第154回目は史上唯一のセイユウ記念3連覇、アラブの雄"シゲルホームラン"です。

アラブ馬最高峰のレースであるセイユウ記念を3連覇という大偉業を成し遂げた名馬です。菅谷騎手とのコンビで知られる盟友タケイチラッキーとの激戦は今でも記憶に残る名勝負です。伝説のアラブ馬、「アラブの怪物」の異名もつセイユウ級とまでは言えなくともアラブ馬の中では指折りの大名馬でした。

私とホームランとの出会いは約20年前、セイユウ記念を勝った時のウイナーズサークルでした。あの頃の私は競馬を観始めた頃だったのでアラとかサラとか良くわからなかったものの、目の前で走るホームランの姿に魅せられてしまいました。(名前のインパクトの性も当分ありますが...笑)

そんな彼を訪ねて二十年ぶりに再会することが出来ました。

b0234851_1314183.jpg


先にプレートを撮るからね、ちょっと待っててね。って見切ってるよホームラン。

b0234851_1315331.jpg


やあ、ホームラン元気してたかい?まさか君とこんな形で再会出来るとは思わなかったよ。

b0234851_1365442.jpg


益々、君との距離が近づいたね...。
(従業員さんのご親切で洗い場まで出して頂きました。面倒お掛け致します。)

b0234851_137252.jpg


いやー、20年の月日は色々あるよね。お互い何から話そうか...。

b0234851_1371176.jpg


まずは、君の現在の状態とか、うぇーびーヘアーについて話そうか、それとも...

b0234851_1372025.jpg


今年23歳でありながら若々しい姿で尚且つカワイイ顔の君の事を話そうか。うーん、迷うな...

b0234851_137282.jpg


「って勝手なことをベラベラ言っているんじゃない!」と怒られてしまいました(笑)。

b0234851_1373759.jpg


やっぱり最後は画になる姿を皆さんに観てもらおうか。言葉で説明するより一番良いよね。


と見学中、何とも言えないやり取りを繰り広げたのですが、とにかく言える事は現在の彼は元気でノビノビと穏やかな日々を送っているということです。未だ遠方からも彼に会いに毎月の様に来られる方もいらっしゃるようです。それだけに彼は記憶にも記録にも残る素晴らしい名馬だったのでしょう。

20年前、私は十代前半のハナタレ小僧でしたが(今も大して精神は変わりませんが)、彼はその時一番強く、勇ましいスターホースでした。そんな彼も引退後はスターホースとはいえないような道を地道に歩んで来ました。

全く別の道を歩んだ人馬が流れ流れて、今こうして別の場所で再会し、笑い、話し合えた事は奇跡に近いのかも知れません。名も無き馬でも、未だに私にとって特別な馬は数多います。そんな彼ら、彼女らと少しでも再会する事が出来れば何よりも幸せです。

アラブの王者だったホームラン、君は私にとっては今でもサラの三冠馬や七冠馬と並ぶ位の最強馬です。君の血は途絶えようとも君の蹄跡は未来永劫、語られるだろう。いつまでも、いつまでもアラブ馬の王として長生きして下さい。また、会いに行くよ。

二十年振りの再会に興奮冷めやらぬ暑苦しい筆者とそんなことは露知らずのホームランをご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
[PR]
by HakodateMagosaku | 2013-06-13 17:52 | 馬名・シ~ | Comments(4)
Commented by らすかる at 2013-06-13 18:37 x
こんばんは。

うわ~、シゲルホームランですか、懐かしい。
まさに中央最後の「アラブの超名馬」ですよね。
セイユウ記念というのも懐かしい。
他にも読売Cとか、アラの大レースがいろいろありました。

アラがサラに劣っているとは少しも思いません。
時にはサラの一線級ともいい勝負をした仔もいるのですから。
とにかく、そのパワフルな走りが魅力的です。

確かに、末期のアラのレースは、いつも同じようなメンバーになってしまって、馬券的妙味に欠けたかもしれません。
でも、それはJRAがアラのレースを軽視し続けた結果だと思うのです。
もっと彼ら、彼女らを大切にしてあげたかった…。
そんな思いに駆られます。

数年前、テレビを見ていたら「往年の名馬に出会う旅」というのをやっていて(競馬関係の番組ではなく、普通の旅番組です)、そこにホームランが出てきてびっくりしました。
「ああ、元気にしていてくれたんだなあ」と、心温まりました。
もっともっと、こういう馬たちにも光が当たって欲しいです。
Commented by くまくま at 2013-06-13 19:35 x
こんばんは。

競馬を見始めた頃東西の金杯と特別戦の「銀杯」が
あり出てくる馬はいつも同じような馬だった
記憶が。でもそれが好きでした。
当時はグリーンチャンネルじゃなく午後から
ずっと放送していた地方テレビ局で。
アキヒロホマレに少し後にはシゲルホームラン。
ムーンリットガール。懐かしいなぁ。
いつの間にか中央、そして園田から消えていました。

Youtubeのホームラン、Magosakuさんに話しかけて
いるようでした。最後鳴いているのは「相手して~」
みたいです。今がとても幸せそうでよかったです。
ありがとうございました。
Commented by HakodateMagosaku at 2013-06-13 22:38
らすかるさん、こんばんわ。

懐かしいでしょー、ホント、中央アラブレース末期の名馬でしたよね。タマツバキ記念と並ぶセイユウ記念を三回も勝つなんて本当に凄い馬でした。

確かに最後は地方競馬に有りがちな馬券的には面白くない配当だったかも知れません。でも、そんな人間の都合の中でも彼らは命を懸けて走っていたわけですもんね。その歴史をバッサリと断ち切ってしまうなんて...。そんな事だから日本競馬はギャンブルの域を越えられないんだと思います。ドバイではまだ確かアラブ馬のG1もありましたよね。

シゲルは以前居た乗馬クラブで払下げになったのを今の施設の方が引き取ってくれたみたいです。知らぬ間に、このような名馬も後一歩で...(悲)。でも、今は4食昼寝付きの悠々自適な生活を送る事が出来て元気でしたよ。このような馬を一頭でも紹介し、老衰で亡くなれる時まで見守って行きたいですね。
Commented by HakodateMagosaku at 2013-06-13 22:56
くまくまさん、こんばんわ。

アラブ大賞典とかも同じ馬が走っていましたよね。名馬アキヒロホマレはタマツバキ記念で有名ですね。彼もまだ健在しているようなので安心しました。ムーンリットガールは中央から地方への変換期の仔でしたね。福山競馬も廃止となり、アラブ馬たちの蹄跡はほぼ皆無となってしましましたね。これも速さのみを求める時代の代償でしょうか...(悲)。

そうですかね、そうだとしたら嬉しい限りです。けっこう甘えん坊な仔でした。近くでズーと話かけていても全く暴れなかったですし、施設の方の御厚意で人参もあげる事が出来ました!本当に嬉しかったです。これ程の名馬でありながら紆余曲折ありました。それでも、今が幸せで何よりです。このまま、ここが終の棲家になってくれる事を願いたいです。
<< 第42回は大偉業、グランプリ3... 第五弾は歴史とロマンを感じさせ... >>