カテゴリ:馬名・イ~( 11 )

第316回目は第65回東京新聞杯勝ち馬,「仏の森の王子」"ヴァンセンヌ"です。

通算成績16戦6勝、重賞勝利数1勝。

日本競馬界の傑作馬と快速名牝の産駒としてデビュー前から期待されていたものの、体質面、怪我等の影響に順調に走る事が出来なかった馬でした。そんなヴァンセンヌの唯一の充実期に獲得したタイトルが東京新聞杯。重賞勝利はこの一勝のみでしたが、その後のG2二着、そして後のマイル王、最強馬となる王者・モーリスに肉薄したレースを繰り広げる事が出来た馬だっただけに、タイトル以上の実力があった馬だったと思います。

そんな非凡な良血馬・ヴァンセンヌに会いに行きました。

b0234851_1214245.jpg


初めまして、ヴァンセンヌ王子、やっぱりお坊ちゃま顔だね。

b0234851_12133739.jpg


会って急にどうしたの?そんなションボリして...?

b0234851_1213505.jpg


ボク、種牡馬入り出来たのは良いんだけど...実績がないからお嫁さん集める事出来るかな...?」、だって?プっ、ぷ、ゴメン、ごめん、君が悩んでるのに笑ってしまって...。

b0234851_1213235.jpg


だってね、確かに君は競走馬としては重賞1勝と実績は乏しいかも知れないよ、でもね、君にはそれを補えるだけの血の背景があるじゃない?それこそが君の武器だよ、だからね自身を持って。


現役を引退後、昨年から種牡馬となりました。

初年度の種付け数は60頭を集め、新種牡馬としては上々のデビューを果たしました。父・ディープインパクト、そしてこの馬の最大の魅力は日本屈指のスプリント女王・フラワーパーク が母である事でしょう。母父に流れる伝説の短距離王・ニホンピロウイナー、そして母系に流れるノーザンテースト Herbagerセントクレスピン等の名種牡馬の奥深い血が流れているのも魅力な種牡馬です。

日本スプリント界屈指の血を繋ぐ馬・ヴァンセンヌ。現役時はその溢れんばかりの能力を十二分に発揮出来なくて歯痒かっただろう。しかし、君のファンたちは君のその血統背景や走りに大きな夢を抱いただろう。種馬となれた事によりその偉大な血を次世代に繋ぐ機会を得たのだから、遠慮せずその非凡たるスピードを産駒に遺伝させ、短距離王を誕生させて欲しい。その日が来るのを心待ちにしているからね。

馬房でリラックスするヴァンセンヌをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
[PR]
by HakodateMagosaku | 2017-02-02 18:00 | 馬名・イ~ | Comments(0)

第284回目は第34回有馬記念・東京大賞典勝ち馬、「南関の豪傑」"イナリワン"です。

この名馬は私にとって、日本競馬界の現存している馬の中で最高峰の名馬であり、最大の貢献馬です。この馬程のスーパーホースはもう誕生する事はないと思っています。

通算成績、地方成績14戦9勝、中央成績11戦3勝。
主な勝ち鞍、天皇賞・春、宝塚記念、有馬記念、そして東京大賞典。

デビューは南関東の大井競馬場、デビューから並外れた実力を発揮したもののアクシデントもあり南関三冠戦は最後の一冠のみでしたが、古馬となり本格化し苦手の重馬場で苦戦しながらも地方競馬の最大レース・東京大賞典にて地方最強の称号を獲得し、翌年度から中央入り、中央デビュー後二戦は体調面や不運が続き実力を発揮出来ませんでした。そして三戦目として迎えた天皇賞・春、気性面に難があったイナリの鞍上に当時、新進気鋭の騎手として注目を集めていた武豊を新たなパートナーとして迎え挑み、見事中央初勝利をG1勝利で収め、勢いそのままに同コンビで宝塚記念も連勝。春シーズンの古馬チャンピオンとなり一躍競馬界のトップに君臨します。秋競馬から名人・柴田政人騎手とコンビを組み、三戦するものの結果を出せず、迎えた暮れの大一番・当年の最強馬決定戦となった有馬記念にて勝利し年度代表馬の称号を獲得、名実ともに最強馬となりました。

というのが、この馬の競走時代の流れですが、この馬の偉大な蹄跡を数語の文字で伝え切る事など愚かな行為です。

真の実力を確認するにはイナリが勝利したレースを1つでも観て下さい。地方最後のレース・東京大賞典(当時・ダート3000m!痺れます、最高です、この距離に戻して欲しい。)でもいいでしょう。中央初勝利レース・天皇賞・春(5馬身差のレコード勝ち、鞍上の武ちゃんの折り合い完璧!)、中央二勝目となった宝塚記念(二着のフレッシュボイスの脚、痺れます!)も最高です。そして一つ下の世代のライバルとの激戦、毎日王冠(オグリとの叩き合いは今でも心が揺さぶられます。)、有馬記念(レコード勝ち、スーパークリークを捻じ伏せる強さ!)、どのレースからでもいい、この馬の実力が知れるのなら。

取り乱してスイマセン、しかし支離滅裂な文を書いてしまう程の名馬でした。

私にとっての最強最高世代のアイドルであり、スーパーホースであるイナリに念願叶い会いに行くことが出来ました(号泣)。

b0234851_15512292.jpg


中央勝利数3勝でありながら、全てがG1まして最高のタイトルとは末恐ろしい。

b0234851_1551343.jpg


おー、そこにいるのはあのイナリ...(もう既に泣いています)。

b0234851_15514687.jpg


初めまして、イナリ、イナリ...会いたかった。本当に会いたかったよ(泣)。

b0234851_15515884.jpg


近くに来てくれたんだね、ありがとう。元気だったかい?

b0234851_15521195.jpg


イナリ...大変だったろう、辛かったろう?。本当に元気で良かった。

b0234851_15522576.jpg


熱い想いを伝えたいから、もう少し近くに来てくれないかい?いやーだよ!」ってアレ?遊んでくれないの?

b0234851_15523633.jpg


だって今は後輩たちの面倒看るので大変何だからさー。

b0234851_15524849.jpg


そうか、そうだよね、いいんだ、いいんだよ。君が元気であればそれだけでいい、それ以上何も望まないから。


現在はあるぷすペンションさんにて功労馬として穏やかに過ごしています。

見学中、同放牧地で離されている1歳馬、2歳馬たちの爺や兼、教育係(笑)?として楽しんでいました。

現役を引退後、種牡馬となり、ツキフクオー、イナリコンコルド、そしてシグナスヒーロー(重賞勝って欲しかった...)等の活躍馬を輩出しましたが、自身の後継馬は産み出せず引退となりました。父は日本競馬界に多大な影響を与えてくれた名種牡馬・ミルジョージ。母テイトヤシマも由緒ある日本根幹血統の神正の血を継いだ牝馬でした。イナリの爆発力と荒い気性は世界屈指の大種牡馬・Mill Reef(私にとって最高の種牡馬です。)のクロスが活きた事が要因だったと思います。

これ程の功績を残した名馬の余生は種牡馬引退後も約束されていると思われるのが普通でしょう。しかし、この馬の馬生は種牡馬引退後からが激動でした。ある名ばかりの心無き新オーナーに引き取られ、各地を転々する流浪生活...現在の住処に辿り着くまで幾多の地を渡り歩かされてきました。

競走馬は果たして何の為に生をうけるのでしょうか?ビジネスのためでしょうか?それともオーナーの地位や名誉を得るだけのツールでしょうか?どんなに走り、功績をあげ、私腹を満たせ、ファンに夢を齎したところでゴール(終生安泰のキップ)を得る事は出来ないのでしょうか?G1や重賞を勝った馬だけが優先に助かれば良いという訳ではありませんが、最低でも何かの指針がなければ生を受け、走り、多くの夢や感動を齎した馬たちが浮かばれません。

名ばかりのオーナー(所有者?)のせいで、現在、イナリの寝食の面倒を看て下さっているあるぷすペンションさんには助成金が一切支払われていません。ぜひとも、今面倒を看て下さっている方に助成金が渡る事を願いたいものです。

平成三強の一角・イナリ。君は偉大な大先輩・ハイセイコーの志を受け継ぎ、先輩が成し遂げれなかった年度代表馬を座を射止めた。良きライバルであったオグリと共に地方出身馬が中央のエリート馬と戦い勝利する姿にどれ程のファンが魅せられ勇気づけられたことだろう。

大井の小さな大巨人イナリワン。君程の名馬の馬生が波乱が潜んでいたなんて当時の競馬ファンの誰が予想していただろう。本当に何度も辛い想いをさせてゴメンね。それでも今こうして、元気な姿をみる事が出来て本当に良かった。盟友だったチヤンピオンスター、オグリ、クリークが去り、ヤエノ、バンブーまで鬼籍に入ってしまった。なので君にはみんなの分までウーンと長く生きて欲しい、そしてこれからの君の余生が穏やかで安らぎがある事を心より願いたい。

幾多の逆境を越え、走り、暮らして来た強靭な名馬・イナリワン。その偉大な蹄跡と感動は未来永劫を語り継がれるだろう。いつまでもいつまでも元気で...。

放牧地で穏やかに過ごすイナリ~後輩とじゃれ合うイナリをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
[PR]
by HakodateMagosaku | 2015-12-28 18:00 | 馬名・イ~ | Comments(7)

第238回目は流星の貴公子の忘れ形見、「テンを凌ぐ者」"イーベルツェーン"です。

この馬の名前を聞いただけで、ピンときた方は余程の競馬通だと思います。

私は日経新春杯が来ると、どうしても思い出してしまう名馬がいるのです。

この馬の血は父・Princely Gift後期の名産駒ソーブレスド、母・イチワカ。そうあの悲運の名馬の血を継ぐ一頭です。競走成績こそ7戦1勝と振るわなかったものの、その類まれなき血統背景から種牡馬入りし生産者の夢、ファンの夢を繋いだ馬でした。

名前の由来はドイツ語で「Über Zehn」。ツェンはドイツ語の十、イーベルは以上(約)という意味です。テン(ポイント)を凌ぐ名馬へ...。日本競馬界史上最高のロマンを育んだ名馬の物語はこの馬まで続いていたのです。これ程のロマンを抱えた一族はやはり、いないと断言出来ます。

私はこの馬の背景を知った際にどうしても熱い想いを抑えきれず、会いに行きました。


これらの写真は数年前に撮影したものです。

b0234851_2152887.jpg


おーっ、そこに観えるのは噂のテンを継ぐものイーベルかな...。

b0234851_2154694.jpg


初めまして、イーベルツェーン。君に会いたくて来ました。ちょっと眠いのかな?

b0234851_216258.jpg


こっちを向いた!毛色は違えど、その気品ある顔立ち、そして叔父譲りのシュッとした流星が全てを物語っているね。

b0234851_2162270.jpg


ゴメンね。突然現れたから警戒してしまったんだよね。とにかく君に会えて良かった今日は本当にありがとう。



この写真を撮影した数年後、2013年に30歳で亡くなりました。

見学の際、ズーとこちらの方を大人しく見続け、警戒している様でした。それでも、こちらが言葉を投げかけると優しく諭してくれる馬でした。私的な感想ですが、きっとテンポイントもそんな賢く、気品溢れる名馬だったのだと思います。

種牡馬入りとなったものの、計四年間の種馬時で出走した産駒は僅か4頭のみ。それだけに血を繋ぐ事は出来ませんでした。種馬を引退後はスタッドの当て馬として長きに渡り活躍し、幾頭もの若手種牡馬たちに貢献しました。スタッドの方に伺ったお話によると、素晴らしい仕事ぶりでスタッドの仕事を支えてくれていたとの事でした。スタッフさんにも晩期にはジッ様と呼ばれ愛され、重宝されていたとおしゃっていました。本当に良く頑張りました。


イーベル、長きに渡り本当にご苦労様でした。君はその偉大なる血を繋ぐ事は出来ずともファンや生産者に多大なる夢や希望を与え、そして自身に与えられた役割を果たした名馬だ。確かに日向の華だった叔父さんに比べ、日陰の仕事は注目もされず悲しい時もあったろう。でも、君のその見えない仕事によりスタッドの仲間たちから優秀な産駒が何頭も誕生する事が出来たのだから、胸を張っていいいんだよ。三十歳まで生きれたのだから、君は叔父の分まで十分頑張ったんだと思う。天国では叔父さんやお母さんたちと仲良く過ごしてね。それに、そちらではもう叔父と比べる人はもういないから心置きなく一頭の馬としたのんびり、溌剌と暮らしてね。

テンを凌ぐ、願いを託された馬イーベルツェーンよ、君の功績は競馬史に残らずとも貴公子の夢を持つ者たちと私の胸に確と刻まれた。天ではテンたちとこの国の競馬界の未来を見守って下さい。星若一族よ、永遠に、そして安らかに...。
[PR]
by hakodatemagosaku | 2015-01-15 18:00 | 馬名・イ~ | Comments(2)

第227回目は第13回ファンタジーS勝ち馬、「誇り高き美しい花」"イナズマアマリリス"です。

通算成績19戦4勝。ホッカイドウ競馬の名門・角川秀樹厩舎からデビューし道営で二勝を挙げ、挑んだ中央の芝レースを11頭立ての11番人気で制しOP入り。続く夏の二歳戦名物レース、すずらん賞では首差の2着と敗れるものの中央の芝レースでも通用する事を証明し、同年に中央移籍。転厩初戦に迎えた重賞で中央勢のエリート牝馬を抑えきり重賞初勝利を挙げました。その後の活躍が大いに楽しみな1頭でしたが、使い詰めの影響かそれ以降は重賞はおろか勝利すら出来ず引退となってしまいました。

しかし彼女が挙げた1勝はホッカイドウ競馬として地方競馬としても大きく地方馬にも泡沫の夢を持たせてくれました。

そんなホッカイドウ競馬の英雄に会いに行く事が出来ました。
(写真に牧場の方の引手が写っていますが、常時この様な写真を撮る事が出来ると限りません、全ては牧場さんのご都合とご厚意によるものですので見学の際は注意下さい)

b0234851_11504966.jpg


おー、道営が誇る美しき花・アマリリス。

b0234851_1151167.jpg


初めまして、アマリリス。元気していたかい?

b0234851_11511486.jpg


優しく穏やかな顔だなー、すっかりお母さんになったんだねー。

b0234851_11512786.jpg


それにしても美人な顔だね、本当に名の通り可愛らしく美しい顔立ちだね。

b0234851_1151421.jpg


そんな表情されたら、こっちはどう表現していいんだい?持って帰りたくなってしまうよ(泣)。

b0234851_11515361.jpg


「イヤーーだよ」って!何という表情してるんだい(笑)?そうだよね、こんなに愛に包まれた牧場さんから一歩も出たくはないよね。君の顔見たくなったら、また会いに来ればいいもんね。

現在は産まれ故郷である小泉牧場さんにてお母さんとして頑張っています。イナズマクロスから続く小泉さん独自の血統から産まれた名馬アマリリス。この先も脈々とこの血が続く事を心から祈っております。

アマリリス、君は母系は勿論の事、もう一つの小泉ブランドである父スエヒロコマンダーとの配合で産まれた牧場の結晶だ。この先もこの素晴らしき血脈を後世に残してくれる事を私は願っている。その時は強さだけでなく君の持つ、清純さと美しさも兼ねた仔の誕生を期待するよ。だから、長生きして良い仔を沢山産んでね。
また、その顔に会いに行くからね。
[PR]
by HakodateMagosaku | 2014-11-05 18:00 | 馬名・イ~ | Comments(2)

第223回目は第42回京都大賞典勝ち馬、「アンデスの太陽祭」"インティライミ"です。

三歳春までは日本競馬界最強馬に最も近づいていた馬でした。まさかその後、ビッグタイトルを一度も獲得できないまま引退してしまうとは...。

それでも通算成績29戦5勝、その内重賞3勝もした名馬です。先日惜しまれつつ引退した佐藤哲三・騎手、佐々木昌三・調教師との絶妙なトリオも大好きな一頭でした。念願叶って彼に会いに行く事が出来ました。

b0234851_19502958.jpg


ダービーに関しては今でもちょっとした事故だと思うよ。私の中では君が2馬身半差離して勝ったレースにしている(笑)。

b0234851_19504090.jpg


もしかして、これインティのかな?この頭絡欲しいなー、なんて...。

b0234851_19505080.jpg


おー、いたいた。インティ元気してたかい?

b0234851_19514793.jpg


こっち向いた!ホントに会いたかったよ。どうしたのかな?急に来たから、ビックリさせてしまったのかな?

b0234851_195171.jpg


えっ、「ホントは僕に会いに来たんじゃないでしょう?」ってちょっと言ってる意味が分からないんだけど...

b0234851_19514381.jpg


「えっ、ホント僕に、僕の為に会いに来たの?」って、そうだよー、私は君の事が大好きだからね。

b0234851_19521439.jpg


「だって皆、僕の世代ではディープの事ばかり好きだから...」って、そうかなー、確かにディープは素晴らしい名馬だと思うしファンは多いけど皆がみんなではないと思うんだよ。だから、そんな事は考えず、君が元気でいる事が会いに来る人たちを喜ばせれるからね。


現在はノーザンホースパークさんにて乗馬として繫養されています。

母系が優秀だけに父である名馬スペシャルウィークの血を繋ぐ者として期待していたのですが、5歳秋以降の勝ち星の無さと安定性が無い故に仕方がなかったのでしょう。

会ってみて改めて感じたけどインティ、君の持つ華やかさと独特な愁いがある雰囲気は父譲りだろうか...。競走成績は偉大なる父の比ではないかも知れないけど私はどこか君の醸し出すオーラがスペシャルのオーラと似ている気がするんだ。だから君に後継になって欲しかった...。でも、今は新たな馬生を送れている様なので大変だろうけど頑張ってね。これからも、君に惹きつけられる人達をさらに虜にしてあげてね。身体に気を付けて元気でね。

馬房で微睡むインティライミをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
[PR]
by HakodateMagosaku | 2014-10-09 18:00 | 馬名・イ~ | Comments(4)

第209回目は第52回優駿牝馬勝ち馬、「裸足のシンデレラ」"イソノルーブル"です。

通算成績8戦6勝、重賞3勝。勝ち鞍が1000~2400m、その殆どを逃げ切りで勝ち切った快速牝馬です。前走まで5連勝で迎えた桜花賞で落鉄のアクシデントがあり、初の敗北をした後、迎えた本番オークス。

人気実力とも最高クラスの世代の並み居るライバルの強襲を振り切り大外枠から逃げ切り勝利を収めました。もし、蹄鉄が外れていなかったら...、ぶっつけ本番でエリザベスを迎えていなければ、もしや三冠馬だったのでは...と思ってしまう程の名牝でした。まあ、この年の三冠牝馬路線はそれぞれが最高の馬が勝ったと思っているので文句はないのですが...。

松永幹夫騎手(現・調教師)のGI初勝利馬で牝馬のミッキーと呼ばれる所以の馬です。私的にはミッキー=ルーブルのイメージの馬です。

最高アイドル世代を代表する一頭に念願叶って会いに行く事が出来ました。

今回の写真にはロゴマーク?の様なものを入れさせて頂いています。この配慮は見学先の方が写真を転売もしくは配布する事は止めて欲しいとおしゃっていた為です。見苦しい写真ですが何卒、ご了承ください。

b0234851_14204363.jpg


おー、愛しのルーブル。会えてホントに嬉しいよ。

b0234851_14205861.jpg


まさか、君とこうしてツーショットを撮れる日が来るとは...(泣)。
(牧場さんのご厚意により写真を撮らせて頂きました、ありがとうございます。)

b0234851_14211012.jpg


うぉー、どうした?どうした?ルーブル、そんなに寄って来て...。

b0234851_14212234.jpg


って、そうか、ただジッとしているのが嫌になったんだね。ゴメンね、私の為に...。

b0234851_1421341.jpg


お水も飲みたかったんだねー、悪かったね。

b0234851_14214749.jpg


もういいよ、ありがとうね。後はのんびり、自分の好きな所に行ってね。

b0234851_14215842.jpg


この大きい放牧地でのんびり過ごすんだよ、長生きしてね...。

正かこの写真を撮った三ヶ月後にお別れとなってしまうとは思いませんでした。長らく蹄葉炎を患い、辛い状況が続いていたのですが、牧場の方の手厚い看護により、元気を保っていただけにこれからも元気でいてくれるものと思っていただけに大変悲しいです。

引退後は繁養先だった村下農場さんにて繁殖牝馬となり、数年前に繁殖を引退しそして悲しい事に昨年、亡くなってしまいました。

繁殖牝馬として11頭の産駒を残したものの重賞制覇の夢は残念ながら叶える事が出来ませんでしたが、ルーブルの孫にあたる、孝行娘イソノスワローの息子モンストールが重賞制覇を成し遂げました。スワローには何とかルーブルの血を繋いでいってもらいたいものです。

ルーブル、オークスの週を迎える毎に君の事を思い出してしまうよ。私にとって君たちの世代は牝馬三冠戦の象徴なんだ。ホント、良きライバルに恵まれたよね。やっと会えたと思った矢先に亡くなってしまったので凄く悲しいけど、君と会えた事は私の大切な思い出となったよ。引退してからズーと蹄葉炎に悩まされて痛かったろう?そちらではもう、辛い思いをしなくていいから少しはいいかい?不良の事故で亡くなってしまった二人の息子たちと仲良く穏やかに暮らしてね。これからも君の血、そして蹄跡は永遠に継がれてゆくハズだから...。

牧場の方のお陰で間近で観させて頂いた、生前のルーブルの気品ある姿をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
[PR]
by HakodateMagosaku | 2014-05-23 18:30 | 馬名・イ~ | Comments(4)

第115回目はJC2年連続出走馬、「高貴な者の息子」"イブンベイ"です。

先日、28歳で老衰のため亡くなった、イギリス生産の競走馬。
現役時は世界を股にかけ、G1競走を4勝。日本ではあの伝説のジャパンC(ホーリックスとオグリ)に出走し6着、翌年も出走し8着。その後は日本人オーナーに譲渡され日本で種牡馬入りとなりました。しかし、後継の産駒に恵まれず2007年に種牡馬を引退し以後は功労馬としてビッグレッドファームで余生を過ごしていました。

b0234851_19555696.jpg


偉大すぎる父Mill Reef ...

b0234851_19562949.jpg


こんにちは、イブンベイさん。

b0234851_19563898.jpg


寝ているところ、起こしてしまってゴメンね。

b0234851_19565153.jpg


御歳28歳なのにわかわかしい顔立ちですね。

b0234851_1957124.jpg


わっ、何だ急に!こんなお茶目なところもあるんだね。

b0234851_19571291.jpg


まだ眠いの?それとも、どこか体調でも悪いのかなー。

b0234851_1957245.jpg


また、お茶目な表情してるー。そんなに気を使わなくてもいいんだよ。

b0234851_1957341.jpg


本当に気遣いな仔だなー、その美しいお顔をもう観る事ができないとは...。


この写真を撮ったのは今年の夏でした。実はこの時も見学中、ズーと下痢をしていてあまり体調が思わしくないような印象でした。そんな中でも愛嬌を振り撒き、私を和まし続けてくれたイブンベイ、本当にありがとう。

外国の馬が日本で種牡馬として輸入されるのは昔から珍しくはありませんが、産駒が活躍出来なかった種牡馬が、こうして高齢まで功労馬として余生を送れることは大変稀なことです。G1を何勝もしているような馬でさえ、末路は大変厳しいものです。そんな状況の中、天寿を全うすることができたイブンベイは幸せなのかも知れません。

日本競馬に携わり、貢献してくれたイブンベイ、本当にありがとう。そしてお疲れ様でした。安らかに眠って下さい。天国でもあなたの笑顔をみせてあげてね。
[PR]
by HakodateMagosaku | 2012-12-12 20:19 | 馬名・イ~ | Comments(2)

第29回目は鉄の女こと女傑"イクノディクタス"part2です。

前回初めて愛しのイクノに会いに行った際は遠目でしか観る事が出来ず、写真も良く撮れずじまいでした。
今回は昨年のリベンジを兼ねて改めて、愛しの愛しの牝馬イクノに会いに行きました。

b0234851_22205891.jpg


イクノ、また会いに来ちゃったよー。

b0234851_22211197.jpg


相変わらず元気そうで。でも今日も遠目からの見学になるのかな...(悲)。

b0234851_22212439.jpg


え、ついについに...まさかの?

b0234851_2221382.jpg


近づいて来てくれたー!超感激です!

b0234851_22214918.jpg


やっと間近で会えた、会えたよー。でも、こちらの様子を少し伺っています。

b0234851_2222466.jpg


少し気を許してくれました(泣)。こんなに近くでイクノに会えるなんて...本当に夢みたいだ...。

b0234851_22221996.jpg


おー、微笑みかけてくれたのかい?!本当に私は幸せモノです。

b0234851_22224739.jpg


最後はドアップで写真を撮らせてくれました。優しい仔だ、アリガトウー!

91年の京阪杯GⅢ(当時2000m)を村本善之(元)騎手との名コンビで初重賞制覇して以来、この馬の快進撃は始まりました。距離や場所を問わず牡馬と混じり走り続けた彼女のその直向な走りに取り付かれ私は虜になってしまいました。私にとって、この先どんなにG1や重賞の勝ち鞍が多い馬が誕生したとしてもこの馬(とヒシアマゾン)を越す牝馬は存在しないと思うくらいの馬です。

繁殖としては良い産駒は残せなかったもののこの馬の残した功績は一生私の胸に、そして競馬ファンの記憶に刻まれて行くでしょう。いつまでもズーと長生きしてね。また会いに行くよ、大好きなイクノ。
[PR]
by HakodateMagosaku | 2012-11-19 18:11 | 馬名・イ~ | Comments(4)

第69回目は芝、ダート兼用のサンデー産駒”イシノサンデー”です。

芝G1(皐月賞)、ダート、後のjpn1(ダービーグランプリ)を制覇した名馬。
私的にはこの馬からサンデー産駒がダート路線に本格参戦していった気がします。


b0234851_19141973.jpg


Alydarの血が入っているんだよね、素晴らしい血統だ。

b0234851_19143010.jpg


初めまして、イシノサンデー。

b0234851_1914393.jpg


お、気品があって流石、良血馬って感じだねー。

b0234851_1914486.jpg


大人しいのかなー?アップでもう一枚。

b0234851_1915313.jpg


実は違うんですねー、本当は近くに寄ったらカミカミしてきてたのでした(笑)!

b0234851_19145770.jpg


ちょっと、退いたらションボリしてしまいしました...超カワイイ!。

b0234851_19154011.jpg


バイバイ、また来るね!


とても、ヤンチャで若々しく愛嬌がある仔でした。近くによると直ぐに歯を剥き出しにして、遊んで遊んで!と言ってきてくれました。無茶苦茶カワイかったです!血統が良いですし、馬体も若いので、まだまだこれから種牡馬として活躍できそうなのですが、残念ながら肌馬が見つからず...(悲)。これだけの血統だけに母父となった位にはいい仔が誕生しそうな気もするのですが...。

近くに寄った際は、とにかくカワイイのでぜひ機会があったら訪ねてあげて下さい。カミカミして歓迎してくれるはずですから...(笑)。

ヤンチャぶりとあどけなさが残るイシノサンデーを堪能したい方はこちらをどうぞ。
[PR]
by HakodateMagosaku | 2012-04-12 19:36 | 馬名・イ~ | Comments(0)

第61回目は中日スポーツ賞4歳Sの勝ち馬”イブキラジョウモン”です!

天才”武豊”と共に3連勝で若草Sを勝ちダービー(四位騎手騎乗)に挑戦、9着に敗れるものの、その後夏の中京1800mだった頃の中日スポーツ賞4歳Sを勝ち、これからの時に怪我により...。

父アウザール、母父カブラヤオーという一発を期待させる血統も魅力の馬でした。


b0234851_2115117.jpg


こんにちは、モン君、元気そうだねー。

b0234851_212472.jpg


中々のイケメンだねー。流石、未知の大物と呼ばれただけあるねー。

b0234851_2121660.jpg


愛らしく人懐こい君はかわいいね。元気でいるんだよ。


とにかく怪我に泣かされ、その能力を発揮することが出来ない馬でした。長年怪我で休み、晩期には高知所属。もう満足に走れない状態でした。しかし、現在は高知の牧場で穏やかな暮らしをしています。
本当に現在のモン君は元気一杯です。何度も困難に打ち勝ってきたラジョウモンにとにかく、長生きしてほしいものです。
[PR]
by HakodateMagosaku | 2012-03-12 17:47 | 馬名・イ~ | Comments(0)