カテゴリ:馬名・タ~( 19 )

第289回目は第97回天皇賞・春勝ち馬、「白い稲妻Ⅱ世」"タマモクロス"です。

通算成績18戦9勝、G1勝利3勝。

前年からの勢いそのままに6連勝で人馬共に初のG1のタイトルを獲得し、その後、宝塚記念、天皇賞・秋を制覇し競馬界を代表する名馬となりました。最後の二戦は2着と敗れたものの、引退レースとなった有馬記念では芦毛最強馬の称号が受け継がれた瞬間でした。

豪腕・南井克巳とのコンビで駆け抜けたレースは今でも脳裏に焼き付いています。

そんな人気実力を兼ねたヤンチャな芦毛馬・タマモクロスのお墓参りに行きました。

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個人牧場が産み出した奇跡の芦毛馬だったなー。

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タマちゃん、今もこうして君の走りに魅了されたファンが訪れているんだね。本当に沢山のファンに愛された名馬だった...。


現在は産まれ故郷の近くにて眠っています。

現役を引退後、種牡馬入りし数々の個性的な重賞馬を誕生させましたが、自身級の産駒には恵まれず、後継種牡馬はウインジェネラーレのみ、悲しくもその血も絶えようとしています。私的には偉大なる亡き父・シービークロスから続く稲妻の遺伝子を繋いで欲しいものでした。しかし、多くはないものの、現在は母父として活躍馬を誕生させているのでいつの日かタマモクロスの血を継ぐ馬からG1馬の誕生する事を祈っています。

白き稲妻Ⅱ世タマモクロス。君は今は無き名牧場さんが産み出した最高傑作だった。君が古馬となり、重賞戦線を勝ち上がっていた時はきっと喜びも一入だったハズだ。今更こんな事を言うのは野暮だろうけど、君の成長が晩成傾向でなければ、今頃君の産まれた牧場さんは天下の牧場となっていただろうし、君も還れる場所があったらどんなに幸せだったろう...。それにしても君も、妹も本当に良く頑張ったね、きっと君らを産み出した事を生産者として誇りに思っているハズだよ。

個人牧場の偉大なるホースマンの夢と熱意の結晶から産み出した奇跡の王道馬タマモクロス。君の馬生には生産界が背負う悲しき現実も付き纏うが、其処には大きな浪漫も詰まっている。本当に沢山の夢や感動をありがとう、君の走りを一生忘れはしない。

今年も君が輝き放ったレースがやって来る...君の様な真の実力馬、王道馬の誕生を天国から願っておくれ。
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by HakodateMagosaku | 2016-04-28 18:00 | 馬名・タ~ | Comments(0)

第100回目は第57回菊花賞の勝ち馬、「闇の演舞者」"ダンスインザダーク"part2です。

通算成績8戦5勝、G1勝利は菊花賞一勝のみ。現役時代のダンスを知らない人にとってはさほど偉大な馬に思えないかも知れませんが、現役時を観てきたファンならこの馬の真の実力を知っていると思います。

この世に生を受けてから、重賞はもちろんの事、G1、クラシック勝ちを義務づけられた宿命を背負い、全てのレースで勝つ事が当然と思われていた期待馬でしたが、G1のタイトルはいとも簡単に獲得する事が出来ませんでした。そんな中掴み獲ったクラシック最終戦、圧倒的な力を証明し悲願を達成した瞬間でした。

この馬から私は勝つ事の厳しさ、難しさを教えてもらった気がします。

そんな不屈の良血馬・ダンスインザダークに数年ぶりに会いに行きました。

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相変わらず、名前だけでカッコよさが伝わってくる馬だよね。

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おーい、ダンス、久しぶり...てお水を飲んでいたのね、ゴメン、ゴメン。

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あれ?誰か呼んだような気がするんだけど...」ってダンス、そっちじゃないよー。

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そうそう、こっち、こっちです。お久しぶり、元気していたかい?

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愛嬌満点だね、本当に君は良家の御坊ちゃまが板についている顔しているねー。

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何だ、なんなんだ!その顔は...そ、それはないわ(泣)。カワイイ、可愛過ぎる!ダンス、私を卒倒させるつもりかい?


この写真を撮った数か月後に社台スタリオンステーションに移動してしまいました。今となれば間近に会える最後のチャンスだったので幸運でした。同所にて本年も種牡馬として極僅かですが種付けを行っている様です。

種牡馬全盛の時程ではないものの現在でも息子、孫世代が偉大な血を活かし活躍しています。直仔には長距離馬の活躍馬が目立ちましたが、母父としては短中距離で活躍する産駒が誕生しているのも、この血筋の奥深さを感じさせます。

良家のプリンス馬・ダンス。君は燦々と輝く日向で産まれ育ち、エリートの道を歩み続け、多大な期待を背にしながら走り続けた馬だった。不運というしかいえない状況が続き、本番では中々結果が伴わない事が多かったね。それでも最後の一冠でその能力を遺憾なく発揮させる事で君が真の実力馬である事を証明する事が出来て本当に良かった。種牡馬になってからも多くの活躍馬を輩出したね。けど、ひとつだけ欲をいえば私は君の産駒から君の夢であったダービー馬の誕生を観たかった...いや、過去形ではないね、まだチャンスは残されている、君の精神を受け継ぐ仔が君の夢を果たしてくれると願っているよ。

闇夜に舞う大器馬・ダンスインザダーク。その血、そして偉大な蹄跡は語り継がれていくことだろう。君は日本競馬界の宝だ。だから、この先も長生きして子孫の繁栄を祈り、長生きしておくれ。
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by HakodateMagosaku | 2015-10-21 18:00 | 馬名・タ~ | Comments(2)

第271回回は第38回新潟記念勝ち馬"トーワトレジャー"です。

通算成績25戦5勝。重賞勝利は新潟記念のみですが、G1でも掲示板に載るほどの牝馬でした。

4歳新馬(現3歳)戦のデビューのため春のクラシックこそ出来ませんでしたが、夏競馬を勝ち上がりメキメキと力をつけ、最後のクラシックで3着になり、スランプに陥りながらも復活し重賞馬とまでのぼりつめ、その後、重賞戦線で好走するものの勝利する事は出来ませんでしたが、実力があった馬だっと思います。

そんな健気な根性娘・トレジャーに会いに行きました。

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お忙しい中、牧場の方が大切な愛娘を連れてきてくれました。
(見学の際、常時この様な見せ方をして頂ける訳ではありませんのでご了承下さい。)

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初めましてトレジャー、元気そうで何よりです、大切にされているね。

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お顔を近くでみせてくれてありがとうね、君は美人さんだなー。

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えっ、急にそわそわしてどうした?何か言いたい事があるのかなー?

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あれあれ?どっかから、何か集まって来たぞー?

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あっ、そっか、そういう事だよねー。今日はわざわざ会ってくれてありがとうね。

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そうだよね、今はママ友たちとゆっくり、のんびりと過ごしたいよね。みんなと仲良くね。


現在は産まれ故郷にてママとして暮らしています。

引退後は繁殖になり、これまでに10頭近くの産駒を誕生させています。血統背景は父トニービン、そして母父は日本では珍しいClever Trick。そして母系を辿ればAck AckやBold Ruler等の血が流れている、現在では珍しいサンデー、ミスプロ、ノーザンダンサーの血が入っていない血統です。それだけにあらゆる配合も出来る牝馬です。残念ながら、現段階は自身級の産駒は誕生していませんが、頑張り屋のこの仔の事です、きっといつの日か良い産駒が誕生すると思います。

諦める事を知れない根性娘・トレジャー。君は一度ならず、二度までも諦めず健気に堅実に走り続けた頑張り屋さんだった。今の君はお母さんとなり、母性と美しさを身につけ一層魅力がましたね。後は君の根性と貴重な血を受け継ぐ後継馬が誕生して何よりだ。

馬主さん、生産者さんのお宝馬・トーワトレジャー。君の走りはファンに夢や感動を与え、そして諦めない精神を教えてくれた。この先、君のその魂を引き継ぐ仔が誕生する事を心から祈っているよ。温かい愛に包まれた故郷でこれからも長生きしてね。
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by HakodateMagosaku | 2015-09-03 18:00 | 馬名・タ~ | Comments(3)

第255回目は第62回東京優駿勝ち馬、サンデーの出世頭"タヤスツヨシ"です。

1995年の日本ダービー、この年のダービーはある種牡馬の産駒が1、2着を独占しました。そう、この年以降から大種牡馬・サンデーサイレンスの快進撃が始まりました。産駒初の日本ダービー優勝馬が当馬・タヤスツヨシです。

通算成績13戦4勝、重賞勝ちは2勝ながら、その2勝の中にダービーが含まれている事はこの馬が天に選ばれた名馬だったのでしょう。同期にはフジキセキ、マヤノトップガン、マーベラスサンデー、牝馬ながらもライバルだったダンスパートナー、そして盟友・ジェニュイン。フジキセキの早期離脱があったとはいえ、この錚々たるメンバーでのダービー勝利は間違いなく当代屈指の名馬だったと思います。ダービー以降は勝てませんでしたが、サンデー時代の幕開けに一役かった名馬でした。

余談ですが、この馬と私の繋がりは強く、私がまだ高〇生だった時(時効ですので...笑)に、人生初のダービー馬券(ジェニュと馬連一点!)を獲らせてくれた思い出の一頭です。そんな思い出深きダービー馬のお墓参りに行きました。


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初めまして、ツヨシ。あのダービーから、もう20年か...もう少し前に会いたかったね(泣)。

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16歳かー、少し早過ぎるよーツヨシ。君はあらゆる人や馬の夢と悲願を叶えたダービー馬だったね。

現在は最後の繫養先だった場所で眠っています。

故障により引退後、種牡馬入りし、その良血がかわれてか初年度から100頭前後の種付け数がありました。国内にて自身級の名馬は誕生しなかったものの産駒の中から毎年の様に重賞級の勝ち鞍を挙げる仔たちが誕生していました。なお国外では豪にてG1級の名馬を誕生させていただけに故障により、亡くなってしまったのは残念でありません。

父・サンデーの長男世代の代表として、ビッグタイトルを齎した孝行息子、タヤスツヨシ。クラシック直前に三冠確実と云われていた産駒のフジキセキが離脱してしまった事でサンデー・パパもヒヤヒヤしていたハズ。でも、始まってしまえば初冠をジュニュが勝ち、二冠目は君が勝った事で安心しただろう。ダービー以降勝てなくなってしまった事で、君を弱い呼ばわりする人たちがいるけど、私は決してそうは思わない。何故なら、君は一年に一頭しか誕生しない日本ダービーを勝った名馬だから。きっとサンデー・パパも自慢の息子だと思っているハズだよ。

サンデーの孝行息子として、そしてオーナーの亡き友人への鎮魂のために走り続けたタヤスツヨシ。人でも馬でも天運を味方に付け、自身の能力を遺憾なく発揮し本気で勝負出来る時が一度だけあるのかも知れない。その時が日本ダービーだった馬、それが君だったと思う。それでいいじゃないか!いや、それが一番素晴らしいと思うんだ、競走馬として生を受けたのなら...。名の通り、頂点に上り詰めたタヤスツヨシ。天国では盟友・ジュニュとそして、貞弘さんと仲良くしてね。思い出のダービー馬よ、ありがとう、安らかに...。
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by HakodateMagosaku | 2015-05-28 18:00 | 馬名・タ~ | Comments(3)

第192回目は第54回川崎記念勝ち馬"タイムパラドックス"です。

通算成績50戦16勝うちGI5勝。今となれば、これ程の名馬が50戦も走っていたのは驚きです。本格派となってからは常にダート重賞を堅実な成績で息長く走り続けた馬。引退レースとなったJBCクラシックを連覇で飾る大舞台に強い馬でした。

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何といっても名前がカッコイイ仔だったなー。

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おっ、居たいた。パラドックス、お食事中でしたか?

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ありがとう、寄ってきてくれたんだねー。

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初めまして、会いたかったよ。それにしてもカワイイ顔だねー。

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ナニナニ?桶の淵を齧り始めて何するのー、もしかしてー?

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そんなカワイイ顔してー、グイッポするつもりだなー?

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パラドックス、そんな上品な顔のままでグイッポするんだねー。

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そんな顔になって...よっぽど気持ちがいいんだね。でもお腹に良くないから程々にするんだよ。


現在はビッグレッドファームさんにて種牡馬として繫養されています。

この仔の魅力は何といっても血統です。父は言わずもがな大種牡ブライアンズタイム。そして注目したいのは母父Alzao、あの七冠馬ディープインパクトと同じ母父をもっている。尚且つ母母のBold Ladyはローラローラを輩出している点でも世界に通ずる魅力な良血馬です。

一昨年は開腹手術をしたためか30頭弱と数は減りましたが、やはり地方競馬での産駒の活躍が目立っているためでしょうか、昨年は初年度以来の100頭越えを果たしています。中央でもまだ自身級の大物馬は出てきていませんが、この仔が自身も遅咲きのタイプだっただけにこれからが楽しみです。

パラドックス、これだけの良血馬ながら長きに渡って良く走ったね。君の強靭さと大舞台に強い精神力をもった産駒が誕生すれば君を超す大物馬の誕生も夢ではなさそうだ。柵癖は程々にして偉大なブラ様の血を繋ぐ後継者として長生きしてね。
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by HakodateMagosaku | 2014-01-26 17:47 | 馬名・タ~ | Comments(4)

第44回目は第36回有馬記念勝ち馬、ミスター有馬”ダイユウサク”part2です。

これまで20年以上、暮れのグランプリを観てきました。そんな中、何度も書きますが私にとって有馬記念ホースと云えば、真っ先に浮かぶ馬はダイちゃんことダイユウサクです。当時、国内に敵なしを誇っていたメジロマックイーンを封じ制覇したグランプリは今でも記憶に鮮明に残っています。

これらの写真は今年の3月に撮影したものです。

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おーい!ダイちゃん、久しぶり。会いに来たよ。

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ニッポーさんもこんにちは。みんな元気してたかい?

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冬毛ボウボウだけど、前回会った頃とたいして変わっていなくて安心したよ。

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ダイちゃん、相変わらず寄って来てくれないんだねー(笑)。

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おっ、おっおー、もしやこれは...初絡みしてくれるのでは...!

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「イヤっだよー!」って...騙された!本当にダイちゃんは頭がいいねー。

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もう、君の天真爛漫な姿を二度と観れないとは...悲し過ぎるよ。

この数か月後に還らぬ事になってしまいました...(泣)。数年前から老いは感じていたものの、マイペースな生き方をする仔だったので長生きしてくれるものだと思っていただけに非常に残念です。

ダイちゃんは歴代の名馬たちと比べると最強馬説などに謳われる名馬では決してないかも知れません。しかし、これ程までに人々の記憶に刻み込まれた名馬もそういるものではありません。その点から、私はダイユサクを稀代の名馬だと思っています。

ダイちゃん、私はあなたの媚びない、下手にでない、その頑でマイペースな性格が大好きだった。君は圧倒的な個性の持ち主かつ素晴らしい競走馬であった。君の魂は消えゆとも私の、そして競馬ファンの脳裏から君の勇姿は消えることはないだろう。

また、君が最も輝いた週がやってくる...生涯に渡り、その都度、君の事を思い出すだろう。
ありがとう、稀代の名馬ダイユウサク、天国ではマックと仲良くしてね。安らかに...

放牧地でのんびりと過ごす、在りし日のダイちゃんをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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by HakodateMagosaku | 2013-12-20 18:00 | 馬名・タ~ | Comments(6)

第179回目は第17回エリザベス女王杯勝ち馬"タケノベルベット"です。

通算成績11戦5勝、重賞2勝。半姉に桜花賞馬などがいる良血馬ながら、エリザベス女王杯ではブービー人気での勝利にはアッと驚かされました。ジョッキー界のアニキこと藤田伸二騎手に初のG1をプレゼントした名牝です。エリザベス後も古馬G1戦線でも活躍していただけに決してフロックで勝った馬ではなかったと思います。

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タケベル、初めまして会いたかったよ。

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お食事中だったかい?元気そうでなによりだー。

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ありがとうね、相手してくれて。現役時を観ていただけに感慨深いなー。

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藤田をオトコにしたのは間違いなく君だよね。

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そうそう、あのエリザベスは未だに忘れることが出来ないレースだよ。

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幸せな場所に来れて本当に良かったね。長生きするんだよ。


見学中、ズ~と食事に夢中のタケベルでしたが、合間や食後にはキチンと顔を出してくれ相手をしてくれた仔でした。

現在は繁殖を引退しイーハトーヴ・オーシァンファームさんで養老馬として穏やかな日々を送っています。

引退時も早く、現役時は牡馬と混じっても好走していた馬だっただけに、素晴らしい産駒の誕生を期待していたのですが...自身を超す産駒を輩出出来ませんでした。

タケベル、君は産駒で記録や血を多く残すことは出来なかったけど、競馬初心者だった私に常識というものを覆してくれた君のあのレースは一生忘れることはない。これからは天国に最も近いようなこの牧場でのんびり、ゆっくりと穏やかに過ごしてね。いつまでも元気でいてね。

夕飼いを終えたばかりなのに、近くにの干し草をツマミ食いする食いしん坊なタケベルをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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by HakodateMagosaku | 2013-11-05 18:00 | 馬名・タ~ | Comments(4)

第167回目は第39回新潟記念勝ち馬、タフネスホース"ダービーレグノ"です。

デビュー以来大きな間隔も空けず、ほぼ毎月の様に出走し続け儚くも散ってしまった馬。
通算成績43戦3勝。重賞は2勝ながら、この馬を観ないG1もしくは重賞は無かったといっても過言ではありません。走ったG1も牡馬三冠(合間に3歳で宝塚記念)、マイルCS、天皇賞・秋、JC、有馬、天皇賞・春と9種類、走った距離も1200mから3200mまでと何時如何なる場所も距離も格も問わなく堅実に駆け抜けたタフな頑張り屋さんでした。競馬ファンに記録よりもいつまでも、いつまでも記憶に残り続けれるであろう名馬だと思います。

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日当たりの一番良い場所に眠っているんだね。

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レグノ、やっと会えたよ、残念な形だけど故郷に戻ってこれて良かったね。

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本当にそこに眠って居るのかい?未だに信じられないんだよ、いや信じたくないんだ。たくさん走ったから疲れたろう...ゆっくり休むんだよ。

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悲しいけど、未だに君の悲劇のような事故がたくさんあるんだ...、だから君の後輩達に少しでも災いが起こらないように天国から見守ってね。


現在は産まれ故郷の社台牧場さんにお墓が建立されています。

タフで頑張り屋さんな性格が災いしたためか、彼の競争生活の末路は悲しいものとなってしまいました。私は今になれば彼がホンの少しだけでも我儘で怠けものな仔だったら良かったと思っています。それならもしかしたら、彼は合間に休む事ができ、競争生活をゆっくりと終えることができ、余生までも幸せだったのでは?と思うからです。馬は愛する人の気持ちを汲み、愛してくれる人達の為に応えようとしまう生き物です。もう少しだけ気持ちを判らない動物に産まれて欲しかったと思う時もただあるのです。そうすれば悲しい思いをすることが少ないハズですから...

悲しき姿で故郷に帰ることになってしまったレグノ。君のような最上級の名脇役馬を私は決して忘れないし、競馬ファンもきっと忘れないよ。天国ではあまり頑張り過ぎず、時にはグータラにのんびりと過ごすんだよ。もう、君は全てから解放されたのだから...
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by HakodateMagosaku | 2013-08-29 18:00 | 馬名・タ~ | Comments(4)

第144回目は第1回NHKマイルカップ勝ち馬"タイキフォーチュン"です。

この年から外国産馬の残念ダービー言われていたNZトロフィーに打って変わり、ダービートライアルであったNHK杯がマル外たちの春の最高の舞台となりました。

歴代のマル外たちの鬱憤を晴らすかのような多種な種牡馬の面々。Seattle Dancer、Danehill、Diesis、Seattle Slew、Lyphard、Red Ransom、etcまるでマル外専用のようなこの年のメンバー(そんな中シービーの仔がひっそりといたのが興味深いですが...)。今にして思えば、この先訪れる黒船襲来を予期させるレースだったやも知れません。

府中の直線を目の覚めるようなスピードで勝ち上がり日本競馬史に新たな蹄跡を刻んだフォーチュン。あれ程のパフォーマンスを魅せられただけに楽しみな一頭だったのですが、この後1勝も出来ず引退となりました。

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懐かしいなー、フォーチュン元気してるかな?

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お、いたいた、けどお食事中かー。当分近くでは観れなそうだな...

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エッ、まさか、まさか、近寄って来てくれるのかー?

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おー来てくれた!初めましてフォーチュン。来てくれてありがとう、優しいんだね。

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どうしたの?ゴメンネ、残念ながら食べ物は持ってないんだよ...

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そうそう、青草食べてね。それにしても元気そうで安心したよ。

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今年で20歳、この表情なら、それでもまだまだ元気でいれそうだね。

現在はイーストスタッドさんで穏やかな日々を送っています。

引退後、数年間は種牡馬となっていましたが種付け数が伸びず活躍馬を輩出すること出来ませんでした。現在はスタッドのアテ馬として活躍する日々です。

そんな状況でもこうして雄大な放牧地で余生を送れる理由はきっとアテ馬としても優秀かつ彼が掴み取ったNHKマイルカップ初代王者としての功績があるためでしょう。

日本競馬史のページの一枚に確実なる足跡を残したタイキフォーチュン、彼の余生がこれからも穏やかで安らぎに満ちたものであってほしいと願います。
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by HakodateMagosaku | 2013-05-01 18:00 | 馬名・タ~ | Comments(2)

第143回目は第5回テレビ東京杯青葉賞勝ち馬"タヤスアゲイン"です。

この年の青葉賞のメンバーは今にしてみると少し手薄な感もありましたが2着ライアンの仔、3着にマックの仔が入っているのが時代を感じさせます。このレースを最後に怪我もあったためか勝ち星をあげることは出来なかったのですが、今にして思えば2歳時にみせたOP特別3連勝があるだけにもう少し短い距離に照準を絞っていれば...と思ってしまいます。


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おーい、アゲイン会いにきたよ。元気だったかい?

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そうそう、この愛くるしい顔、相変わらずカワイイね。

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ちょ、ちょ、ちょっとー待った、そんなに近づいたらカワイイ顔を撮れないでしょ(笑)!

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そうそう、ありがとうポーズをとってくれて。それにしても君は本当にサンデーの仔なのかい?こんなに人懐っこくて大人しい仔なんて珍しいね。アレ?後にいる仔は...?

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大親友のレミちゃんとはいつも仲良しなんだもんね。


引退後は乗馬となり、現在はローリングエッグスクラブステーブルさんで功労馬として暮らしています。

撮影中、同じ放牧地にいる(偶然にも同じ馬主さん!)レミグランと仲良し過ぎて一緒にいる写真しか撮れなかった位でした(笑)。とても人懐っこく、おっとりとした馬でとても癒されました。

競争を長く続けれなかったことや産駒を産みだすことは出来ませんでしたが、引退後の余生をこうして穏やかに過ごせる仔は一番幸せです。こういう仔たちが少しでも増えてくれたらと思います。

大舞台にタヤスをもう一度!残念ながらツヨシ先輩は先に逝ってしまったけど、アゲイン、君は同胞の大好きなレミちゃんと一緒にいつまでも長生きしてね。
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by HakodateMagosaku | 2013-04-24 18:00 | 馬名・タ~ | Comments(2)