し坂等があるパワー型の叩き良化型の産駒多い様に思われます。タイドの少しズブかった点とパワーが遺伝され、体質面では良化した産駒が多いと思います。

確かに競走成績も産駒成績も素晴らしい弟君に比べれば地味なもかも知れませんが競走成績を考えればこれ程まで種牡馬として大成出来たのはこの馬の非凡さもある様に思えます。いつの日か弟を越す産駒を誕生させて欲しいものです。

偉大なる父と母の血を受け継ぐブラックタイド。その優秀な血が受け継がれている事がきっと今の種牡馬成功としての原動力となっているのだろう。この先、君の数多き産駒から君の成し遂げれなかったクラシックのタイトルを齎す産駒が現れる事を祈っているよ。その時ライバル馬は弟の産駒だったら面白いね。
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by HakodateMagosaku | 2015-03-17 18:00 | 馬名・フ~ | Comments(2)

第239回目は北関東競馬後期の大物、「栃木の怪物」"ブライアンズロマン"です。

本年3月14日(土)に10年ぶりに復活する宇都宮競馬場での催し、うつけいナイト
今回はそんな奇跡の一夜に相応しい名馬を紹介したいと思います。

通算成績63戦43勝。主に北関東にて活躍した名馬です。
宇都宮競馬と云えば高崎、足利と並ぶ、今は無き北関東競馬の舞台。この馬はその三場の他に上山競馬場で活躍した北関東競馬の怪物と呼ばれた名馬です。

その異名の所以は何といっても宇都宮競馬を代表する名レース・とちぎ大賞典を4連覇!している事でしょう。その他にJRAとの交流戦であった、さくらんぼ記念も制覇しており北関東では無類の強さを誇りました。新馬戦からほぼコンビを組み続けた北関東競馬の顔ともいえる名手・内田利雄ジョッキーと戦い続けたレースは今でも北関ファンには忘れる事は出来ないハズです。

そんな北関東を代表する名馬に会いに行く事が出来ました。(掲載されている写真は数年前のモノです...)

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ブラ様を代表する、あの名馬がそこにいるのか...。

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ロマン会いに来たよーって、お食事中だったんだね。

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その馬衣暖かそうだねー、大事にされていて、元気そうで何よりです。

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おっ、動いた!もしかして近づいてきてくれるのかなー。

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あともう少し...っていいか。君が今元気にしているならそれだけでいいんだ...。

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それにしてもブライアン(タイム)の浪漫とは...。本当に名前通り素晴らしいロマンを与えた名馬だったね。


引退後、数年は種馬として頑張っていましたが、あまりにも秀逸かつ主流の血統背景故に種付け数を伸ばす事が出来ず、少数の産駒しか残す事が出来ませんでした。

現在は荒木克己育成牧場さんにて功労馬して繫養されています。

奇しくも父である偉大な種牡馬ブライアンズタイムの初年度産駒であった「中央の怪物」ナリタブライアンと同じ年に生を受けたロマン。方や中央のエースとして頭角を現し競馬界を席巻したブライアン。そしてロマンは地方(北関東)で最強馬となり、舞台は違えど「怪物」という途轍もない異名を与えられた両馬です。

中央の怪物は引退後、早世してしまい産駒を多く残す事は出来ませんでした。確かに産駒数と意味ではロマンも無念が残るやも知れません。しかし、中央で活躍して引退後もアクセク働かされるよりも現在こうして愛する人に支えられ、大事にされながらノンビリと暮らすロマンを観ていると、こちらの方が馬自身には良かった気がします。本当にロマンは素晴らしい馬生を授かったものだと感じます。

「栃木の怪物」とまで云われた、ブライアンズロマン。確かに君の現役時の走りを観ていたファンはその圧倒的な強さ故にそんな言葉を発してしまっていたんだろう。でも今の君を知る私は君が怪物?なんて思えないんだ。何故なら今の君はとても穏やかで優しい仔だから。君はそれだけ今の生活に満足し、愛されている実感があるからだね。この先は「長寿の怪物」と云われる事を目標にしようか?これからも君の馬生が穏やかなものである事を祈っているよ。

今は無き北関東競馬の怪物よ、その思い出の地が消えても、君の走りはファンの胸に刻まれている。いつまでもいつまでも、君の蹄跡は語り継がれるだろう。
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by hakodatemagosaku | 2015-02-25 17:59 | 馬名・フ~ | Comments(6)

第231回目は第43回ステイヤーズS勝ち馬”フォゲッタブル”です。

通算成績32戦4勝。重賞2勝がステイヤーズS、ダイヤモンドSという根っからのステイヤー気質だった馬。三歳秋からメキメキと力をつけ最後のクラシック・菊花賞で僅差の2着に入り、次走のステイヤーズSで重賞初制覇、暮れの有馬記念では見せ場ありの4着。その後はその素晴らしい血統背景ゆえ秘めた能力が開花するのでは!といつも期待された馬でしたが以降は重賞1勝止まりに終わってしまいました。


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グルにダンスとは活躍を宿命づけされた様な馬だよね。

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そこに居るのもしや...フォゲ会いに来たよ。

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フォゲ、初めまして、嬉しいな君に会えるなんて。

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フォゲ、やっぱり君は想像していた通りのお坊ちゃま顔だね。

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ありがとう近寄って来てくれたんだね。フォゲは人懐っこいねー。

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柵越しでも君の優しさと人懐っこさは感じれるから大丈夫だよ。


現在はノーザンホースパークさんにて乗馬として頑張っています。

これ程の血統背景を持つ馬でも長距離主体の勝ち鞍と勝ち星の少なさ、そして5歳以降の不振が原因となった為か種牡馬入りする事は難しかったのでしょう。種牡馬になっていたら血統背景の妙味から父を越す偉大な産駒の誕生も夢でなかったかも知れないなーと思ってしまいます。でも、今のフォゲは従業員さんにとても愛され、可愛がられているので人懐っこい、優しいこの仔には今の状態の方が幸せなのだと思います。

フォゲ、古馬になってから君本来の力を発揮する事が出来なくて歯痒い想いをしてたろう?分かっているよ、君がステイヤー・一辺倒の馬では無い事を。その魅力ある血統だけに王道路線でも活躍出来たハズだね。ただ、少しだけ父親似だったんだよね。君の仔をみる事が出来ないのは残念だけど姉弟たちがきっと素晴らしい産駒を輩出してくれるハズだからね。だからフォゲはこの先、乗馬で訪れる人たちに馬の魅力を教えてあげてね。また、君に会える日を楽しみにしているからね。元気でしていてね、良家のお坊ちゃま君。

馬房で微睡む、愛らしいフォゲッタブルをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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by HakodateMagosaku | 2014-12-03 18:00 | 馬名・フ~ | Comments(4)

第53回目は第8回根岸S勝ち馬”フジノマッケンオー”part2です!

前回訪問して以来、二年ぶりに彼に会いに行きました。もう少し早く会いに来れれば...。

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改めて成績を振り返ると芝・ダート、中央、地方問わず走り続けた名馬だったなー。

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マッケンオー、君とこんな形で再会するとは思いも寄らなかったよ。

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あんなに元気で優しかったマッケンオー。あのお惚け顔をもう二度と観る事が出来ないなんて...(泣)。


現在は終焉の地、本桐牧場さんにて埋葬されています。

顔(目が?)に特徴があったマッケンオー。そのクールな顔立ちとは相反して心優しき、気遣いの馬でした。そんなマッケンオーが最後は苦しんで亡くなったとは想像したくありません。しかし、その終の棲家が本桐さんであったことは幸せだったと思います。

ありがとう、マッケンオー。天国ではまた先輩カムイオーと隣の放牧地で仲良く過ごしてね。
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by HakodateMagosaku | 2014-01-31 17:10 | 馬名・フ~ | Comments(4)