第338回目は第62回東京新聞杯勝ち馬、「紳士な馬」"ガルボ"です。

通算成績42戦5勝、重賞勝利はシンザン記念東京新聞杯ダービー卿CT函館SSの4勝。

2歳新馬から8歳の冬まで長きに渡り走り続け短距離重賞では欠かせない馬でした。G1とは縁遠い馬でしたが、二年おきの重賞勝ち、冬場に滅法強いイメージを付けた後の夏のスプリント重賞勝利という良い点でも期待を裏切る個性馬でした。生涯5勝の内4勝が重賞勝利という点でも勝ちどころを理解していた馬にも思えます。

そんな短距離戦線の名脇役馬だったガルボに会いに行きました。

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初めまして、ガルボ。名前通り紳士な顔つきの仔だなー。

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本当にこんな形で会えるなんて嬉しい限りだよー、アレアレ、どうした?

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急にモゾモゾし始めたぞ。もしかしてキミは...、

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気取ってると疲れるね...」だって(笑)、やっぱりね。

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本当はとってもチャーミングで気さくな仔なんだよね。いつまでも元気でね。


現在は種牡馬として繫養されています。

父は早世してしまった名馬・マンハッタンカフェ。母・ヤマトダマシイには日本でもお馴染みの英愛ダービー馬・ジェネラスが流れ、母系を辿ると近親には三冠馬ナリタブライアンの刺客であったスターマンが流れる血統です。
種付け数は初年度は11頭、昨年は8頭だけに決して可能性が高いとは云えませんが、母系統の血は現代では貴重な血だけに配合次第では距離延長も可能な産駒の誕生も夢ではありません。

ホロさと甘さを感じさせる馬・ガルボ。君は現役時から多くの関係者、ファンから愛された馬だった。まるでその事はあの国民的なお菓子のようだね。巷に君以上の血統背景や功績を持つライバルがいようとも、きっと君はファンの後押しを糧に頑張ってくれるだろう。

青毛の魅力馬・ガルボ。ビタースウィートな夢ならいつまでも君と観るとしよう。

馬房で微睡むガルボをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2018-01-30 18:00 | 馬名・カ~ | Comments(0)

第337回目は第47,48回ステイヤーズS連覇馬「ならず者」"デスペラード"です。

通算成績34戦9勝、重賞勝利は京都記念ステイヤーズS、2回を含む三勝。

その他に万葉Sの勝ち鞍があるだけに長距離馬のイメージが残る馬でしたが、ダート勝利4勝、中距離芝重賞も制覇している中長距離のオールラウンダー馬。勝ち鞍9勝の内、6勝が京都コースだっただけに淀巧者馬であり、G1勝ちこそありませんでしがパワーと持続力を活かした脚で末永く活躍した馬でした。

そんな健気な馬・デスペラードに会いに行きました。

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おー!、種牡馬・デスペラードの馬房か...。

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初めましてデスペラード、顔を覗かせてくれたのかい?

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こんにちは、アリガトウね、挨拶してくれて。

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それにしてもホント種牡馬になれて良かったねー、楽しみだなー。

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どうしたの?急に難しい顔をして...嬉しくないの?「イヤー、お嫁さんが集められなくて...(泣)。」、そうなんだ...。

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もう、帰っちゃうの?ボクが種牡馬として魅力がないから...?」、何、バカな事言ってんの!魅力があるから会いに来たんじゃない。

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そんな悲しい顔しないでよ。君の魅力を気づいているくれる人がいるから、自身を持ってよ。


これらの写真は種牡馬として繋養されていた時の模様です。現在は種牡馬を引退しています。


父は二冠馬・ネオユニヴァース。母・マイネノエルは現役時は1勝のみでしたが、タフに31戦を走り多くの産駒を産み出しています。その血にはトニービンブライアンズタイム等の日本競馬にお馴染みの血が入っている繁殖馬。それだけに活躍馬を輩出出来る可能性を秘めている種牡馬です。しかしながら、サンデーサイレンストニービンブライアンズタイムという近代日本競馬界・三大種牡馬の主流血統が入っているが故に需要に無かったのでしょう。私的には寂しい限りですが、残された数少ない産駒から活躍馬の誕生を願うばかりです。

不屈の精神で走り続けた堅実馬・デスペラード。名はならず者だったけど、君は決して無法者ものでもごろつきでもなかった。ただ直向きに、実直に走り続け努力を実らせた馬だった。クラシックや古馬G1戦線を賑わして種牡馬入りする馬はただ多くいるが、君の様に裏街道を歩んで種牡馬入りする馬は多くはない。君が種馬入り出来た時は喜びは一入だった。それだけに種馬引退は非常に悲しい事だが、君の事だから第三の馬生も努力してきっと成功出来るだろう。応援しているよ。


馬房から顔を覗かせるデスペラードをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2017-11-29 18:00 | 馬名・テ~ | Comments(0)

第336回目は1995年度アラルポカル勝ち馬、「グレートマザー」"ウインドインハーヘア"です。

成績13戦3勝。G1勝利は一勝のみですがその経歴が度胆を抜く逸話で知られる名牝です。

現役時から非凡たる能力を発揮していた馬でしたが、この馬が競馬界に及ぼす大衝撃は母馬となってからです。現在の日本競馬界にてこの馬の血無くして最強馬を語る事は出来ません。もし、この偉大な名牝が日本に訪れる事がなかったら...一体、日本競馬界はどうなっていたのでしょうか?

そんな現代日本競馬界を牽引する偉大な名牝に会いに行きました。

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おっと、そこにいるのは生ける伝説名牝・ハーヘア母さんでは...?

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初めまして母さん。お会いしたかったですよ!って「ちょっとアナタ、どこの馬の骨か分からないアナタから母さん呼ばわるされる覚えはないわよ!」ってそうですよね...スイマセン(泣)。

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ところで何の様なの、今日は?」、いやただ偉大な母である貴女に一目お会いしたくて...。

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そうなの?でもね、今ワタクシ、忙しいのよ...」、そっ、そうなんですね...もしかしてそちらにいるのは...?

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ちょっと、気軽に近寄らないで下さる!」って、またまたスイマセン。それにしても微笑ましい光景だなー(喜)。

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自身の子育てを終えた後なのに、まだ育児をしているんですねー。何て母性が強いんでしょう!

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本当に貴女は偉大な母であり、慈愛に満ちた素晴らしい名牝だ。いつまでもお元気で...


撮影した当時はラッセル君の子育てをしていた時のモノです。

現在は自身の子育てを終え、功労馬として穏やかな日々を送っています。

現役を引退後、繁殖入りし数々の欧米名種牡馬との産駒を誕生させた後、日本に渡り繁殖入りし多くの活躍馬を誕生させました。

父・Alzaoは名種牡馬・Lyphardの血を引く種牡馬で主に牝系に活躍馬を誕生させています。母・Burghclereの血は貴重なサイアーラインであるBlandford系を父に持つBusted、そして名牝系のHighclereが流れる豊潤な血統背景を持つ肌馬です。その一本筋が通った血統だからこそ、直仔からも孫世代からも素晴らしい産駒が誕生していると思われます。

美しき、気高き慈母・ウインドインハーヘア。名牝として名繫殖と本当に貴女が日本競馬界に齎した数多の功績は感謝では言い表せない位だよ。私は貴女が産み出した偉大な産駒の功績より、何よりも評価したいのはこれ程の名牝でありながら多くの産駒を産み出した事だと思うんだ。そして、26歳!を迎えた今現在も元気である事に驚愕してしまう。この地、日本にも歴史は短いながら数々の名牝系が存在している。しかしながら、これ程短期間に大牝系を築いた名牝は果たしていただろうか。本当に貴女が日本競馬と携わっていなかったとしたら...と考えてしまうだけ恐ろしいモノがある。本当にこの地に身を置いてくれてありがとう。

涼風にそよぐアナタの鬣をいつまでも忘れはしない。

新たな子育てをしていた時の母さんをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2017-10-31 18:00 | 馬名・ウ~ | Comments(0)

第335回目は第30回毎日王冠勝ち馬、「白い稲妻」"シービークロス"です。

通算成績26戦7勝、重賞勝利数3勝。

戦績だけみると現代の競馬ファンにはそれ程この馬に心を躍らせる人は多くはないでしょう。しかし、私にとってはこの馬がいなければ、私の一番好きな競走馬が誕生しなかった事実があります。

現役時代から名手・吉永正人騎手とのコンビと特異な脚質でファンを魅了し続け、ビッグタイトルにはあと一歩、二歩届かなかったものの当時の競馬ファンに強烈な印象を残した馬でした。決して一線級とは云えないこの馬が今でも一部の競馬ファンの心の奥底に生き続けるのは引退後の功績を知っているからでしょう。私も父・シービークロスには只ならぬ想いを抱き続けている一人です。

そんな競馬界の葦毛の人気馬・シービークロスのお参りに行きました。

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偉大なる父よ、アナタには感謝の言葉しかない只々安らかに...。


現役を引退後、種牡馬となり多くの活躍馬を輩出しました。

父は葦毛の世界的名種牡馬・フォルティノ、母・ズイショウにも偉大な種牡馬・パーソロンが流れる血統でしたが、種牡馬入り直後は中々肌馬が集まらず苦戦していました。しかし産駒がデビューしてからは評価が一変、その後は一躍人気種牡馬となりました。優秀な産駒の中には自身が成し遂げれなかったG1のタイトルを齎す産駒も誕生し、順風満帆な種牡馬生活を送れていた矢先、病気により早世してしまいました。

儚くとも強烈な蹄跡を刻んだ葦毛のカリスマ馬・シービークロス。アナタがもう少し長生きをしていたら、Grey Sovereignフォルティノから連なる葦毛のサイアーラインを繋ぐ後継馬としてもっと多くの産駒を輩出出来たハズ、もしかしたら日本競馬界屈指の葦毛一族を築いてかも知れない。兎に角、アナタ程、現役時も種馬となってからも魅力溢れる馬は稀な事だよ。天国では偉大な息子・タマと自身の生き写しの様な魅力溢れる息子・ストーン仲良くして下さい。

偉大なる葦毛の英雄よ、君の蹄跡を後世まで語り続けよう...
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# by HakodateMagosaku | 2017-10-05 18:00 | 馬名・シ~ | Comments(2)

第334回目は第49回札幌記念勝ち馬”トウケイヘイロー”です。

通算成績27戦8勝、重賞勝利はG2勝利を含む4勝。

デビュー戦を快勝、その後二戦は敗れたものの自己条件戦を勝利。G1戦でも4着となり重賞勝利も遠くはないかと思われましたが、明け三歳戦は自己条件を1勝止まり。しかし古馬となってからは準OP、G3と連勝し瞬く間に重賞馬入りを果たしました。その後一戦は敗れたものの新たなパートナーを迎えた鳴尾記念からは真夏の名物レースを連勝し、サマー2000シリーズのチャンピオンとなりました。秋競馬以降は斤量面やライバルの格が数段上がった事により活躍は出来ず、故障により引退となりましたが、香港G1戦でも2着になっているだけに実力馬であった事は証明出来たハズです。

今となれば低迷期であった武豊騎手の復活の手助けをしてくれた馬。この馬がいたからこそ、現在のキタサンブラックとの活躍が成されている様に思えます。

そんな人と縁を結び付けた功労馬・トウケイヘイローに会いに行きました。

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おっ、そこにいるのは夏の中距離王では...。

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お久しぶりです、札幌記念以来だね。元気していたかい?

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おっ、こっちに気付いた!ビックリさせてゴメンね。

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こっちからも挨拶してくれるのかい?優しいねー、君は...。

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現役時は分からなかったけど、こんな幼い表情する仔だったんだー。若々しいね。

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折角、種馬になれたんだから頑張るんだよ。応援しているからね。


現役を引退後、種牡馬となり現在繋養されています。

父・ゴールドヘイローアッミラーレと並ぶ影のサンデー後継種牡馬で地方重賞に欠かす事が出来ない種牡馬です。そんな地方向きの種牡馬から中央の中距離戦線で活躍馬が誕生した事が血の面白さ、奥深さでもあります。母・ダンスクィーンは父系には名種牡馬・ミルジョージ、そして母系には今や名牝系となったファンシミンの血が流れる奥深い血です。それだけにトウケイヘイローの活躍も突然変異によって産み出されたモノでなく、血の重ね合わせにより産み出されたモノだと思います。種付け数こそは全く集まっていませんが、活躍馬が一頭でも誕生すれば父と同じ様に種付け数が伸びるかも知れません。

中距離重賞の逃走王・トウケイヘイロー。現役時、君の様な日陰な血統馬が世界クラスの良血馬に影を踏ませぬ逃走劇で勝利する姿にどれ程魅せられただろうか。特に函館記念札幌記念の連勝劇はそう観られるモノではないよ。本当に良く頑張った。種牡馬となり、種馬としてスタートダッシュがついていないのは確かだけど、君の力はこれからだろう?屈強や下馬評を翻し、実力を証明する事は君の得意分野のハズ。だから挫けずに頑張っておくれ。


馬房から顔を覗かせ、終いにはドアップ顔をみせてくれるトウケイヘイローをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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# by HakodateMagosaku | 2017-08-16 18:00 | 馬名・ト~ | Comments(2)